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太陽光の常識を変える新技術!ペロブスカイト太陽電池とは一体?

『太陽光の常識を変える新技術!ペロブスカイト太陽電池とは』をお届けします☀️

皆さん、「ペロブスカイト太陽電池」ってご存知ですか?

名前だけ聞くとちょっと難しそうですが、太陽光パネルの常識を変えるこの新技術。
日本が開発し、世界に広まったペロブスカイト太陽電池についてお話ししていきます!

ペロブスカイト太陽電池とは?


(引用元:ペロブスカイト型太陽電池の開発|環境エネルギー|事業成果|国立研究開発法人 科学技術振興機構)

ペロブスカイト太陽電池は、ペロブスカイトという結晶の構造をした物質の働きにより、太陽光を電気に変える太陽電池です。

厚さはわずか1マイクロメートル(0.001ミリメートル)と非常に薄く、
さらに軽くて柔らかいという特徴があります。

太陽光発電といえば、建物の屋根や屋上、広い敷地に設置されている太陽光パネルが思い浮かぶかもしれません。

太陽光パネルは、発電する層がシリコンでできているため「シリコン系太陽電池」と呼ばれており、現在普及している太陽電池の95%以上を占めます。

枯渇しない再生可能エネルギーであるメリットがある一方、原料のレアメタルの供給を海外に依存していることや設置する土地の確保など、さまざまな課題を抱えているのが現状です。

対してペロブスカイト太陽電池は、このシリコン系太陽電池の課題を克服する可能性を秘めているといわれており、今大きな注目を集めています。

★ペロブスカイト太陽電池のメリット★

  •  薄くて軽く柔らかいため設置できる場所が多い

  • ヨウ素などの原料を国内で調達できる

  • 室内光などの低照度でも発電ができる

  • 価格が従来の太陽電池に比べて安い

ペロブスカイト太陽電池の活用方法

積水化学工業株式会社 大阪本社 リニューアル完工イメージ
(赤枠内がフィルム型ペロブスカイト太陽電池)

(引用元:国内初、ペロブスカイト太陽電池をビル外壁に実装-大阪本社リニューアル工事- | 積水化学工業株式会社)


ペロブスカイト太陽電池は、その薄さや柔軟性を活かして、これまでの太陽電池では難しかった場所や物に応用できます。
例えば、建物の壁面や窓、車の車体、信号機や電柱、さらには衣類やバッグ、携帯端末などにも取り付けることができると考えられています。

このように、様々な場所での発電が可能になれば、街全体がエネルギーを生み出す「スマートシティ」への進化も夢ではありません。

実用化のタイミングは?

ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた動きは加速しています。
現在、東芝やアイシン、積水化学工業などの日本企業が中心となり、2025年を目指して研究開発が進められています。

特に、積水化学工業はすでに2023年10月に大阪本社ビルの外壁にフィルム型ペロブスカイト太陽電池を実装しており、国内初の実用化例として注目を集めています。

これから数年以内に、私たちの生活の中でもペロブスカイト太陽電池が目に見える形で普及していくでしょう。

ペロブスカイト太陽電池が変える未来

ペロブスカイト太陽電池は、コスト面や設置の柔軟性、環境への優しさといった面で、大きな可能性を秘めています。

もちろん、耐久性や効率の課題もありますが、これからの技術革新によって、これらの問題も克服されていくことでしょう。

今後、ペロブスカイト太陽電池がもっと身近な存在になれば、私たちの生活にも大きな変化が訪れるかもしれません。

太陽光をもっと効率的に、そして手軽に使える未来が待っているかもしれませんね。皆さんも、この新しい技術にぜひ注目してみてください!

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