ばば様の一人語り(今年2回目)

昨日と同じピアニストの演奏会に行く。
世の中には同じ人の演奏会に続けていくの?と
言う方もおありだろうがわかる人には分かるはず。
いけるものなら全公演行きたいものです。
そうはいかないから厳選して行っております。

今年1月は東京近郊で4回あるのです。だから行く。
私はもうすぐ80歳である、いつ行けなくなるか分からない。
いけるうちに行くのだ。

今年2回目は新百合ヶ丘
今日も麗かに晴れ渡り気持ちの良い日となりました。
初日の演奏は本人が語るには緊張していたそうで
なるほど私が聞いていてもいつもならこうじゃないな
というところもありました。
本日、第一音から違いまして自信のある音
揺らぎません。滑らかに指が動いているようです。
ほほ〜、今日は昨日と違うね・・などと
素人が偉そうに思いながら、さ・・次はバラード4曲。
聞き慣れたせいか、私にもこの全曲がどれだけ
違ったものであるかはっきりと認識されます。

さて休憩の後のシューベルト
大喝采の後に出てきたアンコールノクターン
本日のトリルも見事なり・・だけど。
他の曲が昨日よりもっと滑らかなので
うむ、こんなもんか。(失礼)
こんなに弾ける人はそういないけどね。
で・・時間が押しているから
もう今日はこの1曲かなと思ったらまた登場で・・
トロイメライか?
いっや〜、ちげ〜〜よ〜〜(思わず言葉が荒れるわ)
エチュードの10−1だわよ。
会場少々ざわめきましたよ。
この演奏がすげ〜(また荒れる)
今まで聞いたことない、こんな10−1。
わたしゃかなりの人のこの曲を聴いているけど、
みんな綺麗に楽譜通りにいかに早く弾くかばかりだった・・
練習曲に過ぎなかった。
これは違うよ違う、一つの完成した曲だ。
1日中でも聴いていたいぞ。
一期一会とは・・ああ惜しい。
もう1曲あってあんなに弾いた後に
アンコール3曲までと思ったけどもうこっちも大興奮・・
会場中にアドレナリンが出まくったねこれは。

牛田智大ピアノリサイタル・麻生でした。

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