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阪神淡路大震災とBL

なんちゃらとBLシリーズ(勝手に命名)も、定番になりつつありますが、それなりに愛を込めて書いたBL関連記事より、ブラックな私がカナリ出ちゃった空き缶ポイ捨てするな記事の方が閲覧数の伸びがいいのは、仕方のないことなのか。

また、不敬にしてショッキングな記事タイトルですが、諸々な事柄は30年経って、それなりに時が癒したと思いたいです。

先日、読み終えた、かわい有美子先生のEGOIST三部作が、こちら。先生のデビュー作だそうですが、物語のラストにもろに震災描写が出てきます。先生の被災者としての体験がリアルに作品に転化されてます。もちろん、実際にそのままあの地震のことだと作中に記載はありませんが、あとがきからしても、その事を書いたと言ってますから。


私は地震が発生した朝4時、もう厩舎で働いていまして、関西の揺れを中部でもかなりしっかり感じました。普通のお仕事の方はまだ寝てたてしょうね。当時の私は朝の2時半起きでした。この話をすると2時半は、朝じゃないと言われますが。

かわい先生、わりと実際に起きた事柄、実際にあるものを作品に取り入れる方ですね。他の作品でもありました。それについてやや批判的なレビューも見かけたり。

お話自体は2人の医師の恋愛物語で、決して震災がテーマではないですが、最後に震災を持ってくることで、よりドラマチックなお話になったのは確かです。

厩務員をやめて、世界をウロウロして被災された方と会う機会もあり、友達になったりもしましたが、震災の話は禁忌でした。震災でお父様を亡くされたそうです。その友達の友達に予め、それに関連する話はしちゃいけないと注意されました。もう時が癒したと思いたいですが、部外者が勝手な事を言うなと言われそうですね。


おしまい