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ユナイテッドアローズ 統合レポート解説 第3回:価値創造の源泉 「ヒト・モノ・ウツワ」


前回の振り返り

第1回の「ユナイテッドアローズの統合レポートとは?」に続き、第2回では統合レポートの全体像を一望できる「価値創造プロセス」について解説しました。

第3回となる今回は、価値創造の源泉「ヒト・モノ・ウツワ」について解説します。

価値創造の源泉とは

価値創造の源泉とはその名の通り、当社の価値を生み出す源であり、競争優位性となるものです。

ユナイテッドアローズの価値創造の源泉は、大きく「つくるチカラ」「つたえるチカラ」の2つに分けられます。

「つくるチカラ」は、ブランドの世界観を生み出す仕組みです。徹底したリサーチをもとにブランドごとのディレクションが行われ、企画・セレクトチームが世界観を体現する商品を生み出していきます。

その商品をお客様に届けるのが「つたえるチカラ」です。これを当社は「ヒト」「モノ」「ウツワ」の3つに分類しています。
これらこそ当社の独自性が発揮され、他社との差別化をもたらす要素であると位置づけています。

お客様に感動を提供する「ヒト」

購買には商品を手に入れるという喜びだけでなく、購買に至る体験を通して感じる喜びがあります。

この体験における喜びを提供するのは「ヒト」です。当社は「ヒト」の力を磨くことで他社にはない「感動」を提供できる、それこそが競争優位性です。統合レポート(p.11)では、「ヒト」による価値創出の姿勢とあり方を説明しています。

機会があればぜひ店舗へ足を運んでいただき、当社の提供価値を体感してください。オンラインでも当社スタッフのスタイリング提案ライブ動画をご覧いただけます。

お客様の心に翼を与える「モノ」

当社には「5適」という言葉があります。お客様が欲しい時(適時)に、欲しいもの(適品)が、欲しい価格(適価)で、欲しい量だけ(適量)を、欲しい場所(適所)で購入できることを表しています。この5適を満たす商品を、最適に生産・セレクトすることが、当社が「モノ」を届けるための基本にあると考えています。

そこに当社の美意識を合わせ、お客様の心を動かす「モノ」を生み出す仕組みを、統合レポートの「モノ」パート(p.12)で解説しています。

これらの「モノ」=商品は、自社EC「ユナイテッドアローズ オンライン」等でもご覧いただけます。

お客様の心を豊かにする場「ウツワ」

当社では、店舗やECサイトなどのお客様との接点の場をウツワと呼び、そこでの真の心地よさを追求することが、重要な提供価値のひとつあると位置づけています。訪れるだけで心が豊かになる、そんな場所をどのように生み出しているか、統合レポートの「ウツワ」パート(p.13)に記載されています。

「ヒト」「モノ」「ウツワ」は、当社が磨き続けていかねばらならない重要な領域であることをご説明いたしました。また、これらについてサステナビリティ観点で紹介するウェブコンテンツ「ヒトとモノとウツワ」もあります。一つひとつについてストーリーが丁寧に語られているので、ぜひご覧ください。

次回は「長期ビジョン・中期経営計画」について解説します。
ぜひ、続けてご覧いただけますと嬉しいです。