「72、勤務医のネクタイの細菌数は、ワイシャツの細菌数よりも多い」

0,引用元

「医師の着用するネクタイは、シャツよりもより多くの細菌の発育が多くみられたという報告もある(参加者50人全員がシャツは2日以上着ていた)。このうち36人はネクタイをクリーニングに出したことがなかった(か、出した覚えがなかった)(ref. 72)。」
感染症クリスタルエビデンス 感染対策・予防編 p282

1,引用文献

2,ABSTRACT

医師のネクタイは細菌で汚染されていることが多く、着用すべきではないという意見もあります。 私たちは、50人の医師のネクタイとシャツのポケットから細菌数を比較しました。 2日ごと、またはそれ以上の頻度で洗濯されるシャツよりも、ほとんど、あるいはまったく洗濯されないネクタイからの方が細菌数が多いことが分かりました(P = 0.002)。 この結果は、病院スタッフの洗濯できない衣類に関するさらなる研究の必要性を裏付けるものです。

3,RESULTS

25人の外科医と25人の医師が研究に登録され、17人が上級医、33人が若手医師であった。50人の参加者のうち、16人は自分のネクタイをきれいにしたことがなく、20人はいつきれいにしたかを覚えていない。残りの14人については、最後のネクタイのクリーニングからの平均時間は73日であった。

参加者全員が、最後の洗濯から2日未満しかシャツを着用していないと報告した。
(table、figure等は論文になし。)

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