2023年3月 月次売上概況(速報)
概況
3月は、全社売上高前期比が114.6%、小売+ネット通販既存店売上高前期比が118.3%となりました。
既存店買上客数が前期比108.1%と2月に続き好調です。既存店客単価も前期比109.4%と高い伸びが継続しており、2023年3月期通期では110.6%となりました。
まん延防止等重点措置の終了等により既存店売上高が大きく改善した前年3月の実績に対し、当年3月はさらに人流回復、社会生活の正常化が進み、そのハードルを超える強い動向となりました。3月は気候条件も良く、スーツ、ジャケット、パンツ、シャツ、ブラウスなどのビジネス衣料に加え、カットソー、スニーカー等、カジュアルアイテムの需要が強いことが要因です。エリア別では、2月に続き売上構成比の大きい首都圏の伸びが高いことも寄与しています。
2020年3月との比較では、全社売上高は126.5%、小売+ネット通販が123.3%、小売が139.5%、ネット通販が96.9%、アウトレットその他が155.5%となりました。
株式会社コーエンの全社売上高前期比は88.8%です。
*速報数値には収益認識基準変更の影響は含まれておりません。収益認識基準変更の影響は確報値に反映され、速報値から数ポイント下がります。
アイテム動向
メンズでは、シャツ、ジャケット、アウター、パンツ、シューズ等、ビジネス、カジュアルアイテムともにまんべんなく動きました。アウターはブルゾンやステンカラーコートなどの軽めの羽織、シューズは特にスニーカーが好調です。
ウィメンズでは、シャツ、ブラウス、ジャケット、パンツ、シューズ等、メンズ同様に、ビジネス、カジュアルアイテムともに好調です。シューズはスニーカーが売れ筋の柱となっていますが、「ユナイテッドアローズ」ではサンダルもヒット品番に入っています。
投資家からいただいた主なご質問
Q. ネット通販売上高の動向は?
ネット通販既存店売上高前期比は125.4%と大きく伸長しました。ネット通販売上の約29%を占める自社ECサイト「ユナイテッドアローズ オンライン」が前期比173.1%とけん引しています。同サイトは前年3月にリニューアルオープンしてから一定期間、売上動向が停滞しており、当年はその反動が出たことなどが要因です。
Q. 主力ブランド別売上高の強弱は?
メンズでは「ユナイテッドアローズ」、「ビューティ&ユース」、「グリーンレーベル リラクシング」ともに強い動きとなりました。ウィメンズも全般的に強い中、特に「ユナイテッドアローズ」、「ビューティ&ユース」の伸びが高いです。
月次売上概況の詳細は下記よりご覧いただけます。