半沢直樹、面白い

みなさん、半沢直樹って聞いたことありますか?
今大学生の人はほとんどの人が聞いたことあるのではないでしょうか。
そう、「やられたらやり返す、倍返しだ!」の決め台詞でお馴染みのドラマです。

今更ながら、半沢直樹を見ました。
私は流行りに疎く、過ぎ去った頃にハマってしまいます。今日から俺は、というドラマも、流行が過ぎた頃にハマりました。今日から俺はが現役で流行った時期は私が高校生の頃で、同じ部活の友達がよく話してましたが私は見ていませんでした。ふ〜ん、そんなに面白いんだと思いながら、話を聞いていました。

そして1年弱が経過した頃に見てみたら見事ハマり、ようやく今日から俺はの話が出来るように。ですが、友達からは「え、いまさら?」の一言。がっくし。

そんな私なので、半沢直樹もようやく見ました。
見たことある人も多いと思いますが、私のように見たことない人にストーリーをお伝えすると、銀行に勤める半沢直樹(堺雅人)が様々な問題に直面し、奮闘する物語です。
取引先が急に倒産したり、株に失敗して莫大な損失を出したり。それだけでなく、上司が半沢を出向させようと不正を働いたり。ドラマなので現実社会がどうかは分かりませんが、仮に半沢直樹の世界が現実に起こるなら、銀行なんて行きたくないと思うほど、不正が横行しています。

半沢直樹の面白さは「スッキリする」「共感」の2つがあると思います。
「スッキリ」とは、不正を働いた人が報いを受けた時のスッキリです。まあ、これは半沢直樹だけでなく、他のドラマなどでも感じられることでしょう。「なんだこいつ!ふざけるな!」と思う人が報いを受け、処罰を受ける様子にはシャーデンフロイデを感じざるを得ません。
因果応報。善き行いには善きことが、悪き行いにはそれなりの報いが待っているのです。

そしてなにより2つ目の「共感」がおそらく半沢直樹の面白さを構成している大きな要因ではないか、と思います。要は、「こういう上司いるわ〜」とか、「これ私も言われたことある〜」とかです。
私は就労経験がないので完全に共感することは出来ません。ですが、大人から聞く話と半沢直樹の話が部分的に一致して、「あの人が言ってたことはこういうことか」と思う時がありました。

1つ例を挙げると、上の命令は絶対ということです。上司が右に行けと言えば右に、左に行けと言えば左に行く。それが会社という組織だと思います。もちろん、全てがそうではなく例外もあるでしょう。ですが、全体を見ると、こうした会社がほとんどだと思います。規模が大きい会社であれば余計に。
半沢がとある案件を引き継いだあと、その案件で問題が発覚しました。すると、上から半沢は外れてくれ、と言われてやむを得ず外されました。

私も似たようなことを昔経験しました。インターン中、とあるプロジェクトを2ヶ月ほど行なっていたら、ある日急にストップがかかりました。原因は、予算が無いため。私が2ヶ月かけて動き出そうとしたものが、上からの一言で急にストップ。怒りと悔しさが込み上げますが、「分かりました」しか言えませんでした。それが会社だと思っているからです。

そんなこんなで、半沢直樹を見ていると共感するところが多く、それが多くの人の心を掴んだのだと思います。

半沢直樹、おすすめです。まだ見ていない方は、ぜひ。

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