貴方と私の間には…
2本の線が引かれている。ってことを、数年前に学んだけど…
ときどき、まだ出会ったところであるにも関わらず、私側の線の際まで来て喋りまくる人がいる。
これはつまり、初対面でもいきなり2本線の私の線の際まで近づいてくるということ。私はそう言う状況はニガテなので、めっちゃ引く。
けど、こういう人の中にも、数年という時を経た後、そのくらいの距離感なら気にならないという感じになる、つまり、その人との間にお互いにとってちょうど良い線が2本引かれた状態に落ち着くこともある。
一方で、はじめは程よい2本線だったはずが、時間が経つにつれて相手が越境しまくってきて、気づけば常に私の側の線の際に立って、いちいち絡んでくるようになっていることに気づき…
うわっ!!近過ぎる!離れてくれ!!!
てこともある。
これは、相手と自分の感じている親しい度合いや距離感が一致していないのが原因だと思われる。
この距離感の是正はかなり難しい。なぜなら、向こうは親しみを感じていて、こっちは引き気味の状態なので、調整のしようがない。
仮に、線の太さを変えてみたり、線の引き方を変えたりしても、この手の相手には見えないことが多いので。
こうなると、自分の側の線から黙って後ろに下がりまくるしかない。
ここから最近のリアルな話。2年ほど前に知り合って、生き方が面白いので仲良くなり、SNSでもやり取りするようになった方がいる。
私よりもひと回りちょっと年上で、私に対しては年下の友人に対する親近感のようなものを抱いてくれていて、いつも応援してくれているのもわかる。
けど、毎回、同じテーマの投稿に、一番乗りでコメントし(いや、他の友人は滅多にコメントしないから毎回ほぼその人だけ)、そこで長々と自分語りをされるようになり…
正直かなわんなと思い始めている。
こっちは特に人のアドバイスも見解も聞きたいとは思っていないのに、自分は昔同じことをやるために、あれをしてこれをしてこうなったから、これはああすれば良い、とか、若い頃こうだったああだった、こう感じてこうした、自分の経験ではこの手のタイプの人はああだこうだ…
毎回毎回いちいちコメントされると、「で?」と思うことも多いし、こちらの状況などまるで理解せずに自分の見解をおっ広げ、頼んでもないアドバイスをされると鬱陶しさを感じるし、何よりも、他の人と比較するとずば抜けて多い頻度で絡まれると、なんだか見張られているような気がして落ち着かない。
さらに、こっちは別に興味もないうんちくを語られると、他に聞いてくれる人おらんのんかい!とか思ってしまう。前にも聞いた話の繰り返しもある。
これ、どう考えても私がその人よりも年下で、話しかけやすいキャラで、コメントにも割と真面目に返信してきたから、私の側から見たときよりも「親しい」関係だと思い込んではるんやろうけど…
(あと、自分の方が上というか、経験豊富だからと思い込んでいる部分もあるだろう)
親戚のおっちゃんでもない人から親戚のおっちゃん以上の近さで寄って来られると、回を重ねるごとに、「またこのオッサンかよ…」と、ものすごいストレスを感じる。
ので、その人には特定の投稿を出さないことにした。でも、ここでまだ疑問が残る。
こういう初老のおっさん、世の中にいっぱいいるんでしょ?(おばはんもいるやろうけど私の周りには今んとこ幸いいてない)何をどう間違えてそうなってしまったんやろう?承認欲求と、常に軽くマウント取りたいのと仲良くしたいのと共感してるのとが、ゴチャッと詰め込まれた心情に起因した行動なんやろうけど。
この人、同世代もしくは自分より年上の人に対しては同じことを言わんやろうから、これって老害の一種、いや若年ハラスメント一歩手前だよな?
私は自分から人に話しかけることがほとんどないので、将来そういう風にはならんかなと予測しつつ、後期中年のおっさんの嫌われるキャラの特徴として、記憶しておこうと思う。