![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/160749981/rectangle_large_type_2_117ae615fd9bae776303f5043b709dd0.png?width=1200)
初心者必見!初めての板読み完全ガイド
こんにちは。
今更ながらですが、リクエストがあった為
板読みの「教材」みたいなものを書いて行こうと思います。
僕もトレードを始めた頃はこれといった手法は何もなかった。
それならなぜ今板読みに拘るのかと言うと、
投資銀行(IB)トレーディング部門の新入社員が、チャートやオシレーターよりも先に叩き込まれるのが板読みと聞いた事がきっかけでした。
もちろんこの板読みにも確実や100%はなく、
「こうなる可能性が高い」位にしか言えませんので確実を求める方や、上がる銘柄が知りたい、といった方にはおすすめできません。
ですが、これからトレードを始めるorトレードをしているがあんまり良い結果が出せていない人はこれを読めばトレードに対しての"気付き"や"自分で見えていなかった部分"を掴めると思う。
Xの固定記事の説明にも書いている通り、
板読みの板には「今後、執行され得る注文」が数字として表示されていて、チャートやオシレーターでは図れないトレードのなかで唯一"未来"のデータが現れているので、数秒〜数十分ほど先の値動きを予測する事がしやすくなります。
なので、僕は"何円下がったら損切り"みたいな
マイルールは決めず、
ただひたすら板の需給を読んで、買い値より高く売り、予想に反して売られた時は即売りを徹底しています。
大きく負ける時というのは、需給で入ったのに
「まだ上がりそう」や「材料が大きいから時間軸を伸ばそう」など人間の感情が邪魔をする時です。
せっかく需給を読んで良い位置でinしたのに、推測可能な域を超えてギャンブルしてしまっては意味がありません。
そもそも"板"から何を読むのか?
(以下、買い板売り板などが分かる前提で書きます)
板情報には「いくらで〜枚買いたい」や「いくらで〜枚売りたい」という情報が詰め込まれています。フル板ならそこの価格帯の人数まで表示されます。もちろん注文を出していないけど、欲しい人売りたい人もいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1730859572-2zOXtA40seWTZyixQJ9wUrMd.png?width=1200)
そしてこの数字を元に、どの価格帯で多くの買い手や売り手がいるのかを読み取ります。
板はある程度上や下に行くと必ず出現する大きな枚数の壁に直面します。
俗に言う"厚板"です。
この厚板や注文数の溜まっている価格帯がチャートで言う
"サポートライン"や"レジスタンスライン"
になります。
もちろんこれにも騙しがあり、それを「見せ板」と言います。
大口や仕手はこの"見せ板"を使って個人投資家を
翻弄させてきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1730870666-Q4J5dXy0E7GY6U3NjZVau9sC.jpg?width=1200)
株価が見せ板に近づいてきたら消えたり
厚板が突破したのにまた厚板が出てきたり
他にもいろいろな手口を使い惑わせてきます。
厚板の買われ方や売られ方にも強さがあり
1撃で買われるか少量ずつ買われるかで
また強さが変わってきます。
この板の強さの事を「売り圧」「買い圧」
とも言います。
この売り圧が強くなる時の特徴は
・売り板が厚くなる
・成り行きでの売り注文が多くなる
・買い板が薄くなる
・出来高は増えるのに株価が下がる
などの特徴があります。
逆の買い板が強い時の特徴は、
・現在株価の数円下に厚めの買い注文が入る
・成り行きの買い注文が増える
・売り板が逃げて行く
・出来高が増えて株価が上昇する
などの特徴があります。
この時の板をリアルタイムで観察すると
板に出ている注文数の増減、
約定頻度の上昇、成り行き注文の増加など
かなり板が活発に動いているはずです。
では買い圧、売り圧ではなく
強い板、弱い板とはどんな板か。
強い板
・売り板にいきなり厚板が出現しても、売りがあんまり出ない。逆に売られても買われる。
・成り行き注文した後に価格帯にできる空白(スプレッド)が買い指値から埋まる
・買いの厚い板が逃げない。
などがあります。
逆の弱い板には
・厚板が出てきた瞬間売られる。更に買い板も埋まって逃げて行く。
・下がってきたら買いの厚板が逃げる
・成り行き注文が通ったあとのスプレッドが売りから埋まる。
こう言う時にはすぐ買わずに
少し様子を見た方が賢明です。
あとは出来高についての重要性を少し
書こうと思います。
出来高はトレンドを作る上でとても
大切になります。
出来高を伴いながらの上昇の方が
信頼性が高く、長く続く可能性があると言われています。
![](https://assets.st-note.com/img/1730863471-oJewOircdH81CZtmbkTvNVMq.jpg?width=1200)
有名な米国証券アナリストの
チャールズ・ダウも提唱しています。
このダウ理論は板読みにもかなり通ずる部分があって、"板は厚い方に動く"と言う相場の格言を聞いた事があると思います。
この板は"厚い方に動く"と"出来高"を増加させる事は人為的に発生させることができるからです。
例えば、
出来高を伴った陽線にしたいのなら、厚めの売り板を置いて自分で買って通せばいい。
逆に、
出来高を伴った陰線にしたいのなら、厚めの買い板を置いて自分で売り倒せばいい。
このような感じで資金さえあれば自作自演ができてしまうのです。
保有している枚数が多ければ多いほど
板を厚くしないと捌けないから
必然的に出来高は増えるのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1730901671-8wIBbqmzO1EMLhVHrJZFoT6l.png?width=1200)
このように板読みはとても奥が深く、
短期的な売買からスイング目線の売買にも
活かせるので覚えてしまえばとても
強力なツールになります。
他にも、有料記事にはなりますが
僕が今でも使用している板読みに関する
テクニックを載せているので
板に慣れてきた頃に是非目を通してほしい。
これを読まれた読者の成功を祈っています。