なんで就活してるの?って話。なんで起業しないの?って話。
今日は第一志望の企業の一次面接を受けました。
とてもカジュアルで、すごく私のことを知ろうとしてくれていたり、その人なりに理解したことを「あなたはこういう人なんだね」ってまとめてくれたりして、良い人だった。
通過してると良いなあ、と思うけどちょっぴり自信ないよね。いつもだけど。
でも落とすか?と言われたら落とさないんじゃないか?という謎の自信もあり、一次面接は通るような気もしている。(どっちなんだ)
わからない、
こればっかりはわからない。
その中で聞かれたことなんだけど、
「将来的に起業したいって思ってたり、何か具体的な目標があるの?」って聞かれて。
これは将来こうありたいって聞かれたところからさらに深掘りされた話なんだけど。
「"今のところは"起業する気はなくて、企業に入る意味としては〜」
なんて話した。
正直うまく答えられなくて、落とされたとしたらここが原因なんじゃないかと思えるくらいに、答えられなかった。
「今のところは起業しない」なんて言ったら、起業するかもしれない可能性も考えてることになる、まずいんじゃないか、、、
反省して、改めて考えてみる。
私はなんで就職をするのか、起業じゃだめなのか、フリーランスは?フリーターは?
今は色んな選択肢がある、多分、自分のやりたいことができているならなんでも良いのかもしれない。
就職する1番の理由は、安定したお金が欲しいからってところになる。
でも、そんなこと言えない。ただ、大抵の人は同じ理由だと思う。
じゃあお金とか関係なく考えるとしたら?
私はなんで就職するんだろうって考えてみた。
なんで起業しないんだろうって考えてみた。
起業するということは、世の中のどの起業もまだやっていないことを見つけること、そしてそれが何よりも自分の人生をかけてやりたいと思えることが大事だと思う。
それと同じくらい、同じことを人生をかけてやりたいと思ってくれる仲間がいること、似たような価値観を持っている仲間の存在が大事だと思う。
似たような価値観って難しいけど、私の場合は、
あらゆる人に思いやりを持てる
人の悪口ばかり言わない
どんな人も平等に扱う、扱おうとする姿勢がある
当たり前のことを1番大切にしている(たとえば感謝とか、報連相とか、小さな気遣いとか、そういうの)
困難や辛いことがあってもポジティブに考えられる
好奇心旺盛(常に色々な場所に行ったり、様々な人に会ったり、情報収集を欠かさなかったりする)
おもしろいことが好き
ここらへんな気がする。
実際、これまでの私の人生の中で、長く付き合ってきた人は、大抵当てはまるような気がする。
だから一緒にいたいと思えるし、頑張ろうと思えるし、好きだなって思える。
「類は友を呼ぶ」ってほんとにその通りだと思ってるから、似た価値観がない人とは自然と離れていくし、似た価値観がある人とは自然と連絡をとり続けていたりたまに会いたくなる。
はぐくむインターンのチームもまさに上に挙げたような人たちで、
インターンチームは、特に「働く」に近い関わり方をしてたなと思うから、私はこんな働き方が理想だなって、長期インターンを通して実感したなあ。
話は戻って、じゃあなんで起業じゃなくて就活なのかってところだけど、
すでに自分がやりたいと思える事業をすでにしている企業があって、
その事業や理念に共感して入ってきた、自分と似た価値観を持っている人がいるから
だと、自分なりに結論付けました。
多分、やりたいと思える事業をしている企業が一つもなかったら、就活してないと思う。
企業の数って400万社あるらしい。だから、そんだけあったら、逆にまだやってなくて自分のやりたい事業をするのって難しいだろうなあ。
長期インターンで仲良くなった「またたびさん」は、まだ誰も着手していないような事業をするために模索してる。
やりたいことに近づくために休学をして、行動している。
それは起業という形じゃないかもしれないけど、
自分の小さい時の実体験から、潜在的なニーズに気づいて、それを本気でやりたいって思って行動してる。
そんなまたたびを見てるからか、自分でこれをやりたいがある人は強いなと思う。
だから、付け加えるならば、私が就職をするのは、
やりたい事業をしている企業はすでにあって、
かつ
やりたい事業の中でも特にどんなことをやりたいのかは曖昧だからなのかもしれないね。それを見つけるために企業で働くのかもしれない。
働くなら似た価値観の人と働きたい。それは多分、みんな思うこと。
世の中には自分と合わない人もたくさんいるけど、
できるなら同じようなことを大事にしている人たちと一緒にいたい。その方が働きやすい。頑張れる。楽しく仕事できる。
だから、すごく大事なことなんだよね。
ただ、これを自分で起業して集めようとなると難しい。同じ事業をやりたい、人生を賭けたいと、本気で思ってくれて、
かつ同じような価値観を持っている人たちを集めなければならない。
それがどれだけ難しいことか。
だから、就職する。そうすれば、事業にも興味を持っていて、理念にも共感している、そんな、きっと似た価値観の人が集まっているから。
将来なんてどうなるかわからない。
自分が今やりたいと思える事業をしている企業に入って、1年、3年、5年と働き続けてお偉いさんになってるかもしれない。
入社して数ヶ月経った頃、思ってたのと違うってなって2年目くらいで転職するかもしれない。
1年、3年と同じ会社で働きながら、「自分はここに力を入れていきたい、それは今ある企業じゃ達成できない」と思い立って、起業するかもしれない。
それぞれの"かもしれない世界"は、それぞれ違って、同時に存在することはないけれど、
どの世界線も、常に自分が本当に何をやりたいのか向き合っていることに変わりはなくて、
その私は変わらないから、
変わらない思いを持ちながら、私が進んでいく未来は変わっていくんだろうなあ
なんて、
それはちょっと楽しみでもある。
就活でキャリアビジョンとかよく聞かれるけどさ、
そんなのわかりっこないよね、やっぱりその時その時で変わるんだよね。
だから、私がキャリアビジョンについて語るとき、「まあ、とりあえず今のところは」って言葉はついてくる。
企業からしてみれば、そんな言葉を放つ奴は、軸ブレブレな奴にしか見えなくて、長くいてくれなそうと思われるから、就活においては禁句なんだろうけど。
でも、良いのにね、自分の人生なんだもんね、
忖度なんてしたくないよね、そんな私を応援してくれる企業がいいなと思う。
とりあえず、今日の面接が受かってたら、
"とりあえず今のところは"起業する気がないけれど、将来的には起業したくなるかもしれない私
を応援してくれたって捉えよう。
おわり。