見出し画像

あれはゲイバーだったのか??

28年前、スペインでたぶんおそらくゲイバーに行っただろう話。前の記事繋がりで、気になった方がいそうなので。(いないか?)

まぁ、とにかく、♫若〜かったあの頃〜、何〜も〜怖くなかっ〜た〜、ので、今思うと、やばいことに巻き込まれそうなこともしてたかもしれない。

とにかく私は23歳ぐらいの頃、ヨーロッパをウロウロしていた。最初、アイルランドのダブリンの語学学校に行ったのだけど、いろいろあって、その時は南スペインのコスタ・デル・ソル地方のマラガの語学学校に通っていた。ここは、陽の光を求めて(?)バカンスで短期留学にやってくる北欧の若者も多かった。目の覚めるような北欧美人が、たまにいたのだ。そこは置いといて、とにかく、リゾートシティーなのでフライデーナイトフィーバー(死語?)は凄かった。語学学校が管理してる街中のピソ(マンションのシェアハウスみたいなもの)に住んでいたので、週末の夜の煩さったら日本人からみたら普通じゃなかった。翌朝の街の荒れ様も。サタデーよりフライデーのが凄かったような?

そんなこんなで、私はとある金曜(たぶん)の夜、つるんでた日本人の女子2人とパルで食事がてら飲んでたのかな?彼女らは外大スペイン語科の留学生だったから、私よりスペイン語が話せた。どういう訳か、瞬間的に仲良くなった男女混合トリオ(2対1?1対2?あやふや)に誘われ、2次会(?)に。いいトコロに連れてってくれるらしいと、オイオイ大丈夫かと思いつつ、彼女たちがタクシーに躊躇なく乗ってしまったので、もう行くしかない。タクシーで辿り着いたのは、なんだかよくわからないスナック?違うな?陽気で華やかなお姉さんだか、お兄さんだか、不明な人たちに迎えられ???どうやら、そういう店らしいのだ。

アルコールに弱いのでたぶんサングリアを飲むぐらいだったけど、もう恥ずかしくて(眠かったしで)、俯いていたのだけど、盛り上げるのが仕事(?)の彼らは、珍しい日本人女子にフレンドリーに(?)話しかけてくれたわけさ。

¿Cómo se llama?(お名前は何て言うの?)

Me llamo MarIko.(マリコです。)

Maricón?(オカマ?)

No. Mariko.(違う。マリコです。)

Maricón!! Maricón!!(オカマだって!!)

と、大受け。

海外あるあるですよね?
まぁ、場が盛り上がったからいいのか?

そんなこんなで、一時楽しんで無事に帰ってこられました。ホッ。

よく知らないけど、女子もオッケーだから、たぶん、バリバリのゲイバーとかではなかったんだと思う。

一夜明けて、知らない人に(それが外国人でも日本人でも)ついていっちゃったヤバさを反省した私たちは、そっと心のメモリーにしまい込み、それについて深く語り合うことはなかったのでした。

ゲイバーが舞台のBLもいっぱいあるから、ゲイバーに間違って連れてこられたノンケくんが、酔っ払ってお持ち帰りされちゃう話とかもありそうだなぁ〜。うふふ。



おしまい