ボリビアのSIMって?
ボリビアのインターネット事情
海外旅行中、WIFIがない環境でインターネットを使うには、どこかの通信会社の電波を使うことになる。
最近では「ESIM」というものもあり、また短期旅行であれば海外ローミングという方法もあるが、コスト面で言うなら断然現地でSIMを購入するのがいい。
ボリビアのインターネット事情、ことウユニに関して言うなら決してよくはない。
ボリビアのSIMには『entel』『tigo』『viva』の3種類がある。
今回は自身が使っている『entel』について、購入方法から実際に利用できるようにするまでの方法を解説してみる。
ちなみに『entel』は国内で最も強いとされている。
ウユニ塩湖で実際に使えるのも『entel』だ。(他は知らない)
SIMの購入方法
まず、どこでSIMを買えるか?
街には『entel』のショップがある。日本で言うところの『docomo ショップ』のようなものだ。
おそらくこれが最も分かりやすく正規の値段で買える方法だ。
街に『entel』のショップがないようなところでも正規の『entel』の窓口があったりする。
例えばバスターミナルの中にあったところもある。
そういうところではショップと同じような対応の元購入することができる。
ややこしいのは『entel』のショップは閉まった後で、もしくは閉まっている日にその前でSIMを売っている人がいるということ。
これは例えばバスターミナルの中にある各種SIMを取り扱っている窓口の出張版みたいなもので、正規の価格より割高で販売されている。
わたしも以前、サンタクルスの『entel』のショップの前で購入したことがある。
ショップは開いておらず、『entel』のSIM自体が売っていないこともあるので、早々にSIMを手に入れたわたしは迷わず購入した。
金額は3倍の30ボリ。※ボリビアの法定通貨ボリビアーノを省略してボリと呼んでいる。
料金プラン
ボリビアのSIM、『entel』に関してしか分からないが、E-SIMはなく物理SIMになる。
それでまずそのチップ代が10ボリかかる。それがさっきの30ボリの部分で、そこにチャージするようなイメージになるのだが、これがややこしかったのでスクショも載せて説明していこう。
と、その前に大変分かりやすいのはアンリミテッドだ。つまり使い放題。
旅行者が短期の滞在でインターネットを制限なく使いたいのであればこのアンリミテッドでいいだろう。
チップを購入したときに一緒にアンリミテッドを申し込むことができる。
金額は10ボリのチップ(物理SIM)代に10日間使い放題(アンリミテッド)が60ボリ、合わせて70ボリになる。
何日間と期限が決まっている使いかたはあまり日本人に馴染みがないかも知れないが、言ってみれば『povo 2.0』のようなもの。使っていて容量がなくなれば追加でチャージしていく。
ところで、10日間で60ボリということは、30日間で180ボリもすることになる。
現在日本円の価値は下落し放題で1ボリ22円近くもするので、つまり4,000円近くするということになる。
楽天モバイル使い放題で税込3,278円だということを考えると、かなりの高額だ。
ウユニの人の一般的な月収が4万円だと聞くので……まあ恐ろしく高額な気がする。
課金してインターネットを利用できるようにする
それではアンリミテッドではなくわたしが使っている方法だが、まずチップに課金する。
先ほどチャージするイメージと書いたが、正確には自分の電話番号に課金することになる。
なので窓口では自分の電話番号を伝える必要がある。
少しずつ使うわたしは大抵1回の課金を10ボリにする。おそらく最低金額だろう。
課金したら今度はその課金した分でインターネット使えるようにする。
まとめ
以上がチップを購入して課金した後の流れになる。
課金した分がなくなればまた課金する。
『entel』のチップはどこでも売っているというわけではないが、課金自体はわりとどこでもできる。
ショップ、バスターミナル、街の商店など。
『entel』のショップでは正規の値段でチップが買えるが、パスポートも提示が必要だったり待っている人が多かったりと、時間がないときにはちょっと煩わしい。
2倍3倍の値段を出しても急いでいるときにはそこらへんで買ったほうがいいときもある。
前述したとおり正規店以外では『entel』のチップ自体置いてある店が少ないのだ。