信託って何?目的達成のために、資産を託す。
こんにちは、ユナイトコンサルティングのnote担当です。
「信託」と聞いて何を思いつきますか?
私は、まず投資信託でしたが、他に信託銀行なども思いつきます。
ただ信託と聞いてそれが何かはよくわかりませんでした。
今回は、信託について紹介します。
■信託とは何か?
信託は、「自分の資産を託し、自分の目的に応じて管理・運用してもらうこと。」です。
投資信託であれば、自らの資産を信託会社等に渡し、自分の代わりに投資をしてもらうこと、になります。
信託銀行や信託会社は、託されたお金を管理・運用する組織です。
次に信託でできることを見ていきたいのですが、その前に信託の仕組みについて触れておきます。
■信託の仕組み
信託の仕組みは、預ける人(委託者)、預かり管理・運用する人(受託者)、利益を受取る人(受益者)で成立するのが基本です。
ちなみに受益者が自分の場合も他人の場合もあります。
■信託でできることは?
信託でできることは多岐にわたりますので、信託が実際に使われている方法を一部だけピックアップしていきたいと思います。
投資信託:多くの投資家の資産を、運用会社等の専門家があずかり運用し、利益を受益者に渡す信託です。販売会社が投資家(受益者)に販売し、そのお金を投資信託委託会社(委託者)が信託銀行に預けます。信託銀行(受託者)は証券市場で運用し、そこで得た利益を販売会社を通じて投資家(受益者)に渡します。これが一つのパターンです。
年金信託:確定拠出年金などを取り扱っています。信託銀行などが扱っている場合にこう呼ぶようです。証券会社で行う場合との差異はよくわかりませんでした。
遺言信託:遺言書の作成や保管、執行まで行います。執行までできるところがポイントかと思います。
事業承継信託:自社株を信託し、後継者に円滑に事業を承継します。株式を分散させずにより確実に後継者に渡せる点が良い点でしょうか。
生命保険信託:保険金を渡す相手だけでなく、年金で渡すなどの渡し方も契約者が決められるようになります。
■まとめ
今回は信託について紹介しました。
資産の使い方を自分で決めるのは当然と思いますが、決められない場合もあります。
相続や保険金の受取では、最終的には受け取る側が決めます。
また、時間がなかったり資格が必要であったりと自分で管理・運用をしきれないこともあります。
人に託すことは案外多いのかもしれません。
仕組みを確認することで、何か新たなアイデアや問題解決の糸口につながるといいな、と思います。
お忙しい中、最後までお読みいただきありがとうございました。
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