中絶を考えているママへ

私は数日前に中絶しました。

中絶を考えているママに伝えたい話があります。

ネットの検索やSNSでは、
中絶についてひどく書かれています。
しかし、事情を知らない人が言っているだけで
耳を傾ける必要はありません。

私は24歳、結婚していません。
彼氏に妊娠したと伝えた時、私に
産む気！？
と言いました。とてもショックだった。

しかし、中絶を選びました。
すぐに結婚することが出来ず
シングルマザーになる可能性もありました。
子育てする貯金もなく、収入も少ないため
中絶することにしたのです。

世間が言う考えは
24歳　責任の取れる年なのに。
お金なんてどうだってなる。
命を無駄にするのか。
彼氏と別れた方が良い。

など。
とても痛くて苦しい言葉です。

24歳なんてもう結婚して子供がいてもおかしくない年なのに‥
実際、そう思いました。
しかし、結婚は焦ってはいけない
離婚するなら、今結婚して子供を育てても寂しい思いをされると思ったのです。

彼氏と別れた方が良い。
この言葉に騙されないでください。
彼に中絶して欲しいと頼まれたとしても
話し合えば、彼の事情もあるかもしれません。
あなたが大好きな彼は、あなたが1番よく分かっています。
友達やネットの書き込みに流されずにいてください。
別れようと思っていないなら別れなくてもいいと私は思います。
別れるか別れないか自分で決めていいんです。

手術は全身麻酔で
術前処置もありました。
術前処置がとても怖くて、
調べると死ぬほど痛い
気絶しそうだった
と書かれていました。
しかし、実際は
先生から3回チクっとしますと言われ
チクっとした痛みで深呼吸していたらすぐに終わりました。
腹痛で迷走神経反射になるタイプですが大丈夫でした。
そこまで怖がる必要はなかったです。

手術は初めての全身麻酔だったので寝れるのかなと不安でした。
ネットでは
寝れなかったのにそのまま手術され死ぬほど痛かったが耐えた
と書いてあるのも見たため不安でした。

実際は、麻酔を入れて眠くならず
あれ？と思っていたら追加で麻酔が入り
瞬きをしたつもりが、終わりましたよと言われ終わっていました。

術中の記憶は全くなく、痛みもなく、
終わりましたよと言われて看護師さんに
ズリズリとベッドに移動できますか？
と言われ起きて自分でゆっくり病室のベッドに移動することができました。

術後数日
段々と赤ちゃんがいないんだという思いになり
自分のお腹を無意識に触っていたり
赤ちゃん、妊婦さんを見たり
仲の良いカップルを見たり
すると辛い気持ちになります。

悲しいというか、見たくないというか‥
言葉にできません。

彼氏は私に
実感が湧かない
男だから、つわりだったり体調が悪くてしんどそうなのはわかるけど辛い気持ちには温度差が出ると言われました。

そうでしょう。
男性は妊娠することも堕ろすことも産むこともできないのですから。

共感してくれたらいいじゃん。
そう思うかもしれません。
私はなんとなくこう思いました。
どれだけ距離が近くても
実際に思い出が無ければ、亡くなっても悲しい、辛いとは思わないだろう
と。

男性のイメージだと
写真しか見たことのない隣の人が亡くなっても悲しくならない、涙が出ないのと同じなのではないかと思いました。

そう思うことにしました。
母性本能があるわけではないので、男性はそんなものなんだろうないうのが私の意見です。

男性と話合いができるのなら
伝えた方が良いことがあります。

男性が気持ちを共感して一緒に悲しんでくれるのならそれでいいのですが
そうでない場合がほとんどなのかと思います。

そういうとき、男性に（私はこう言いました）

苦しさを分かって欲しいわけではないけど
中絶がどれだけ重大な傷を与えるのか頭に置いておいて欲しい、次はもうない

と言いました。

中絶がどれだけ重大なものか
どれだけ苦しいものか
簡単に中絶できるものではない
ということを伝えたかったのです。

最後に
これから中絶するママ
中絶を考えているママへ

中絶は選択肢の１つ。
周りの意見で自分を追い詰めてもお空にいる赤ちゃんは喜びません。
きっと、笑顔でいることを喜ぶはずです。

彼氏がいる方
中絶を選択しても、月日が経って彼と結婚することになったら、また妊娠することができます。
赤ちゃんはそれを望んでいるかもしれませんよ。

これからの私は少しずつ気持ちの整理をしていきたいです。
気持ちの整理なんてどうやって‥と思いましたが
1番は供養でしっくりくるのかもしれません。
また、手紙寺というところがあります。
郵送、直接、どちらでも手紙を書いてお焚き上げしてくれるというところです。

お寺で供養して、お手紙を書いたら気持ちの整理ができてくるかもしれません。
ゆっくりと歩いていこうと思います。

こんなに悲しくなっていいのかな
と思う時もあるけれど、
我が子を失ったのですから
涙を流しても良い、生きている人がいなくなってしまったのと同じように悲しんで良いと思います。

あなたがこれから幸せになりますように。