ばば様の一人語り(音楽授業)
中学校までは普通に音楽の授業があった。
高校からは選択制だったので書道・音楽ではなく
美術を選んだ。
生涯の音楽教育はそれだけである。
あとは自分が好きなものを聞いてきた。
好きな記事を読んだ。ラジオを聞いたテレビを見た。
今聴きに行くのはtomoharu ushidaである。
最初に聞いた時からいい音を出す人だなと思った。
いやあの頃はまだ可愛いぼっちゃまであったから
いい音を出す可愛い子やね〜であったろうか。
しかし大人顔負けの音楽を紡ぎ出す人であったのだ昔から。
今、25歳になってすっかりと大人の音楽になってしまった。
彼のトロイメライは子供の頃から、
な〜んでこんなに情感豊かにしっとりと
弾けるんだろうなと思ったものだ。
アンコールで弾くことが多いので
何か思い入れがあるのだろうと思っている。
少なくとも聴衆及び本人がクールダウンするには
うってつけのトロイメライである。
この曲は子供だって弾けるであろう・習っている人なら。
だがここまでのトロイメライを弾く人はどうだろう。
そもそも巨匠になったら表では弾かないのではなかろうか。
直近1曲は青年になったな〜という音であった。
ひさしぶりに聞いたトロイメライが
大人じゃ大人になった音じゃと・・
今までよりもっと男らしくなったぞ。
その後1週間たたないで聞いたら、
それはそれは優しい音楽であった。
甘ったるくはなくただ優しい人の気持ち。
最後の1音がいつも好きなのだが・・
ちょっと突き放すようだったかも。
何しろ最後の1音でじわりっと涙が滲む日も多いのである。
あの音はどこから出るんだろうね〜。彼の心の中から?
音楽的な言葉は知らない。
ただ自分の気持ちで聞いているだけである。
心に響く音楽・それだけで聴く価値があるだろうし、
聴くべきであろう。
有名であろうとなかろうと
自分が聞きたくない音楽は聞かなければ良い。
私は音楽に携わる人ではないので聞きたくない日は聞かない。
そういう生活である。