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#CMC_Meetup 高知 vol.6 参加レポート

こんにちは、ゆっきーと申します。
過去のnoteを廃止し、コミュニティのイベントレポートや気づき・学び関連のnoteへ一新致しました。

今回のイベント参加レポートはこちら

2024年9月14日(土)#CMC_Meetup 高知 vol.6

一般社団法人CLS高知 理事|CMC_Meetup高知代表の藤田さんに機会を頂きCMC高知に参加させていただきました。


今回のイベントでは改めてコミュニティへの概念と
コミュニティマーケティングがどのように顧客への価値創造に貢献するか
についてお話があり振り返りと学びをまとめてみました。



30分で理解するコミュニティマネジメントとコミュニティマーケティングの違い


一般社団法人コミュニティマーケティング推進協会 代表理事:小島 英揮さん

改めてコミュニティマーケティングの本質についてお話頂きました!

「メールを送れば売れるはず!」
「キャンペーンを打てば売れるはず!」

こんなお話がよくあるかと思いますが、実際にユーザーの行動を変えるのはベンダー側が期待するほど簡単ではないです。

本当に効果的なのは、同じ立場の人が語る”リアルな体験”


自分には関係ないと思っていた人も、すでに使っている人の体験談を聞いて興味を持つことがあります。

コミュニティという場を通じ旗を立てて次々と人が集まり、評判が広まり、行動が連鎖していく構図です。
ユーザー同士のつながり関心軸や信頼感が合致すれば、コミュニティは自然と横にも縦にも広がりを見せ、スケールしていきます。

間違ってはいけない!より火かつきやすくなるレシピ!


コミュニティはただ人を集めるのではなく、強い種火を作ってコミュニティの温度を上げていく、間違いやすいですが初期は少なくてもいいので種火をしっかりと安定させることが大事なんですね。

盛大に盛り上がっているコミュニティでも10人から始まっているのですね。(驚きです!)
SnowflakeエヴァンジェリストKTさんのイベントレポートも大変参考になります。

https://dev.classmethod.jp/articles/report-jaguer-jaco-vol-15/
引用)
まずは10人から始める、で全然良い。
10人という数字はゴールデンナンバー。コミュニティは10人から始まっている。

参考:コミュニティ運営のノウハウ大公開!『立ち止まらない!成長し続けるコミュニティ!会員の声とプロの視点で未来を創る』に参加してきた #Jaguer
  • 始めて、続けて、辞めなければ必ず1000人は超える。→ここを信じよう

口コミを触発させるのはコミュニティ


コミュニティの中だけで盛り上がっても、外に情報が出ないと他のユーザーさんに届かない・知る術がない

3つのファースト
①コンテキストファースト
まず大切なのは「ここで何をしていい場所なのか?」というコンテキストをユーザーに明確に伝えること。これが曖昧だと、ユーザーはどう動けばいいか迷ってしまいます。

②トラストファースト
人が集まったとしても、信頼が築かれていないと誰も発言しません。発言するハードルが高く感じられ、交流が生まれにくくなってしまいます。

③アウトプットファースト
行動や成果を言語化し、それを外に発信することが重要です。アウトプットを通じて、自身の経験を他者と共有し、新たな価値を生み出していきます。

学びメモ✍️

話す人が「先生」だけだとこの③が起きにくい教師と先生の関係性では、どうしても”聞く”で帰ってしまう。

実はイベントの中で大事な存在は「LT(ライトニングトーク)」
同じ立場の人が自身の「体験」を5分という短時間で語ることで、参加している人には共感がじわじわ生まれ始めます。

LTの目的は単に人数を集めることではなく「実践」できる知識の幅を広げるためであり、等身大のリアルな経験を共有できる場なのです。
(改めて学びです🧐)


コミュニティマーケをやる上で知っておいて欲しいマーケティングの考え方

一般社団法人コミュニティマーケティング推進協会 理事:小笹文さん

「価値」とは何か?


以前は日本で作ったものを日本で買っていたが、海外製品が増えてきて、外部環境にも変化があり、買い手が「自分で欲しいものは自分で選択して購入する」ようになってきた。

価値創出プロセス
製品を作ればお客様はマッチするでしょうという前提条件は変わってきていてその製品を通じてどう顧客のメリットを生み出せるか

でも・・・売り手側の考えた「理解や価値」はチョット惜しい・・w

ベンダーが考える、仮説はユーザーさんの課題に届いているようで届いていない。

実は情報の粘着性は「高い」



企業側

企業は自社の情報を外部に出したがらず、情報が公開されにくい傾向があります。特にBtoBでは情報の粘着性が高く慎重

お客側
お客様も漠然と困っているものの、その原因を明確に言葉にできないため、問題を外に出しづらい状況

このように、情報の粘着性が高い環境で、顧客はコミュニティを通じて何を解決できるのでしょうか?

(1)この流通こそ「価値」になる。

👤👤「ぶっちゃけ継続してますか?」
👤「導入後カスタマイズしてくれるの?」
👤👤「社内の決済のとり方ってどうしている?」

コミュニティ内で情報が共有されることにより、企業と顧客、お互いの課題や要求をより深く理解できるようになります。

コミュニティを通じて顧客の暗黙知が言語化され、企業にフィードバックされることで、より適切な価値提案が可能になっていきます。

(2)ユースケースが、他ユーザーの課題解決のヒントになる

例えば、海外製のMAツールを利用している場合、海外製品なのでFAQや製品仕様、チャットサポートがすべて英語で提供されているケースはよくあります。

このとき、多くのユーザーはきっとこう思うはずです。

お問い合わせチャットすらも英語だともうお手上げ!


ユーザーが本当に「価値」として求めているのは、新しいアップデート情報やプランのアップグレード提案ではなく、
「日本語の手順書が欲しい」という、即効性があって業務に役立つサポートを求めています。

コミュニティのなかを通じて情報が流通する。

学びメモ✍️

ユーザーさんは解決したいことをなかなか言語化できないんですよね〜
ぼんやり悩んでいたことが、他社の追体験をみて聞いて、認知していなかった課題や情報移転によって悩みを認識できる。


豪華なLT


株式会社ひだか林業&ITS 代表取締役 小川稔 さん
『孤独な林業家にこそ必要なコニュニティーマーケティング(最短ルートを選択するための分析とアクション)』

実は孤独になってしまいがちな林業の業界をコミュニティという繋がりで救う🙌


株式会社インターベネフィットジャパン 河野千里 さん
『(仮)昭和レトロな飲み屋街に根付くタテ糸・ヨコ糸 越境文化』

タテ糸:関心軸
ヨコ糸:繋がり
越境の連鎖は実践している。 サクごえってライトで気軽で親しみやすい!


株式会社リージェント 武市理佐 さん
『「いつか四国で暮らしたい」をコミュニティの力で加速させたい話』

コミュニティの魅力もそうですが、理佐さんのお人柄に引き寄せられました。この人に会いたいと思わせてくれる人がいることは、場のデザインの上では大事です。


Points of You Japan Tribe/高知大学
コミュニティオーガナイザー(自称)/特任助教 谷口ちさ さん
『The 1st Step to Community Resurrection(コミュニティ蘇生への第一歩)』

コミュニティを進める上で悩んだら「OWWH」を再度問い直す(大事!)


株式会社SHIFT PLUS 生成AIスペシャリスト/StartupWeekend ファシリテーター/ワーケーションクリエイター 小林洋実 さん
『詳しくない事はみんなで実験しよう!高知生成AIのラボ的な取り組み』

https://x.com/clskochi/status/1834916064922055078

企業でコミュニティを共同運営する時に、運営者の巻き込みに悩まれていましたが、LT後の小島さんの壁打ちセッションで聞いている側も理解が深まりました。


感想・まとめ


今回LTでお話をさせていただいた「焚き火理論」からのもらい火の資料も載せさせていただきます。

リーダーさんは発見することはできても、フォロワーさんってなかなか発見できない、そんな時に小島さんのスライドからヒントを得て考えたこと。

人から人へ「熱量」をうつす「もらい火」の瞬間をデザインする

フォロワーさんに熱量を移す時は”関心軸”と”習熟度”をなるべく合わせて
また次も来たいと思ってもらうこと、地道でコツコツした活動にはなりますが小さな火が集まれば大きな火になっていくと信じて活動しています。


最後は思いっきり高知が楽しかった写真を載せます。
東京から高知に越境してきましたが、ステキな出会いがたくさん!

CMC高知がステキすぎました、ありがとうございます。


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