【知恵袋回答!】埋没毛取り出し方を詳しく解説
【知恵袋回答!】埋没毛取り出し方を詳しく解説
皆さん、こんにちは!皮膚科医の田中です。
今日は、多くの人が悩まされている「埋没毛」について、その取り出し方や予防法を詳しく解説していきます。
「埋没毛」って聞いたことはありますか? 自分でムダ毛処理をした後に、皮膚の中に毛が埋もれてしまう厄介なトラブルです。
放置すると炎症を起こしたり、色素沈着を起こしてシミになってしまうことも。
「もう埋没毛に悩まされたくない!」
そう思っているあなたも、きっとこの記事を読めば、埋没毛の正しい知識を身につけ、適切な対処ができるようになるはずです。
それでは、一緒に埋没毛の世界を覗いてみましょう!
埋没毛とは?
埋没毛とは、皮膚から毛がうまく生えてこられず、皮膚の中に埋もれてしまった状態のことを言います。
毛穴が詰まったり、毛が途中で折れ曲がったりすることで起こります。
埋没毛になると、
毛穴が赤く腫れる
黒い点のように見える
かゆみが出る
痛みがある
などの症状が現れます。
放置すると、炎症が悪化して毛嚢炎(もうのうえん)というニキビのような状態になることも。
さらに、炎症が長引くと色素沈着を起こし、シミになってしまう可能性もあります。
埋没毛ができる原因
では、なぜ埋没毛はできてしまうのでしょうか?
主な原因は、以下の3つです。
自己処理による刺激
カミソリや毛抜きを使った自己処理は、肌への負担が大きいため、埋没毛のリスクが高まります。
カミソリで毛を剃ると、毛先が尖ってしまい、皮膚に刺さりやすくなります。
また、毛抜きで毛を抜くと、毛穴が傷ついて炎症を起こし、毛穴が歪んで毛が埋もれやすくなってしまうのです。
乾燥
肌が乾燥していると、角質が厚くなって毛穴を塞いでしまい、毛が外に出にくくなります。
摩擦
下着や衣服との摩擦も、埋没毛の原因の一つです。
摩擦によって肌が刺激され、毛穴が炎症を起こしたり、毛が折れ曲がったりしやすくなります。
特に、タイトな服や化繊の素材は摩擦を起こしやすいため注意が必要です。
埋没毛ができやすい部位
埋没毛は、体毛の濃い部分や、摩擦が起こりやすい部分にできやすい傾向があります。
具体的には、
わき
脚(特にひざ下)
ビキニライン(Vライン、Iライン、Oライン)
顔(特に口周り、あご)
などが挙げられます。
埋没毛の取り出し方
「埋没毛ができてしまった!どうすればいいの?」
そう焦っている方もいるかもしれません。
ですが、自己流で埋没毛を取り出すのは危険です!
無理に針やピンセットでほじくると、肌を傷つけたり、炎症を悪化させたりする可能性があります。
最悪の場合、傷跡が残ってしまうことも。
では、どのように対処すれば良いのでしょうか?
1. 自然に排出されるのを待つ
埋没毛の中には、自然に排出されるものもあります。
軽度の埋没毛であれば、清潔にして保湿をしっかり行い、様子を見ましょう。
ターンオーバーによって、皮膚の表面に毛が出てくるのを待ちます。
2. 角質ケアを行う
古い角質が毛穴を塞いでいる場合は、角質ケアを行いましょう。
ピーリングジェルやスクラブを使って、優しくマッサージするように角質を落とします。
ただし、ゴシゴシこするのは厳禁です。
肌を傷つけないように、優しくケアしてください。
3. 保湿をしっかり行う
肌の乾燥は、埋没毛の大敵です。
化粧水や乳液、クリームなどでしっかり保湿し、肌の潤いを保ちましょう。
保湿することで、肌のバリア機能が高まり、外部からの刺激から肌を守ることができます。
4. 皮膚科を受診する
埋没毛が炎症を起こしていたり、なかなか治らない場合は、皮膚科を受診しましょう。
皮膚科では、適切な治療を受けることができます。
場合によっては、抗炎症剤や抗生物質を処方されることもあります。
また、医療機関での脱毛も検討できます。
医療脱毛は、毛根に直接アプローチするため、自己処理に比べて埋没毛のリスクが低いのが特徴です。
埋没毛を予防するには?
埋没毛を予防するためには、日頃から以下の点に注意することが大切です。
正しいムダ毛処理を行う
カミソリを使う場合は、毛の流れに沿って剃り、シェービングクリームを使うなどして肌への負担を軽減しましょう。
また、毛抜きを使うのは避け、電気シェーバーなど肌に優しい方法を選びましょう。
保湿をしっかり行う
肌の乾燥は、埋没毛だけでなく、様々な肌トラブルの原因になります。
化粧水や乳液などでしっかり保湿し、肌の潤いを保ちましょう。
摩擦を避ける
下着や衣服との摩擦は、肌への負担になります。
通気性の良い素材のものを選び、締め付けの強い服は避けましょう。
ターンオーバーを整える
規則正しい生活習慣を心がけ、肌のターンオーバーを整えましょう。
睡眠不足やストレス、食生活の乱れは、ターンオーバーを乱す原因になります。
医療脱毛を検討する
自己処理による肌への負担が気になる場合は、医療脱毛を検討してみましょう。
医療脱毛は、毛根に直接アプローチするため、自己処理に比べて埋没毛のリスクが低いのが特徴です。
まとめ
今回は、埋没毛の取り出し方や予防法について詳しく解説しました。
埋没毛は、正しい知識とケアで予防することができます。
この記事を参考に、ぜひ今日から実践してみてください。
もし、埋没毛が炎症を起こしていたり、なかなか治らない場合は、自己判断せずに皮膚科を受診するようにしましょう。