先週開催されたSLGs
最近あまり体調がすぐれなくて、書く気に慣れず・・
ただ書き始めたら長くなってしまったので、聞こえに興味がある方だけどうぞ
先週SLGSが開催されたのを、ZOOMにて参加させていただきました
①生成AIの活用
AIの歴史と最近の目まぐるしい変化について
いくつかのAIサイトの説明もあり
トラブルで時間が押してしまったので、もう少し聞きたかった
②一側性難聴のコミュニティ「きこいろ」の代表者のお話
未だ一側性難聴への理解が浸透しておらず
人的・金銭的サポートも足りない現状
最近は新生児スクリーニング検査を行う自治体も増え、同時に一側性難聴の新生児も増加しているとの事
(新生児の1000人に1人が難聴という現実があるが、これもあまり知られていない状況かと思う)
個人的には、これまで一側性難聴の方に補聴器を貸出してもあまり効果が得られない事が多かったので、あまり積極的に勧める事はなかったが、効果を感じられる方も多い様なのでお話と試聴をお勧めしてみても良いのかもしれないと感じた(価格がネックだが)
③江浦先生のお話
補聴器や人工内耳だけでは聞こえは良くならない
医者と言語聴覚士と補聴器技能者が連携して難聴者のきこえに取り組まなければならない
医療面以外にも、社会面、地域との連携が必要になってくる
専門的な調整、カウンセリング、聴覚リハビリテーションなどが大切で、多職種連携が重要とのこと
ただ気になって点が2点あった
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●言語聴覚士の方がリハビリを行うことが大事と仰られていたが、熊本で行っている病院はない様子(言語聴覚士協会に確認)
他の補聴器店が1件だけ実施しているだけである
ライトヒアリングでは、以前福大の先生に質問したり、言語聴覚士協会から資料を頂き、当店独自のやり方で行っているが、まだ母数が少ない為、効果をはっきり歌うことは難しい
ただ今回、海外で行われている方法もあったので、少しずつ取り入れて改善していきたいと思う
●補聴器フィッティングのベストプラクティスの所で、
客観的検査(測定)が実耳測定、特性測定
主観的検査(測定)が質問紙、語音検査
と仰れたこと
・ライトヒアリングでは全部行えるようにしているのだが、実耳や特性測定は行っている所は専門店でも1割にも満たない現状がある
・補聴器を装用しての最小閾値や効果測定を主観的検査と仰られていた気がするが、そうなると基準となる聴力測定も聴性脳幹反応検査が必要になるのではないか?大病院以外ではできないのでは?
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という点が気になった
④AIとDNN(深層学習)の違いと補聴器への適用について
AI・マシンラーニング・DNNの違いを説明
AI>マシンラーニング>DNNと深化?しており、PHONAKではマシンラーニングとDNNで聞こえを強化し、電力のバランスとパフォーマンスを最大に活かし、今回の新製品を発売したとの事
正直な所、これまでのAI補聴器(一部)は本当に効果があるのか?と感じる事もあったので、補聴器の進化について伺えてよかったです
トラブルなどもあり、全体的に押してしまったために、zoomだと質問コーナーも切られてしまったので、もっと時間に余裕があったらよかったなと思いましたが、勉強になる点も多かったので、次回も参加したいと思います