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一寸先の黒湯:2024/08/14

先月受けた人間ドックで「要精密検査」となり、紹介状をもらうためにまた蒲田に来た。

病院での滞在時間わずか1分半で紹介状を貰い受けた。用事が終わってしまった。
蒲田には普段あまり用事がないのでもう少し粘って満喫したい。とりあえずグランデュオの根室はなまるの立ち食い寿司を少し食べ、その後蒲田温泉に向かった。

看板も建物もかわいい蒲田温泉

東京の大田区や品川区は黒湯の銭湯が多い。
以前品川区に住んでいたので黒湯なんか慣れっこだいと思っていたけど、ここの黒湯は全然違った。
湯に浸かった部分の3センチ先が見えない。温泉に浸かっている自分の身体が見えないという体験したことある?私はなかったので新鮮に面白かった。

サウナも入った。温度高めで空いてて最高だったけど、水風呂の温度は25度以上あった。
でも水風呂に長めに浸かったらちゃんとととのえた。
サウナのセット中、たぶん湯船と水風呂を往復する温度設定なんだろうなと思ったので、その通りやってみたらとてもよかった。

蒲田温泉は釜飯が名物とのことで湯上がりに食べようかなと思ったけど、定休日だった。まあいいか、さっき寿司食べたし。また来よう。
代わりと言っては何だけど、蒲田温泉Tシャツを買った。ライオンをシンボルに使ったロゴマークがかわいい。でもなんでライオンなんだろうね?


入浴後、外の自販機でドクターペッパーを買ってひと口飲んで道を歩き出した時、「これでいいや」と思った。
なんだか最近こういうことをよく思う。
仕事やプライベートで「より良さ」みたいなものを追い求めてるけど、私の幸福の最高点ってこれ以上ないんじゃない?これでよくない?という気持ち。

前にほったらかし温泉に入った後、宿泊先のほったらかしキャンプ場にトコトコ徒歩で戻る時に同じように思った。
去年手に入れた中古のマイカーでひとりで出掛けて、帰りの談合坂SAで注文したタレカツ丼の最初の一口でも同じように思った。
一方で、高い高い焼肉屋さんでごはんを食べている時(自分の金/他人の金に関わらず)はそこまで思わない。記念日にホテルのスイートルームに泊まって鉄板焼きをいただいている時もそこまでじゃない。
旅行とかも別にそんなにだし。

他にも幸せを感じるものはある気がするし探す価値はあると思うけど、現時点の私の幸福の最高点は日常から半歩先くらいにしかないんじゃないかなという仮説がうっすら立ちつつある。
(あと、同じように感じた瞬間はいつもひとり行動という共通点もある。)

そんな私は来月結婚式を挙げるし新婚旅行にも行く。
日常の半歩先なんて言ってられない、一生に一度レベルの非日常に対して自分がどう感じるのか気になる。

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