Ubuntu (Linux) 21.04 日本語 Remix ISOイメージのリリース候補版の動作チェック用に PC を組み直す
仕事が溜まっているのでこの連休中に片付けようと思っていたのですけど,天気が悪くて寒くて心がザワザワして,まるで手を付けられません.そんなタイミングですが,Ubuntu日本語メーリングリストに Ubuntu 21.04 日本語 Remix ISOイメージのリリース候補版の動作チェック依頼が流れてきたので,やってみようかなと.今使っていない PC があるものの,マザーボードが古くてサスペンドしようとすると落ちるので,この機会に一世代後のものに換えました.
PC の組み直し
CPU は Intel Pentium G4400 (2C2T) .Skylake (第6)世代で,マザーボードはこれまで同じ世代の GIGABYTE GA-Z170M-D3H を使っていました.これを Kaby Lake (第7) 世代の MSI B250M MORTAR に換えました.ソケットは両方共 LGA1151 です.このマザーボードには DisplayPort があります.手持ちの少し古い EIZO のディスプレイは HDMI 入力が無い一方 DisplayPort 入力があるので助かるのです.
CPU ,メモリー (4枚で 16 GB),M.2 SATA SSD を挿します.NVMe にせよ,SATA にせよ,M.2 接続だと PC ケースの中のケーブルの本数を減らせるので大助かりです.
CPU クーラーはトップフロー型を Amazon でポチりました.Pentium G4400 は TDP が 54 W なので,これで十分です.
バックプレートを使って取り付けするので,しっかり固定できます.
CPU に添付のグリスを塗って延ばします.結構適当です.
この CPU クーラーは銅コアです.
CPU クーラー取り付け.机の上が荒れているのは気にしない.
PC ケースの中.安くて使い勝手の良い Cooler Master MasterBox Lite 3 .ずいぶん前に絶版になったはず.
マザーボードを取り付けてケーブル類を結束バンドでくくっておく.
Ubuntu 21.04 日本語 Remix ISOイメージのリリース候補版の動作チェック
さてと.これまで,この Pentium G4400 を使って PC を組んできたのですが,Windows 10 を入れても Ubuntu を入れても iGPU ,CPU 内蔵グラフィックを使うとログインできたところでフリーズしてしまう.そのため,dGPU ,グラフィックボードを挿してインストールし,アップデート掛けてからグラフィックボードを抜いて運用していました.そこが今回のリリース候補版ではどうなっているかが関心事だったのですが.
iGPU の場合,インストーラーが途中でフリーズしました.
dGPU に nvida GeForce GT610 を挿した場合,インストール終了までたどり着いたものの,再起動してログインしたらフリーズしました.
比較のため,グラフィックボードを外して Debian 10.9 を debian-10.9.0-amd64-netinst.iso を使ってグラフィックインストールした場合は,インストールが終了し,ログインしてもフリーズすることはありませんでした.
以上をメーリングリストに投げときました.
Debian についてはそれはそれで使いみちがあるので,今回はそれで良しとします.サスペンドがきちんと出来ることも Debian で確認できたし.
Skylake だと Windows 10 や Ubuntu のインストールで不具合がありましたが,Kaby Lake (第7)世代では Windows 10 でも Ubuntu でもインストールの不具合はこれまで経験していません.まあ,新たに Skylake 世代の CPU を買うことはまず無いでしょう.