誕生日を迎えても年齢が上がらないことがあります。
こんにちは、ザイコムユナイトnote担当です。(2022.7.1に社名変更しました。)
一般的に、年齢が上がると保険料は上がります。そのため「誕生日前に契約しよう」という方も少なくありません。
実は必ずしも誕生日を迎えたら保険料が上がるわけではありません。今回はそんなお話です。
■保険年齢
▼保険に関わる2つの年齢表記
保険には満年齢と保険年齢という2つの年齢の考え方があります。
普通、年齢と言うと満年齢が使われます。保険も多くの場合はこちらです。
しかし商品によっては保険年齢が適用されているものもあります。
どういった違いがあるのでしょうか?
▼満年齢と保険年齢の違い
満年齢は、誕生日を迎えたかどうかで年齢が変わります。一般的な年齢です。
保険年齢は、誕生日を中心として前後6ヵ月がその年齢です。誕生日から半年たつと年齢が一つ上がります。
▼保険年齢は絶対必要なのか?
保険年齢でなければならない、といった決まりはありません。同じ保険会社でも商品によって異なります。満年齢のみの会社もあります。 保険年齢のみというところがあるかは把握していません。
▼なぜ保険年齢が存在するのか?
これは推測ではありますが、私は2つの理由を考えています。
リスクの考え方の問題
年齢が上がると保険料が上がるのは先に書いたとおりです。 これは死亡や病気等のリスクが上がるためです。
このリスクは、より厳密にいえば、月単位・日単位でもリスクは変わる、つまり多少増減しながらもなだらかにリスクは変化しているはずです。
しかし現実にはそこまで細かいリスク設定は煩雑ですから、年齢という一年単位で区切っています。
その区切り方を
誕生日を迎えた時にその一年のリスクを確定させるのか?
誕生日を一年のリスク範囲の中心と考えるのか?
こういった考え方の違いが保険年齢にも一定の理はあると考えられます。
ただこれによって、保険の設計上どこまで違いが出来るかはわかりませんけれど。販売時の問題
誕生日前の駆け込みで慌てて加入する人を分散する効果が見込めるのではないかと思われます。期限が迫ると慌ててしまい、ミスも増えます。予定もかつかつになります。混在することで、互いにゆとりを持って対応する効果もみこめるのではないでしょうか。
■まとめ
満年齢は、年齢のスタートを誕生日とした年齢。
保険年齢は、年齢の中心を誕生日にした年齢。
今後、よりデータ活用が進めば、加入の月ごと日ごとに保険料が変わっていく、よりダイナミックな保険、パーソナライズされた保険、なんてものも登場するかもしれませんね。
■担当の一言
弊社は6月が決算月です。今年度のnoteは今回が最後になります。note始めて半年。何とか毎週公開を続けられました。(GWを除く)
読んでくださっている皆様、それとnoteという環境のおかげです。ありがとうございます。
来月から新年度がスタートします。弊社は新たな展開を予定しております。次回はその話になる予定です。
少し含みを持たせた終わりにしてみました。
それでは、今月もお疲れさまでした。良い週末をお過ごしください。