【情報リテラシー論14】 人工知能などの最新ノウハウ
1 はじめに
今回の講義では、「人工知能などの最新ノウハウ」について学びました。講義の中で一番驚いたことが、AIでWebデザインや看板デザインが作れてしまうという点です。私は美術大学でデザインを学んでいる身なので、これからデザイン業界がどうなっていくのだろうと興味が湧きました。そこで今回は、「AIとデザイン」について調べていこうと思います。
2 AIデザインのメリット・デメリット
1メリット
1大量のデータ処理、分析が短時間でできる
2コスト削減ができる
3データに基づいた最適化ができる
4アイデア発想の補助に役立つ
5人間にしかできない業務に力を入れることができる
2デメリット
1オリジナリティの欠如
2人間らしい判断基準がない(感情、心理など)
3著作権問題
4デザイナーの存在意義の変化
5継続的な学習が必須
3 AIが活用されている例
1 プロダクトデザイン
商品パッケージやパンフレットのデザイン、動画制作に使用されています。また、AIがデザインした日用生活品が販売され始めているそうです。
2 Webデザイン
世界中のデザイン情報からデザインを収集し生成します。クライアントからヒアリングして行う要件定義など、人間にしかできない仕事に集中することができます。
3 グラフィックデザイン
商品デザイン、商品ロゴ、フォントの制作にもAIが使われています。AIにデザイン情報イメージを入力すると、たくさんおデザインから最適なデザインを生成してくれるそうです。
4 企業による活用事例
1 カルビー
大手企業のカルビーでは、ポテトチップスの「クランチポテト」に「パッケージデザインAI」というシステムを採用しました。ユーザーの目線を可視化したヒートマップや高感度の高さをデータにし、結果とデザインを組み合わせることで、最適なデザインを作り上げます。販売したところ売り上げも伸びたそうです。
2 オルビス
大手化粧品会社のオルビスでは、ランディングページを制作するために、デザインAIを採用しました。ランディングページが自動で制作できる「AIR Design」というシステムを利用し、制作時間の短縮化とページのコンバージョン率を1.6倍増にしたそうです。
5 終わりに
調べていく中で、AIにデザインの仕事を奪われるのではないかと不安の声が自分が思っていたよりもたくさん出ていました。しかし現時点では、AIがデザイナーの仕事を全て完璧にこなせることはないようです。デザインやクリエイティブな領域なものはやはり人間にしかできないことなので、どうAIと付き合っていくか考えられるデザイナーほどこの先活躍できるのだと思います。
参考文献
講義を担当してくださったのは、横田秀珠先生です。 https://yokotashurin.com