自己紹介

颯海　僚　はやみ　りょうと申します。ダジャレネ−ムです。
JRの時刻表を見ていてヒラメきました。2022.2.22猫の日を知り記念に初のポエム風を創作しました。　
趣味でショ−ト、ショ−トや短編小説等を楽しんでいます。
それではスタートしましょう。
オ−ルドソウルに花束を。

猫の日の記念に
2022.2.22作

道の真中にひとり
陽をあびたお腹
あったまるしっぽ
しっぽはしの字
鎌倉の小道
ある日のひとり
ごはんくれる隣人
お互いがぬし
あくびばかりのひとり
夏生まれのさつき
いつものぼっこ
いつまでもぼっこ
いごこちはひとり
考えごとはない
お腹がすいたら
思い出す
その時は生きて
生きているから
味わえる
味わえるから
生きている

ラップにしやすい詩を意識してみました。
Ｊさんに感謝して。

捨て左折の信条
2022.2.22作

ストレイトアンドライト
ストレイトのためのレフト
レフトアンドレフト
そこからのストレイト
捨て左折の心情
対策からの攻略
交差点の安心
精神の安全
キ−プレフトからのレフト
エンブレきかせてシフト
ストレイトの安心
安心は安全
思い出してほしい
ストレイトアンドレフト
レフトアンドストレイト
捨て左折の信条

ホンダトライアルバイク
ＴＬＭ２２０ｃｃをイメージしています。

220ccの命
2022.2.18作

220ccが命
中盤の祈り
中盤からの願い
ストロークからの今
エンジンなハ−ト
心情を翻訳
エンジンの訳詞
交差点のクロス
たましいの交差
すれ違う心情
めぐりあいの風景
忘れていた約束
それからの約束
忘れてしまう約束
思い出す約束
信号待ちが救い
気付くまでつづける
信号待ちが休憩
人生の休憩
止まらない痛み
痛みわかる人生
噛みしめてからの人生
220ccの命　
220ccが命
走り続ける自由の刑

2024.8.15本日の投稿作のラストは、ショ−トショ−トをひとつ。
2022.3.22構想2024.8.15編集作

インターネットアニマルズ．インテグラルＩＮＰＯ #2

このシリーズの前説
このショ−トショ−トはシリーズ継続中のもののひとつです。
原稿メモが加筆編集中のものもあります。

テ−マはワ−ルドワイドな視点でインターネットを通じて動物と人間との関係性をインターネットライブでの反応を見て動物への思いやりを現実化し、追跡もするインターネットを利用したインターナショナルなＩＮＰＯの活動を伝えるものです。

笑いとペ−ソスの中に、軸となる感覚を多様な視点で感じて見て下さい。
あるがままの動物物語とは違った一風変わったスト−リ−仕立てになっています。

さて、
#2は日本のうなぎ屋さんでの話

登場人物
川田うなぎ店　店主　川田　欽夫
店主の娘　花ちゃん
ベテラン従業員山田さん
（山ちゃん）
ＩＮＰＯのクルー

山ちゃんただいま〜。
おかえんなさい。
どお　やってる。
ん〜。やってる。やってる。
って言えばやってるよ。
山ちゃん、だいぶ暗い顔してるけど。
何か悩みごとでもあんの。

欽おじが、なんだかんだ。
俺に。
俺に。　ん〜。
長年の付き合いがある欽おじだけど。
なんだかんだ、優しい言葉のひとつも。
おいらにかけてくれないということに、最近気がついたんだ。
俺は、今まで幸せな人生を感じて生きていたんだ。

心境の変化ね。
まあ、お茶でも飲んであったまりなよ。
そうだね。
どうしてそう思う様になっちゃたの。

店に結構大きいうなぎの龍宮城みたいな水槽あるでしょ。
入って向かって左がうなぎの小太郎で右が小次郎。
向かい合わせに対していないけど、少し距離はとっている。
左右対称の安定感を店内でかもし出しているんだよね～。

うなぎは寝てまて寝て育つ。
そうなんだ〜。
おいらの持論だよ。
気持ちよさそ～にしている小太郎と小次郎。
昼寝からの小休憩。
からの自分のタイミングの休憩。
からの寝。
ほぼ寝てるの。
腹へると、カプッてやるよ。
幸せそ～だ〜。
山ちゃん、嫉妬してるの。
嫉妬してるよ。
そ～なの。
そんな感じ。

それなり大変ね。
多幸感がそれなりの
嫉妬に変わってしまったのね。

少しつき合ってあげる。
私を人質にして、さらに追いこむ
のよ。


カメラの前に店員が出てきました。
お前の娘は、小太郎と小次郎の人質だ。
許してほしけりゃ。
許してほしけりゃ。
何だっけ。

そうね～。
おいしお茶いれてくれ。
いい方のお茶っぱで。
それでいいの。
賃上げ、給料上げろとかじゃないの。
おいらは、優しさや思いやりが
ほしかったんだ。


山ちゃんいいもの持ってきたね。
このザル。
丸くおさまってるよ。


3、２、１ キュ
衛星が地上のうなぎ店。
川田うなぎ店をとらえています。
店員は丸いザルを持って
娘さん花ちゃんと見られる娘さん
の手をにぎっています。

店員の太はちまきタオルの頭上を
撮しています。
ややハゲです。

山ちゃん、大カルアナ出てたよ。
大カル。ん〜。
タロッています。
なんだ、このワ−ルドテロップ。
イケおじか。
心の声を走らせて訳すな。
翻訳をころがしています。

さあ、世界の反応はどうなのか。
落ちついています。
わかっていないんじゃないですか。
イイカモねってなんだよ。
押しの特設ボタン。
イイイカモね増えてるよ。
特設が効いてるね。

ＩＮＰＯに一報があってから２時間が経っています。
怒りが爆発しているが、なんと冷静に狂っています。
ザルをたくみに動かしています。
店主を刺激しているものと見られます。
あなたは誰ですか。
この店の娘です。


パーパー、助けて〜。
なんか信ぴょう性に欠けてくさいな。
ほれ、これを見ろ。
小太郎だ。
昼寝させないからな。
やめてくれ〜。
小太郎には昼寝が大切なんだ〜。
欠かせないんだよ～。
根拠がわからんねぇ。
便利なネット会話だよ。
視聴者数急増中です。

安眠妨害だよ。
小太郎と小次郎の心の声。

小太郎にも小太小次郎にも
ストレスを与えないでくれ〜。

欽おじ。
わかっているだろうな。
小太郎と小次郎が
本当の人質だ。
今じゃ家族以上の存在だ。

ふたりとも幸せの感覚に依存して生きてきたんだね。

うなぎ屋だからチンアナゴってわけにわいかなかったみたいだね。

花ちゃんいい見立てだね。

続けていいかい。

ハイ、キュ。

水槽をワチャワチャしちゃうぞ。
ＩＮＰＯのライブが入ると
注目度はかなり高い。
イイネ。
イイカモね。
やっぱりね。
特設のアレンジしやがって。
イケおじの翻訳イケてるね。
だと〜。
あおるなよ。

花ちゃん、落ち着くところはどのへんだい。
夜までもつれちゃだめだよ。
今夜の手前がいいよ。
夕方頃か。そ～かい。

そろそろお開きかしら。
欽おじが店に向かってくるのが見える。

川田さんですか。
三本川の川田です。
誰に言ってんだよ。

見たぞお。
ネット中継。
やってくれるじゃねぇか。

長年かけて
おいらにとって
とっても大切なものに
気がついたんだ。
だ〜。あ〜。あ〜。
泣き過ぎだよ～。あああ〜。
欽おじだって。
ふたりでだぁ～。だぁ～。のユニゾンじゃん。
私が参加すると、それなりのハ−モニ−かな。
ダミ声に和音は難しい。

ひとしきり泣いた２生分泣いた。

づいぶん泣くと、のどが乾くんだ
なぁ。　なぁ。

まあいい。まあいい。

長年ありがとう。
ありがとう。
お疲れ。お疲れ。

お茶にしよう。
いい方のお茶っぱで。


山ちゃん。
ＩＮＰＯ後記。
うなぎをはさんだ愛憎劇に
なるかと思ったから。
ＩＮＰＯに連絡して番組化
してもらうことになったよ。