役割は変わる
大人になり子供ができると、主役が自分から子供に変わっていくことを実感します。
親の役割は邪魔せず信頼し応援すること。
決してでしゃばってはいけない、それは主役の邪魔をするだけです。
親子関係ならば分かりやすいと思います。
子供の運動会で張り切るのはいいけれど、子供が頑張る姿を応援するのが役目だと思うのです。
さて、社会に出てそれなりに働く経験を積んできて強く思うことが、この「親の役割」を担う人がいないということです。
組織には様々な年代の人がいるのですが、メインで頑張るのは20代30代です。
40代からは能力や体力の衰えが顕著に現れてきます。若い世代のように無理はできませんし新しいことへの順応も時間がかかります。
となると、自分が頑張るという役目を終えて若い世代の頑張りを支えるように役割を変える必要があります。
今まさに40代の私はそのように感じているのですが、より上の世代の方にそのような考えの方がいないのではと思う事がよくありました。
常に自分の意見を通す、他人の考えを否定するなど、自分が中心にいないとダメな人。
知識、技術、経験を否定はしませんが、何歩も引いて若い世代が育つ助けになるような働き方をした方が組織が良くなるというのが私の考え方です。
つい自分を出したくなるのですが、若い人には迷惑なだけでしょう。
いつも穏やかで、助けが必要ならば惜しみなく手を差し伸べる、そんな人になりたいものです。
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