底辺職の仕事はバカでもできるは間違い
キツイ・キタナイ・キケンの3K職でよく聞く言葉です。自分の場合は
面接時は「ウチの仕事はバカでもデキる」とか、仕事の説明で「これをこうでこうでこう、ね、簡単っしょ、バカでもデキるっしょ」とか言われる事が多いです。
これね見方で変わる事で、一つは正しいし一つは間違いです。
言われる理由の一つに、説明とはいえ難しいとは言えんし、先に入った人もそうやって言われて無茶苦茶苦労して覚えた自分が、新しく入った人間に先輩風吹かすチャンスでマウント取っているだけ。
性格曲がってますよね。
まあ確かに覚えてしまえば簡単ですから、そこまで行くまでが苦労する。
簡単と思ってもいいけど侮って仕事してはいけない事が多いです。
なんでか。
この手の仕事で使う機械とか場所や相手は、一歩間違うと取り返しつかない業務用機械を使ったり、相手に対して仕事しているから。
例えば、土建の場合はユンボ(油圧ショベル)やホイールローダーの重機系にダンプ。ランマー(地面をドスドス叩く機械)やプレート(地面を平たく慣らす機械)、エンジンカッター、掘削機などなど、機器のパワーや危険度が舐めプすると怪我します。
マシンガンズ滝沢さんで一躍知名度が広がったのがゴミ清掃業界、そこで使われるごみ収集車(塵芥車とか塵芥収集車)とか呼ばれ、パッカー車とも呼ばれてます。
(※ちなみに、ゴミを奥に詰め込む事より英語の“パック(Pack)”が由来らしいですが、英語圏では呼ばれないそうなので和製英語と思われます)
で、そのパッカー車ですが、積み込み作業中に巻き込まれて死亡事故もあります。
そもそも工事現場や町中は視界も悪ければ、一般の方の行き交う中で仕事するので不測な突発的事故(サドン・アクシデント)が多いです。
足元も、物を置いたり地面の蓋外したりと危ない事この上無い。
介護施設は年配のお年寄り相手です。しかも要介護数値が高い方が家じゃ対応できないから施設に入ってくるから、認知症の方の突然の行動も怖いです。
車の運転も特殊な車両であればある程、運転手が把握出来ない死角も増えますし、特殊な設備を使う車の場合は手順も覚えないと危険です。
ウチの父親は運転手で中卒でしたが、仕方無く集団就職で運転手をやるようになりました。仕事のストレスを家庭内にぶつける人間でしたが、運転でなんとか身を立てようと母親と共働きしてました。
中卒な事にすごくコンプレックスを抱いて常に不機嫌でしたが、運転が上手くなる事を拠り所に働いていました。父親は運転手の仕事を卑下した事はありません。
世間的にはバカでもデキる仕事という物はあっても、生きていく以上はバカはバカなりに人生決めて、続けられる仕事を見つけるか、自信が無くてもこれと決めて仕事を歯を食いしばって続けていく必要があると言うだけです。
その上で向き不向きとかはもちろん間違い無くあります。
肉体派行動系に行かなくても、パソコンの使い方覚えて、一昔前ならHTML覚えてIT土方やったりとか、SQLの言語やらクエリやら覚えるとか色々ありますが、何にしろ自分がバカならバカなりに仕事を見つける事が必要かなと思います。
とはいえ、底辺職系は新規技術がガンガン出て変化する事は少ないと思います。法律が変わって分別なりの企業的な対応は変わっても、明日からガラッと変化は少なめなので、覚える事はそれと比べれば覚える内容や応用が効く要点構造は増え難いと思います。
新しい技術が導入された場合、必要なら覚えてもいいかな位のスタンスでいいかなと思います。
ドローンとか航空写真撮るのに便利だから楽しそうですよね。
あと、お客さんとの関わり合いが意外と多いので、例えば機器の騒音や通行される方にご迷惑をお掛けしてすみませんというココロは必要かなと思っています。
自分も頭悪いので、バカならバカでやれる事をやって、ご迷惑掛けたらごめんなさいと謝る事しかできません。
バカならバカなりに考えて仕事していきたいと思っています。
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