【アツい】僕の会社で3年働いてくれたら年収800万円を保証します【約束】
本日役員会を開催するのは渋谷「恋文酒場 かっぱ駅前店」。15〜18時のハッピーアワーの内容はドリンク2杯と絶品タパス3種。2階の座敷席なら1500円、1階の立ち飲み席ではなんと1000円という激安価格。席につき、早速ユニポテンシャルの役員2人が杯を重ねます。
【社長が社員と交わす、生々しいけどアツい約束】
蛎田:僕、最近新しい会社の社長を募集したんですよ。
須田:ああ、ツイッター見たよ。全部で何人くらい応募きたの?
(以下、蛎田=か・須田=す)
か:約80人のアツい想いを持った若者から応募が来ました。無事、一社誕生予定で、当初の予定とは違いますが採用も決まりそうです。
す:すごいなあ〜。
アツい若者の話をしながら温かいおしぼりで顔を拭くおじさん。
か:面談で言われるわけですよ。「こういうシーンで貴社のお役に立つことを約束します」って。中には、そこそこ名の知れた企業の正社員の人だっているんです。そんな人が、僕と立ち上げる新しい事業にかけてみたいと思ってくれてる。
す:胸が熱くなるねえ。
か:いわゆる「意識低い系」だった僕でも感動してしまって。未来に希望が持てる約束って人をアツくしますよね。
す:じゃあ、かっきーもすべきだよ。約束。
か:誰と? 弟とか?
す:なんでよ。かっきーが一緒に住んでる弟との約束は勝手に家庭内でしてよ。そうじゃなくて、ビジネスを介したアツい約束。ユニポテンシャルの株主にはVCもいないし、役員も俺らふたりだから、例えば社員とか。
か:どんな約束がいいかな……。
す:さっきかっきーが言ってた社員が未来に希望を持てるような約束をしたらいいんじゃないかな。一番分かりやすいのは生々しいけど給料面のことだよね。
か:あ、そしたら、会社が存続する限り、勤続3年以上の社員は最低年収800万円以上を保証するっていうのはどうでしょう。
す:なんで800万円なの?
か:テレビで見たんですが、人が幸福度を感じられる年収の最大公約数は800万円らしいんですよ。
す:800万円かあ。それは確かにいろんな意味でアツいけど、本当に言い切っちゃって大丈夫?
か:長く一緒に働いてくれる人にはそれだけで感謝の思いもあるし。
す:本当に?
か:はい。もし3年間の猶予があって社員を800万円以上のバリューがある人材に育てられないのなら、それは自分に甲斐性がないということだと思うので。ぬるい約束をしてもしょうがないので、この場で取締役会の承認を求めます!!
す:よく言った! 今後ユニポテンシャルは、4年目で必ず給料800万を支払う! 決まりだ!!
【意識が低くてもビジョンがなくても、社長にはなれる】
前が見えなくても、役員会はできる。
す:でもさあ、最近はどの業界でも意識の高さが重要視されすぎじゃないかなあ?
か:表面的な「意識高い系」は揶揄されることもありますけど、表層だけを舐めてるよう人は減ってると思いますよ。最近は本当に志を持った人が多い気がする。
す:それって、立派なビジョンをメディアで語る人が増えたからそう感じるんじゃない?俺だってインタビュー受けるとちょっと盛ってエピソードや想いを喋っちゃうってことあるもん。
か:そうなんだ……。でも、実際にそういう言葉に感化されてる人も多そうですよね。
す:それは、ごめん。だけど、みんながみんな意識が高くて自分の掲げたビジョンを実現できてたら、日本中、坂本龍馬とか織田信長とか孫社長だらけだよ。
か:そっかあ。
す:ちょっとシュンとならないでよ。そもそも、かっきーはなんで「意識低い系」だったのに会社の社長になったの?
か:まず朝起きれないし、上司に怒られると逃げ出したくなるし、細かい作業も苦手だし、朝起きれないし。だから自分ができることを模索して自分で会社を興したんです。
す:ただ昼まで寝たかっただけじゃなくて? でも、意識が低くても自分の能力を最適化すれば結果を出せるってことだね。
か:そうです。僕も別にかっこいいビジョンを持っているわけではなかったですね。
【大志を抱いていなくても罪悪感を抱かないで】
す:そう考えたら現代は志の高いことしかやっちゃいけない風潮があるかもね。それゆえに、新たな行動を起こせなくなってる人はいるかも。
か:最初からビジョンに向かって行ける人はそれで素晴らしいと思いますよ。でも、とりあえず行動を起こす方が向いてる人だっているんですよ。僕がそのタイプ。
す:ビジョンがなくても挑戦しても良いし行動を起こしても良いってことか。
か:そう。だから大志を抱いていないからって罪悪感を持たないでほしいですね。取るに足らないことや、地味なことにはチャレンジしてはならない、みたいに思わないでほしい。
す:でもこのご時世、選択肢が豊富すぎて何をやったら良いかわかんない人も多いかも。
か:道に迷ったときは、自分が成果を出せそうな道に進むべきだと思います。何がやりたいかとか、社会でどんな役割を果たしたいかじゃなく、成果が出せるかどうかを見極めていけばいいんじゃないですかね。
す:みんな自分が何なら成果出せるかもわからないんじゃないの?
か:今って崇高な大義が重要視されがちだから、「成果が出せるか」を意識したことがある人って少ないと思うんですます。その基準を持っておくだけで今後の選択が変わってくる。少なくとも僕はそうやってその場その場で選択してきたら社長になれました。
す:「成果が出せるか」で選べ、か。正しいようにも思えるけど、たまたまかっきーが上手くいっただけの結果論ってことはない?
か:株式会社キープレイヤーズの高野さんが言ってたんで間違いないです。
す:あ、じゃあ正解だわ。
か:ですよね。
見えた!
す:要するに、例えば新卒が2社の内定でどっちか迷ってたら、「自分が成長できるか」とか「どうなりたいか」より、まずは「やれるかどうか」で決めれば良いってことだね。
か:周りが評価してくれるのは、成果が出せてることだけです。ビジョンを持っていなくても、成果を出せていれば続けられるし、成長できるし、なんか周りが勝手にビジョンを見出してくれたりします。
す:それはほんとそう。
【迷ったときはプロに冷静な判断を仰ぐのが吉】
意識は低くても乾杯は高いふたり。
す:ビジョンも見つからず、自分が何で成果出せるかもわからないときは、かっきーみたいなキャリアコンサルタントが冷静に判断してくれるから相談して欲しいよね。
か:成果出してれば会社だって自然と給料増やしてくれるはずです。ビジョンがなくても、意識が低くても幸せになれます。
す:まあ年収800万以上保証できる社長の言うことだから、ちょっとは信頼できるかな。
か:へへ。
す:でもユニポテンシャルって、今イチ何やってるか認知されてない気がするから、とりあえず3年で800万出すって言われても、言うだけ言って払えなくなって逃げるんじゃないかとか思われるかも。
か:ほんとですか! いやけっこうちゃんとした会社だから約束は必ず守りますけど……。確かにどんな会社かは知ってもらう必要あるかも……。
す:そういえば全然会社の広報してないよねこのブログ……。
か:次回のハッピーアワー役員会は、ちゃんと会社紹介みたいな内容にしましょうか……。
す:じゃあそれも取締役会で承認と言うことで。
To Be Continued...
提供:株式会社ユニポテンシャル
ライター:勝山ケイ素
編集:いちじく舞
写真:なかむらしんたろう
企画・構成:おくりバント