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レシオの話①:ピクシーの月の光から学ぶ長所を伸ばす持ち物


はじめに

レシオという言葉を何となく知っている人や全く知らないという方が沢山いると思います。
今回は、レシオというものが持ち物選択にとても関わってくるというお話をピクシーの月の光とワタシラガのかふんだんごを比較してお伝えします。

ピクシーの持ち物とその理由

ピクシーの持ち物は何が最適だとお考えですか?
私がランクマッチで見かけるものとして

  • 学習装置

  • レスキューフード

  • ものしりメガネ

  • 進撃メガネ

  • 気合いのハチマキ

  • おたすけバリア

上記のアイテムをよく見かけます。

その中でも最もおすすめなのが

  • 学習装置

  • ものしりメガネ

  • 進撃メガネ

の3つの組み合わせになります。
何故この3つが最もおすすめなのか、下記にて説明します。

学習装置

ここは言わずもがな枠だと思いたいです。

まずはサポタン最強持ち物の学習装置です。
ファームしなくても勝手にレベルが上がり、近くの味方から経験値も吸わずに、吸うはず分別枠で貰えるというぶっ壊れ持ち物です。

常に味方と行動してもレベルの最低保証が得られる持ち物なので、持ってなかったという方は必ず持ってください

今回は、学習装置の解説回ではないので詳細は省略します。

進撃メガネ・物知りメガネ


学習装置分を除いた2枠には、特攻理論値コンビがおすすめです。

何故この持ち物だと思いますか?

理由は、全持ち物の組み合わせで最も回復性能が高い持ち物であるためです。

とは言ったものの、正直ピクシー以外も大体この組み合わせが一番回復量が伸びます。

では何故ピクシーだけがこの組み合わせなのかというお話を別途見出しで解説していきます。

超高レシオ 月の光


先程、物知りメガネ・進撃メガネの組み合わせが最も回復性能が高くなると言いました。

その理由は、レシオと呼ばれるものにあります。
レシオとは、ratio(割合)に由来し、技自体が持つ攻撃/特攻ステータスの反映割合のことです。

レシオ100%の回復技は、特攻を100増やした場合、回復量が100増えます
レシオ500%の回復技は、特攻を100増やした場合、回復量が500増えます

つまり、このレシオの部分が高いキャラは、攻撃や特攻を伸ばすことで効率良く技のバリューを上げることができるというわけです。

ここでピクシーの月の光の式とワタシラガの花粉団子の式を比較してみます。
※SpAは特攻を指します。

《ピクシー》

月の光
70% SpA + 0 x (Level - 1) + 45}×6
月の光+
70% SpA + 0 x (Level - 1) + 45}×8

合計回復量に治すと

月の光
420% SpA + 0 x (Level - 1) + 270
月の光+
560% SpA + 0 x (Level - 1) + 360

《ワタシラガ》

かふんだんご
150% SpA + 13 x (Level - 1) + 300

この様な式が定められています。

簡単にまとめると、ピクシーは月の光1回で伸ばした特攻の5.6倍回復量が伸びるのに対し、ワタシラガは、伸ばした特攻の1.5倍しか回復量が伸びません

これらのことから、進撃メガネと物知りメガネ積んで特攻を伸ばしたピクシーの回復量は、それ以外の持ち物と比較しても雲泥の差となるわけです。

一方でワタシラガは、特攻を伸ばしても回復量の伸びがイマイチであることから、長所であるレーン性能を伸ばすために力のハチマキを持ったり、おたすけバリアを持って被弾を減らしてあげたりしてサポートをしています。

レシオが全ての優劣を決める要素ではなく、何が長所かを明確にしてくれている程度で認識すると良いでしょう。

レスキューフードは何なの?という話


ここまで読んで、レシオ高いキャラは攻撃や特攻に振り切っておけば割と合ってそうくらいの認識にはなったと思います。

例外も多いのでそれくらいざっくりとした捉え方で大丈夫です。

今回の見出しでは、その例外の一端に触れます。

便宜上先に、前の見出で触れてない細かいダメージ計算式の内容を解説します。

ダメージ計算式について

ダメージ計算と書きましたが、回復の式も全く同じです。
ダメージ計算式を構成する要素は4つあります。

  1. レシオ

  2. レベル補正値

  3. 固定値

  4. 割合(固定値②)

上記のものになります。

先程のワタシラガの花粉団子の式だと

レシオが
150% SpA + 13 x (Level - 1) + 300
この太字の部分

レベル補正値が
150% SpA + 13 x (Level - 1) + 300
この太字の部分

固定値が
150% SpA + 13 x (Level - 1) + 300
この太字の部分

になります。
割合は攻撃スキルなので、式外になります。
扱いは固定値と同じです。

※攻撃系の話はレシオの話②で別途記事を作成します。

レシオの特徴


レシオに該当する部分は、自身のステータスを参照するため、持ち物メダルレベルに大きな影響を受けます。

レシオが高いポケモンは、持ち物が与える基礎ステータスの影響を顕著に受けるため、慎重な持ち物選びが欠かせません。

レシオが異次元に高いピクシーの気合いのハチマキとレシオが並程度のハピナスの気合いのハチマキでは、似ているようで技のバリューの落ち方が顕著に出るという話だったりします。

レベル補正値の特徴


レベル補正値は、最も非考慮で良い部分です。
というものの、こちらからは何も触ることが出来ない要素であるためです。

レベルが上がれば上がるほど該当する数値が上がるものの、一般的にレシオより伸び幅は少なく、かと言ってレベルが低い内は恩恵も小さいため、固定値を触るアイテムとの親和性もさほどありません

持ち物等を考える際には深く考えずに眺めてもらえると良いと思います。

固定値の特徴


それぞれの式の特徴について解説した理由は、レスキューフードの説明と固定値の説明は切っても切り離せないためです。

レスキューフードというアイテムは、かふんだんごの式で見ると

150% SpA + 13 x (Level - 1) + 300

これを味方が受ける効果だけ
{150% SpA + 13 x (Level - 1) + 300}×1.1

にするという効果になります。

つまり、レシオ部分を伸ばすメガネ系統とは違いレベル補正値と固定値まで触れるという強みがあります。

しかし、現状レシオ部分を伸ばしたほうが回復効率が良いという事実があり、採用には至っていません。

では、何故今この様な見出しを作って解説しているのかというと、「今後レスキューフードの方が相性の良いキャラが出る可能性がある」ためです。

例えば回復量が、

50%SpA+20×(Level - 1)+1000

といったレシオ部分が低く、レベル補正値と固定値が高いタイプの回復技が出た場合、レスキューフードに軍配が上がります。

ダメージ計算式の見方を理解することで、今後どのようなキャラが実装されても、適切な持ち物選びをすることが出来るようになるというわけです。

ピクシーでメガネ以外を持っている貴方へ

最後に質問がありそうな部分を予め予想し回答を置きます。
それでも不明点がある場合は、コメント欄などで聞いてください。

Q.気合いのハチマキがないと倒されます。どうしたら良いですか?

A.最初は倒されても良いので、気合いのハチマキ無しで安全に立ち回れる立ち回りを練習してください。

ピクシーにおける気合いのハチマキは、パワーを落として下手を補う事以外評価できません。
何試合やってもどうしても死んでしまい試合に居る意味が常に無い方は、生存できるなら持っても良いと思います。

しかし、大体のケースで気合いのハチマキがあっても倒されるポジションに居るはずなので理想の持ち物で沢山練習したほうが良いと思います。

Q.進撃メガネが積めません。どうしたら積めますか?

A.積めるタイミングを練習の中で身につけてください。

例えば、ピクシーはラストヒットが強いため、開幕味方と一緒に敵陣のポケモンを取りに行きそのまま決めても良いですし、敵が見えている逆サイドのセカンドゴールに抜ける動きも十分リターンがあります

試合の中で、今自分が抜けに行っても保てる戦況かどうかこの相手なら開幕敵側取りに行ける等、自分の中で答えを出せると積めるはずです。

Q.おたすけバリアで味方を守る方が強くないですか?

A.弱いです。
理由はとてもシンプルで、回復量を上げてバリアをかけなくても味方が耐えれる程度の高いヘルスを保たせるために高い回復量を作ったほうが強いためです。

おたすけバリアをかけたい場面の大半は、自分が削った回復量のせいで味方の体力の持ち直しが効いてないと考えられると不要さが伝わると思います。

最後に


いかがだったでしょうか?
今回は、流行りのピクシーの持ち物解説を兼ねたレシオの解説でした。

次回は、学習ピカチュウがいかに美しい存在であるかについて、レシオの話の続きとしてお話します。

今回はサポート記事でしたが、次回はキャリーのレシオのお話になるので是非読んでいただきたいです。

最後に、有料記事の部分を載せますが、コンテンツ自体に追加はありませんので、応援してくれる方は、ご支援お願い致します。


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