モニター選びの旅路
コロナ禍で在宅ワークが当たり前になったころから、デスクセットアップに凝り始めました。
デスク選びは比較的簡単でしたが、モニター選びは多くの人がいろんな意見を持っていて、非常に迷い易いと感じました。なので、ここに私の試行錯誤とトライアル&エラー(同じ意味やん!)を記録して、他の人の参考になればと思います。
LG35インチ ウルトラワイドモニター
最初に買ったのは35インチ・ウルトラワイドモニター(曲面)でした。曲面スクリーンがカッコ良すぎて、惚れ惚れしました。でも許容できないことがあり、泣く泣く手放すことになりました。
良い点
映える!無茶苦茶カッコいい!満たされる所有欲。
横に広いので、エクセルや動画編集は捗る。
縦に3画面同時に開いても余裕。
21:9の比率は映画のスクリーンと同じで、映画を大迫力で観ることができる。
悪い点
縦が狭い。ウェブサイトやドキュメントは縦に読むようにデザインされているので、横に長いのはメリットにならなかった。
動画を視聴する時、左右に黒帯がでる。これが最大の難点。21:9のコンテンツはほとんどないので、ワイドスクリーンのメリットが死んでしまいました。逆にYoutubeや動画を見るときに左右に黒帯が出るのが、非常に没入感を損ないます。これが許容できませんでした。
感想
私の状況下では、21:9のコンテンツを観ない、エクセルをほとんど使わない、動画編集もしない、とワイドスクリーンのメリットが活かせる機会がありませんでした。
逆に動画視聴の時の黒帯がとてもストレスで、結局デメリットだけが浮かび上がる結果となりました。残念!
Samsung 50インチテレビ
最初の失敗から反省して、次に選んだのは大画面の50インチテレビでした。
なぜテレビを選んだのか?それは明らかにモニターよりもテレビの方が画質が良かったからです。モニターは目が疲れないよう(?)、また映り込みがないようにノングレアのスクリーンが採用されています。逆にテレビはグレアのスクリーンなのですが、これが発色がとても綺麗で素晴らしいのです!Macbookのスクリーンもグレアなのはこういうことなんですね。
良い点
圧倒的な映像美!本当に見惚れてしまうほどです。
画面が大きいので、どんな資料も開き放題。縦にも横にも広いので、自由なレイアウトができます。
悪い点
デカすぎます。55インチテレビの最適視聴距離は2mです。設置するために、別にテーブルをDIYで作成する必要がありました。
部屋が狭くなる。6畳の部屋で2m離れると、無駄なスペースが大きくなり過ぎます。
全画面で視聴するときは、さらに離れる必要がある。ウィンドウを分割して作業するには良いのですが、全画面で動画を見る時はさらに離れないとスクリーンの全体が見えないのです。手元のマウスから離れてしまうので、操作するたびに机に寄らないといけません。こんなことはしてられません。
画面が大きくても、視認できる情報量は同じ。これが非常に誤算でした。大きなスクリーンは距離を取る必要がありますが、そうすると文字が小さすぎるので、文字を拡大する必要があります。すると、小さなスクリーンを近距離で拡大なしで見るのと、一度に視認できる情報量が変わらないのです!ちょっと分かりにくくて申し訳ないのですが、これには驚きました。
感想
画面が綺麗なのは素晴らしい。でもさすがに2m離れるのは無理があった。
画面が大きくても、画面全体を使いこなすことはなかった。「大は小を兼ねる」という言葉は、モニター選びには通用しなかった。
本当に綺麗なスクリーンで、うっとりするぐらいなんですけどね・・・また売却する羽目になりました。
TOSHIBA 43インチテレビ
前回の反省から、今度は小さめのテレビを選びました。やはり美しいグレアスクリーンが諦めきれず、小さめのテレビなら大丈夫だろうという判断でした。
良い点
やはり画面が綺麗!
前ほど大きくない。
悪い点
これでもデカ過ぎた。43インチのスクリーンの最適視聴距離は1.2mぐらいでした。前と同じで、結構離れないと全体が見れません。
部屋が狭くなる、離れないと全体が見れない、情報量は同じ、以下略・・
感想
結局、55インチよりは小さいですが、同じ問題は解決しませんでした。
AppleのiMacは24インチ、Studio Displayは27インチのモデルしかないのは、卓上に置くならそのサイズが限界だからです。それより大きいスクリーンはデスクに置けないのです。やっとそのことに気づきました・・・😭
27インチゲーミングモニター
いままでの反省を経て、いよいよ24インチか27インチのモニターを選ぶことになりました。やはり大きい方が好きなので、27インチを選びました。ゲームもするので、リフレッシュレートが144hzのゲーミングモニターをチョイスしました。
良い点
卓上に設置できる!やはりこれですよ、これ。デスクに置けるモニターじゃないと意味がないですよね。
十分大きい。もうちょっと大きいといいかな〜って感じる時がありますが、でも必要十分です。
全画面視聴も快適。最適視聴距離は70cmですが、私は遠めで使うのが好きなので、80cm離しています。
悪い点
リフレッシュレート144hzの恩恵を受ける機会はほぼない。全ての動画やゲームは60hz以下で、それ以上のリフレッシュレートが必要なのはゲーミングPCだけ。私はPS5を持っているのですが、120hz対応のゲームがほとんどないので、今のところその恩恵を受けることはありません。これなら、2万円以上安い60hzのモニターを買えば良かったと思いました。マウスの挙動がヌルヌルなのは気持ち良いですが、そこだけです。
接続に気を使う。これは誤算でしたし、情報がネット上にあまり出回っていませんでした。MacbookからUSBハブを通してHDMIで接続すると、30hzまでしか出ません。あれ?と思い、値段の高いケーブルやもっと高価なUSBハブを試してもダメでした。なので、ハブを通さずにMacbookのUSB-Cポートから直接モニターにHDMIで接続すると、50hzまで出ました。何度も試行錯誤を重ねた結果、結局、Display Port ケーブルを使ってMacbookと直接接続すると144hzでました。誰か教えてくれればこんなに苦労しなかったのに・・・
感想
27インチは私の環境では最適解でした。
不満はありません。強いて言えば、グレアスクリーンだったらもっと綺麗だと思います。
まとめ
結局、大画面に憧れてテレビなども試しましたが、餅は餅屋、普通のモニターが最適解なのですね。
大画面テレビはリビングで2m以上離れて視聴するように出来ているのですね。
プロのゲーマーが24インチモニターを使っているのは、それが最適解だからなんですね。
27インチのモニターでグレアのスクリーンがあれば、それを買ったんですけどね〜。見つかりませんでした。
みなさんのモニター探しの旅が良い終着駅にたどり着くことを願っています(^^)
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?