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サコッシュと池の色の水:2024/7/17

3~4年使い続けているサコッシュを初めて洗った。

酸素系漂白剤にザブザブ漬けてしばらく置いたら公園の池くらいの色の水が出てきていた。
「ウワ〜」と声が出たけど、爽快だった。

インスタとかでは「オキシ漬け」と呼ばれる酸素系漂白剤に漬けるこの行為って、池くらいの色の水を見ることが目的と化しているところがあると思う。
「こんなに汚い水が出たなら、きっと綺麗になってるんだろう」という気持ちを得るためにやってるフシがある。
実際綺麗になってもいるんだろうけど、見た目に実態が伴っているのかは不明。菌とかは全然落ちてないのかもよ?

それでも私は定期的にやる。
なぜなら池の色の水を見て「ウワ〜」と言いたいし、綺麗になった感を得たいから。

ところでこのサコッシュ、個人的にとても名品だと思っている。
武蔵小杉のみやがわというこぢんまりしたお店で買った。
おじさまとおばさまが夫婦でやっている登山用品のお店で、サコッシュは全部おじさまの手作りだそうだ。50年作り続けてるらしい。
サコッシュの裏地がいろいろあって、だいたいが派手なのだけど、その裏地選びはおばさまの仕事だそう。

このサコッシュがとても使い勝手がよい。
外ポケットにはスマホを入れて、家の鍵はカラビナでループに付ける。
メインのファスナーの中にはお財布とイヤホン、それと日焼け止めやリップクリームなど細々としたものを入れるとちょうどいい。
作りも丈夫で、ガシガシ使える。帆布生地っぽいのを選んだので、使うごとに味が出て愛着も増している。

このサコッシュを愛用している登山愛好家も多いという。
最近はオールブラックなものも作っていて、サコッシュ自体も「みやがわ」のタグも全て真っ黒でカッコイイ。
見た目もいいので、時々ファッション誌で「スタイリスト私物」として登場しているのも見る。

「バックグラウンドのある知る人ぞ知る名品を気に入って使っている」というそこはかとない優越感を得つつ使えるところも気に入っている。

気に入りすぎて色・形違いですでに2つ持ってるけど、武蔵小杉に行ったらまた1つ買おうかな。

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