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マッチング編|アプリで出会った中国人男性と結婚

アプリを始めた理由

今の夫は、確か5人目に会った男性だったと思う。

2022年、当時交際2年半だった彼氏に振られて、早くこの辛い思いを上書きしないと自分が潰れそうな気持ちでいっぱいになり、私は半ばヤケクソでマッチングアプリのpairsに入会した。

アプリをやっていることが周りに知られるのは恥ずかしくて、絶対に知人にはバレたくなくて、顔写真はマスクありのみ。公開する名前は本名とかすりもしないイニシャルで登録した。
彼氏が欲しくて始めたくせに、当時の私はやたらと警戒心が強かった。あとプライドも高かった。

始めてみると、マスクありの顔写真でもめちゃくちゃイイネが飛んできて、私の承認欲求が満たされていき、失恋の傷が癒えていくような気がした。
来るもの拒まず、会おうと言ってくれた人はほぼOKしていた。

次のような例外を除き…

・30分刻みで初回デートのアポ候補日時を提案してくる人(絶対マルチ等の勧誘だろ!笑)
・今の会社に不満がないか根掘り葉掘り聞いてきて、環境を変えませんか?と転職を持ちかけてくる人。エージェントか?
・ストレートなヤリモク

夫と出会うまでの1ヶ月半程の期間、アプリを続けていたわけだが、ヤバい人はメッセージの段階で適切にブロックできていたようで、実際に会った人で怖い思いをしたことはなかった。

お互いのプロフィール

今思えば夫のスペックも、マチアプ的には怪しさ満点だったのだけれど…

▼わんくん(夫)の当時のプロフィールに書いてあったスペック
・28歳
・都内で一人暮らし
・エンジニア
・院卒
・身長176㎝
・年収1,000万〜?(うろ覚え)
・体型普通
・結婚相手を探している
・酒・たばこ×
・千葉県出身(中国とは書いてなかった)

写真は全身かつ沖縄らしき場所での友達との集合写真で、自分だけ顔出し。にっこにこの笑顔だった。

▼はち(私)のプロフィール
・26歳
・都内で一人暮らし
・会社員
・大卒
・156㎝
・年収400〜600万
・体型普通
・彼氏を探している
・東京出身

あっさりしたアポどり

彼のプロフィールは1つや2つ、絶対盛っているだろうと思いつつも、本当だったら素晴らしいスペックだし、
写真の雰囲気もいい感じだし、酒タバコの嗜好が合う人は貴重なので、会ってみたいと思った。

直近2週間は他の人のアポと仕事で忙しかったので、マッチした直後は「予定がわかったら連絡します!」と連絡し一旦私から寝かせていた。
向こうからは「連絡まってますー」という返事のみで、その後一切連絡はなかった。

仕事が落ち着いてきて、明日から定時に帰れそうかな〜暇になりそうだな〜という時期に思い立って私から「次の火曜か水曜の夜どうですか?」とメッセージしたところすぐに、「火曜で!」と返事がきた。

アプリあるあるの、会うことを打診する前に行われる、お互いの趣味や休みの日の過ごし方、仕事の話に関するメッセージでの探り合いは一切しなかった。

複数人とやり取りしているとその通過儀礼みたいなものが面倒になってきて、会ってから聞けばいいか、と変にアプリ慣れしてきた頃だったので都合がよかった。

初回デート当日

どういう経緯で決めたか忘れてしまったが、初回のデートは向こうの提案で、銀座の椿屋珈琲だった。

私は仕事を予定通り切り上げられず、15分程遅刻…

初回のデートで分かった相手のことは

・アプリを始めて2ヶ月目
・ベンチャー企業に勤めていたが、辞めて起業したばかり
・千葉に住んでいて、最近東京に引っ越してきた
・筋トレをしている
・理系大学院卒
・温泉が好き

ざっくりこんな感じ。

文系大卒の私はこれまで出会ったことのない人種で、聞く話全てが新鮮で面白くて、2回目も会いたいと思うようになった。

パスタを2種迷っていたら、「じゃあ二つ頼んでシェアしよう」と言ってくれたり、とりわけてくれたり、気遣いができる紳士的な男性だな〜
という印象だった。

会計は割り勘を希望したけど、払わせてくれなかった。

帰りは地下鉄の出入り口まで送ってくれて、姿が見えなくなるまでにこにこしながら見送ってくれたことを覚えてる。

話した限りプロフィールで疑わしいところはないし、次も会えたらいいなあと思いながら帰宅の途についた。

ちなみにこの時点では中国人だとは知らなかった。
日本語も流暢で、顔も言われなければ日本人ぽいんだよねえ

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