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大学院に合格しました【院進決断編】

こんにちは。前田です。

この度、大学院に合格しました。
私は全部で3校受けました。
分かりやすいよう志望度順に並べるとA>B>>Cとあり、今回合格したのはBです。
ただ、AとBの志望度に差はなく、私生活も加味した志望度でどちらかと言えばAがいいかな〜、くらいでした。
なので、Bに合格したと分かった時、とても嬉しかったです。

そこで今回は、私の大学院受験を進学決断から試験までつらつらと書き記していきます。
この記事が大学院進学を少しでも考えている人の役に立てれば幸いです。

まずは院進決断編です。
それと、4年生になるまでにしたことを少し書きます。

院進決断

私が院進を決断した時期は3年生の11月頃でした。
院進を決断したnoteも書いているので、お暇な時に読んで頂けると嬉しいです。

さて、私の院進について話す前に、前提情報をお伝えする必要があるかなと思います。
前提として、私は大学入学後から漠然と院進を考えていました。
具体的な分野・研究科などは考えていませんでしたが、せっかく大学に進んだのだから、面白いと思ったものを追求しようと考えていました。

3年生になるまでそう考えていたのですが、3年生になり、就活も視野に入ってきた時期に自分の将来をより考えるようになりました。
そうすると、「お金ないし、一度働いてから大学院に進む方が余裕を持って生活できるのでは…」と思うようになりました。
私の気持ちは院進に向いていましたが、これをきっかけに就職へ進路を切り替えたのです。

3年生になってから就活し、とはいえ会社に入ってやりたいことがある訳ではないので、潰しの効きやすいコンサルをメインに就活を進めていました。
とりあえずWEBテストやグループディスカッション、面接などの対策を進めたり、サマーインターンシップに参加したり。
そんなこんなで、気づいたら3年生の夏休みも終わり、10月になりました。

10月になると、秋や冬のインターンシップの募集が始まったり、中には本選考が開始される企業もあります。
それまでは、コンサルと言いつつ他の業界も見ていましたが、そろそろ絞り始めていく時期。ですが、以前からあったけれど見ないふりをしていた問題がここで大きな壁となります。

そう、私はこれと言ってやりたいことは無いのです。
もっと言うと、やりたいことは大学院に進んで研究をしたいです。
この頃には、関心のある学問にも出会うことが出来、「これを研究したい!」というのがありました。

そのため、就活には身が入らず、「自分は今何のために就活をしているのだろう」と思う日々でした。
そんな折、私が通う大学の大学院の方々と、ゼミの同期と飲み会に行く機会がありました。

そこで、「何で大学院に進学したの?「僕はいま就活と進学で迷ってて…進学したいけどお金ないし…」と質問したり、相談に乗ってもらいました。
すると、答えはとても単純かつ簡素、でも1番強いメッセージ性を持っていました。
「自分のやりたい事やりなよ!お金なんて後から稼げばいいじゃん」

あまりに単純な答えに、聞いた瞬間は少し戸惑ってしまいました。
しかし、それと同時に、「あ、難しく考える必要ってないのかも」と思い、就職ではなく進学に進路変更しました。
これが11月頃です。

研究したい事の具体化

決断はもうした。後は進むだけです。
4年生になるまではひたすら先行文献を読みました。
これは、まずは自分が何を学びたいかを具体化させるためです。

具体化とは、地域や時代、そもそもの学問分野などを具体的にすることを指します。
例えば、「日本文学について」では非常に抽象的で何がしたいか分かりません。
古代や近代、あるいは現代など時代区分を明確にすることや、文学を経済的視点あるいは政治的視点で見る、などをして、自分が具体的に何を研究するかを明確にする作業が必要です。

私の場合、結論から言うと、途中で研究テーマは変わりましたが、この時はアフリカの紛争について研究をしたいと思っていました。
簡単に言うと、紛争がなぜ起こるのか、どんな特徴があるのかを政治経済的立場から分析する、そんなことを研究したいと思っていました。

先行文献を読んで、何が議論されているか、何が問題とされているか、また、先行文献では論じられていない、あるいはカバーしきれていないことは何かを考えます。
大学院での研究は自分のやりたい事を自由にやるものではありません。
もちろん、私的な関心はとても重要だと思います。
ですが、それと同時に学術的意義も必要です。学術的意義とは、自分の研究がその分野にどんな追加的成果をもたらすことが出来るか、です。
より簡単に言えば、誰が、どんな形で得をするのか、です。

ですが、院試を終えて振り返ってみると、確かに学術的意義を考えることは重要ですが、完璧なものを求めすぎなくて良いと思います。
もちろん、出鱈目なものでもいけません。ですが、面接の相手は学問の専門家です。たとえ、自分の研究分野と同じ分野の先生でなくとも、ある程度の知識はありますし、思考力のレベルが違いすぎます。
そのため、もはや自分の思う学術的意義は稚拙だと開き直って、文献を読み、考える方が気楽に進めると思います。

大学院入試で必須となる研究計画書をゼミの先生に添削依頼しましたが、
フルボっこにされたWordファイルが返ってきました。
よほど学部時代に優秀な成績を残したり、論文を出稿する等の経歴が無いと、大体はキツめのコメントをされるのではないでしょうか。
私は私の例しか知らないですが。

何はともあれ、4年生になるまではひたすら先行研究を読んでいました。


今回はここで一旦終わりにします。
次回は「志望研究科決め編」でお会いしましょう。
では、また。

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