東京湾サーキット構想 #3
東京湾サーキットの候補地として最適だと思うのは、令和島です。この島の一部はまだどこの区に属するかも決まっておらず、具体的な使用方法も決定していないと都の関係者に聞きました。
前回、「木を森に隠す」の言葉のように、走行音を「音」で隠すと書きました。その音の発生源はこの島の南東に位置する羽田空港です。
車やバイクの走行音よりも飛行機の発する音の方が大きいことは明らかです。多くのサーキットでは排気音の規制を設けており、その基準は95〜110dBほどです。
その一方飛行機の騒音レベルは離陸時に120〜140dB程度です。
さらに令和島の西や北側にはあまり人の住んでいない工業地帯である島に囲まれているため、その向こうに広がる居住地との「遮音壁」になってくれます。南側には東京湾が広がるだけですので、あまり音を気にする必要はありません。
これが民家が近くにある多くのサーキットと違い、東京湾こそサーキットの建設地に向いていると思った理由です。