これからの日常のはじまり:2024/7/15
入籍をした。
前日の晩に入籍前最後の意思確認と、今後のお互いへの期待値などを確認して、しこたま天ぷらとそばを食べて寝た。
起きたのは昼の12時過ぎだった。
起きて両親に「入籍してきます」と連絡して、身支度して区役所に向かった。
祝日なので時間外窓口に行った。隣の窓口の係のおじさんの声がデカくて自分たちの窓口の係の人の説明は20%しか聞こえなかったけど、まあなんか提出できた。
こんな紙っきれ1枚で戸籍の変更って出来ちゃうんだな、全然何の実感もないなと思った。
何の実感もなくても私の名字は変わったらしい。不思議なことだ。
私はこれまで名字か名字から派生したあだ名で呼ばれることが多かったので、ひとつアイデンティティを失ったような気持ちもする。
法的に夫婦別姓が認められている世界に住んでいたら、100%別姓を選んでいた。
とはいえ、仕事では今後も旧姓を使うし、これまでの友達には旧姓で呼んでもらうし、身分証明書も出来るだけ全て旧姓併記にするので支障は少ない。
先人たちと経団連に感謝だ。
入籍の記念としてちょっと高い焼肉屋さんに行った。
ウニが乗ったユッケがやたら美味しかった。
これまで「いい肉にウニなんて…なんか節操ないな」と思っていたし食べてもなおそう思うけど、でも美味かった。また食べたい。
昨日まで彼氏だったオットくんは普段ごはんを食べたらすぐに眠くなって帰りたがるのだけど、珍しくもう一件行きたいと言ったり、銭湯に寄って帰りたいと言ったりしてきた。
とても喜ばしいことなのでリクエストにお応えした。
休日の最後を銭湯で締めくくるのは最高だと思っているので、それを夫婦最初の日にできて内心嬉しかった。
人生にフェーズがあるなら、今日はその切り替え日だったような気がする。
自分の役割というか、役が増えた認識がある。
「妻」という役が増えて、もしかしたら今後「母」という役も増えるのかもしれない。
役に飲まれずに役を楽しむ日常になるといいなと思う。
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