【情報リテラシー論10】 ショートムービーとライブ配信
1 はじめに
今回の講義では、ショート動画について興味が湧きました。私自身YouTubeショートや、TikTokをよく見るのですが、いつからショート動画が存在し、なぜ流行っているのかなど考えたことがありませんでした。そこで今回は、ショート動画の歴史と、その人気の理由について調べていこうと思います。
2 ショート動画の歴史
1初期のショート動画
2006年:YouTubeの誕生
YouTubeは、当初は数分程度の動画を共有する場としてスタートしました。スマートフォンの普及により、短尺で手軽なコンテンツの需要が高まりました。2013年:Vineの登場
VineはTwitterによるショート動画アプリで、6秒という制限が特徴でした。このアプリは、ユーザーのクリエイティビティを刺激し、バズるコンテンツの誕生を促しました。Vineは2017年に終了してしまいましたが、ショート動画の文化を広く定着させました。
私は、Vineのアプリは入れてはいなかったのですが、YouTubeに上げられていたVineまとめはよく見ていました。他にも、ミクチャやミュージカリーのまとめ動画も見ていました。懐かしいです。
2 ショート動画市場の拡大
2016年:TikTok
中国のByteDance社がリリースしたTikTokは、15秒から1分の短尺動画に音楽やエフェクトを加えることが可能でした。TikTokはAIを活用した「おすすめ」アルゴリズムにより、個々のユーザーの好みに合ったコンテンツを提供し、世界中で爆発的な人気を獲得しました。
2020年以降:大手アプリの参入
YouTubeが「YouTubeショート」を、Instagramが「Reels」を開始するなど、ショートムービー市場に多くの大手企業が参入しました。これにより、ショート動画はSNS全体での主要なコンテンツ形式となりました。
2. ショート動画が人気の理由
1 手軽に楽しめる
ショート動画の良い点は短時間で楽しめるところです。全世代楽しめるのはもちろんですが、特に若い世代は、スマートフォンを通じて手軽にアクセスできるコンテンツを好む傾向があるので、人気になったのでしょう。また、短時間なので、時間を効率的に使いたい人に適しています。他にも、頭をほぼ使わず、ぼーっとしながら見れる点や広告が他の動画同様にスクロールできる点がいいなと思いました。(最近はTikTokにスキップボタンを押さないと飛ばせない広告が出てきて少しめんどくさいです…)
2 作成が簡単
ショート動画の作成に特別な機材や技術は不要です。プラットフォームにはエフェクトや編集ツールが豊富に用意されており、誰もが簡単にクリエイターとして活動できます。このお手軽さが多くの人を引きつけていると思われます。
3 拡散性
TikTokやYouTubeショートでは、短い内容が瞬時に理解することが可能なので、SNSを通じてシェアされやすい特徴があります。この拡散力が、新たなトレンドを次々と生み出す原動力となっています。
4 アルゴリズムによる最適化
TikTokをはじめとするプラットフォームでは、AIが視聴履歴を分析し、個々のユーザーに合ったコンテンツを推薦します。この仕組みにより、興味を持つ動画にすぐにアクセスでき、視聴時間が増加しています。私も、この機能のおかげでつい動画を見過ぎていしまいます。
5 マーケティング活用
ショート動画を投稿することで、商品やサービスの存在を知らない人達に向けてアプローチが可能になります。
4. まとめ
ショート動画は、インターネットとスマートフォンの発展により、短時間で楽しめるエンターテインメントとして急速に普及しました。その手軽さ、創造性、拡散性が若者世代を中心に広く受け入れられる要因となっています。一方で、情報の質や中毒性といった課題存在しているように感じました。調べていて思ったのですが、ショート動画は動画が短い分、面白さを盛り込まなければならず、普通の動画を作るよりもスキルが必要なのでは?と思いました。また、短い動画なだけに、インパクトはあるが、誤解をうんでしまう可能性もあり、少し注意が必要が必要と考えらます。ショート動画は今後も進化し続け、エンターテインメントや教育、自己表現の場としてさらなる可能性を秘めています。その影響力を理解し、うまく活用していきましょう。
参考文献
講義を担当してくださったのは、横田秀珠先生です。 https://yokotashurin.com