ばば様の一人語り(花)

多少の好き嫌いはあるが花と名がつけば大抵のものは好きである。
薔薇・ラン・ユリ・・豪華な花も好きなら
スミレ・ドクダミ・タビラコなどの園芸種でないものも好きだ。

昨今、何ごとも真似をすることが上手くなって
作り物の花も見事なりっと言うものが出てきたが
やはりそれには命がない。
造化の神は偉大なりといつも思うが
花が生きている・・細胞が生きているのを見るのが
たまらなく嬉しい。
透き通った花びらの細胞が一つづつ生きて弱って死んでいく。
その絶頂の時・その輝きは私を癒すのだ。
そこに命が息づいているのだなと感じる時だ。
なぜここまでにと・・
生きているってこう言うことよねっと・・
さまざまなことが心をよぎるのだ。
オオイヌノフグリの色・形・そのちいさな花に
どれだけの芸術を詰め込んでいるやら。

そう言うこともあるからどの草も抜きたくない。
オオイヌノフグリもぺんぺん草もヒメジョオンも
ハルジオンもドクダミもタビラコもカタバミも
庭では私が花を愛でるから抜かれない。
メヒシバなどは他所では嫌われるが
うちでは猫さんが美味しそうに食べるために大事にされる。
これだけは花のためではない。

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