\ 告知:4/20リニューアルOPEN〜③ /
2024年4月20日(土)〜5月6日(月)、
リニュアールOPENを記念して企画展を開催いたします。
(今は長すぎるプレOPEN中です)
タイトルとステイトメントは、また追って。
ちょこちょこ聞かれるので明言します。
リニューアルOPEN後も、変わらずレンタルスペースとしての機能は維持します。
昔読んだ皆川明の何かのインタビューで、〈違う脳が欲しい〉から、ミナのデザイナーにめちゃくちゃイメージの違う人を採用した話を読み、それからずっと〈違う脳みそ〉って何なんだろう…。と考えていました。
もはやフィジカルな情報だけでなくなってしまった私たちは、エコーチェンバー、フィルターバブル化された情報空間で、〈見たいものだけ見る〉状態で、複雑怪奇な世界を生きています。自分の生活圏内、文化圏内から外れたものを、もはや自力で認識するのは難しい。私自身もきっとかなり偏っていて、でもその偏りさえもわからない。
その偏りを認識するため、とても個人的な理由からレンタルスペースの継続を選択します。
そう思う前は、地方であることの意味を見出すためにレンタルを続けるべきだと思っていました。でも、同時にそれってすごく偉そうだとも思っていて、よう言えんなあと。
よく〈文化の発信〉的な言説を目にするけれど、発信の主体性について考えたときの貧困さに足元がぐらつくんです。恥がある。自分自身に文化的あるいは広い意味での芸術における学術的な知識、知見の貧困さを感じる。それは、自分の受信機能の範囲に自信がないからです。範囲。
レンタルスペースとしての機能は、その覚束ない受信機能を広げるための処方箋でもあります。
と同時に、色んな脳からの信号で動く体(蔵)について、今後は能動的に考えていきたいです。
今は色んな動きをしていて、ほんとマリオネットみたい。
相互に〈委ね〉と〈委ねられ〉が出来る状態で、ギャラリーを運営していきたいです。
そう、蔵が体なんだとしたら、ピナ・バウシュや彼女を慕うダンサーたちの、あの体の動き、息遣いみたいなのがいいなあ。
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ツインギャラリー蔵 / リニューアルOPEN展示
植田 佳奈 夏目とも子 嘉春佳
-日程-
2024年4月20日(土)〜5月6日(月)
-時間-
11:00~17:00
-closed-
火・水 / 4/23、24、30、5/1
-会場-
ツインギャラリー蔵
静岡県浜松市西区入野町1104
-アクセス-
[ 車 ]
駐車場あり(約30台、ハッピーバレー・酒のビックとの共同駐車場)
・東名浜松ICから約40分(東京方面から)
・東名浜松西ICから約25分(名古屋方面から)
[ 公共交通 ]
JR浜松駅北口バスターミナル5番乗り場
遠鉄バス20 番線 入野行「東彦尾」下車、南すぐ
入場無料
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植田佳奈
@uedakana_
夏目とも子
@tomoko_natsume
嘉春佳
@radiotaiso_1
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かつて織物業を営んでいた頃に使用していた蔵を1997年にギャラリーに改装し、四半世紀が経ちます。その間、市内県内外問わず多くの方にレンタルスペースとして利用されてきました。そして、今年の夏〈Re:リノベ〉と題し、新たに改装。来春新たなスタートを切ります。本展は、リニューアル後、初の展示となります。上滑りする知識や文脈のその前に何があるのか。自分の感覚器官を開いて委ねて身重ねする。鑑賞それ自体を、知識や情報から引き剥がし、それが生活にどう還元されていくのか、を考えています。(推敲中)
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●関連イベント●
壁プロジェクト - 夏目とも子
4/20(土)〜5/6(月)
・・・
表面の白い層を削ると、幾重にも塗られた色層が現れる。
彫る手の力加減によって深さが変わり、思いもしない色が生まれ、来場者一人一人の線が静かに繋がり、それは半永久的に目に見えない形でギャラリーを内側から包み続ける。
レセプションパーティー
4/20(土) 15:00〜予定
作家さんとお茶飲み会
在廊日(決まり次第)
さしすせそ文庫
参加作家さんによる選書
(本・絵本・漫画・雑誌・映画・音楽)
・・・
作品について深く知ってもらうため=知識の補強ではなく、目の前にある作品が、どこからどうやって来たのか考えるための取り組み。
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