2025年3月期 上期決算ハイライト
2024年11月7日に発表した2025年3月期上期の決算概況について2回に分けてお知らせいたします。第1回目となる今回は決算のハイライトをご紹介し、次回は中期経営計画の達成に向けた様々な取り組みを紹介いたします。
決算ハイライト
■ 連結
売上高682億円(前年同期比 111.9%)、売上総利益は計画及び前年超え。販管費は計画から若干の抑制が図れ、営業利益29億円(同166.4%)、親会社に帰属する中間純利益は18億円(同133.1%)となり、計画および前年を大幅に超過しました。
■ 売上総利益率
売上総利益率は52.7%(前年同期差 +0.2pt)で、計画には若干未達なものの、前年水準をクリアしました。盛夏商品を拡充して夏の定価販売を強化したことが奏功し、2Q(3カ月)は計画、前年共に超過しました。
■ 単体
売上高627億円(前年同期比 112.5%)、売上総利益率は52.4%(前年同期差 +0.4pt)となり、売上総利益以下、各利益が計画、前年を超過しました。商品力向上、積極的な在庫政策、価格の適正化で小売、ネット通販とも前年から大幅増を達成しました。
業績予想の修正
上期実績、10月の動向、および出店計画の修正などを踏まえ、2025年3月期通期の連結業績予想を上方修正しました。
(株)UA:上期好調の要因
①残暑を見越した商品の投入
これまでは7月のセール開始後、8月中旬に秋商品に切り替わるまでセール品の販売比率が高く推移していましたが、今期はセールと並行して、すぐに着られる、かつ秋を感じられる新規商品を投入しました。結果、セール時期に通常価格商品も売れ、売上高の伸長、売上総利益率の良化に繋がりました。
②積極的な在庫投入
前期までは高い消化率による売上総利益率を確保することを念頭に、在庫投入量を絞っていました。今期は積極的に在庫を投入したことにより、機会ロスが減り売上高の伸長に寄与しました。特に通販での伸びが強く、売上高既存店前年比で121.1%となりました。
③マーケット特性に合わせた価格の適正化
マーケット別にそれぞれの特性に合わせた価格設定の適正化を図ったことで、両マーケットともに売上高既存店前年比が二桁増となりました。
ユナイテッドアローズ、ビューティー&ユース ユナイテッドアローズを中心とするトレンドマーケットでは、商品の付加価値を高めるとともに価格を上げながらお買い上げ客数を伸ばしました。グリーンレーベルリラクシングを中心とするミッドトレンドマーケットでは、価格の上昇を抑制しつつ、お買い上げ客数を前年から大きく伸ばしました。
決算資料リンク集
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は中期経営計画達成に向けた各種取組をご紹介いたします。
お知らせ:個人投資家様向け決算説明会について
12月に上期の個人投資家向けオンライン説明会を開催する予定です。日程が決まり次第ご案内いたします。