底辺職のいいところを書き出してみよう。その2
底辺職でいいところなんか特に無いと思っていましたが、どんな人にとって需要があるのかと思い、書き出しています。
その2です。
不況にアホほど強い。
うん、アホほど。
簡単に言うとですね、底辺職と言われる職業の根本は、人の生活に密接している。密接し過ぎてそのありがたみや当たり前さが実感出来ない。
これは日本がもう既に発展途上を通り越して、都市部は文明先進の結晶となっているからです。そんな環境の視野や生活を送って来た人が、
道路のアスファルトに感謝しますか?
水洗式ウォシュレットに感謝しますか?
上下水道がある事に毎日感謝しますか?
口では世の中誰かの仕事で出来ているとか言いますけど、
そこそこのお給料貰ってぬくぬく生きていける方なんか、
一昔前のビジネスマンガみたいに理屈こねて美味しい目に合おうと思ったり、仕事終わりに職場繋がりで知り合った人々と合コンでウェーイとかしている訳ですよ。
しかし不況になると生活維持に関わらないものは費用を削られます。
例えば広告デザイン費などです。
景気が良い場合は良いデザイン事務所に発注していた物を社内の出力とか無茶な方向転換を余儀無くされます。
それでも削りたくても削れない物があります。
ライフラインに直結しやすい関係のお仕事です。
そういった仕事は大半がお役所関係と繋がりがあります。
例えば道路工事です。
また法律で義務化がされている様な事、例えばトイレ(浄化槽)の管理などです。
また、人間は生きていれば生活ゴミも出ます。
ゴミの回収などは仕事として無くなりません。
仙人みたいに霞を食べるなんて出来ませんし、光合成も出来ません。
生老病死に関わる事は無くそうとしても出来ません。
そういう仕事は例外無く忌避が発生しやすく、それでも無くなりません。裏を返せば一生安定して働けるという事です。
いいところ・その2
どんなに不況でも絶対安定。
伺った話に銀行に勤める方が居ましたが、収入はいいけど盆暮正月無しと言う生活をしており転職先を探していたところ、結婚もしていた為今まで培った資格を活かせなくてもいいからとにかく安定して働き続けられる場所をという事で全く異業種を選んだという方が居ました。
それを聞いた時、もったいないと思いましたが思い切り良すぎる選択にびっくりしました。そういう生き方もあるのですね。
余談ですが、底辺職と言いつつも、役所から回って来る関わる仕事は特殊な資格が必要な事が多いので、そこそこ面倒 業種の品質の一定維持に関わる事には資格取得を必要となります。資格を取る事で技能手当てなど増える場合もありますし、取った資格は自分のものですから、同業他社に行くなどの選択肢が増えます。
底辺職では無いですが、資格の講習を開催する側の協会に勤める方も仕事としては無くなりません。
同じ事を延々と繰り返す手続や指導の仕事になりますが、こちらも食いっぱぐれは無さそうです。
(ただし食いっぱぐれが無いけれど辞める人が少ないなら人の流入が無く、人間関係が淀みがちになるかも知れませんが。)
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