超具体!大学生におすすめ資格と勉強法!~簿記編(2級まで)~
〇はじめに
今回もUni.Newsをご覧いただきありがとうございます。
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■今回の記事の対象
大学生活の中で簿記の資格を取得することを考えている人
※英語の資格について気になる方はこちらをご覧ください!
■この記事を読み終わったら分かること
簿記を学ぶ意義と3級・2級の攻略方法
簿記試験に関して
・簿記の受験方法
・試験内容/資格取得にかかる時間
・おすすめの勉強方法
・合格のコツ
の情報をまとめていきます!
🌟簿記試験はこんな人におすすめ
#お金の流れの仕組みをきちんと理解したい人
#自分の資産を増やしたいと考えている人
#企業の分析を財務面からできるようになりたい人
1. 簿記の受験方法について
まず最初に簿記試験の受験方法について説明します。受験方法から説明する理由としては、コロナウイルスの感染拡大により、簿記試験の受験方法が多様化したためです。
簿記の受験方法は2つあります。
1つ目に「 教場試験 」と呼ばれる形式です。こちらは一般的な大学受験のように教室に集まり、一斉に問題を解きます。小学校・中学校などのテストと同様の形式ですので、慣れている人も多いのではないでしょうか。
教場試験で試験申し込みを行いたい方は、自分が住んでいる地域の商工会議所のHPにアクセスすることで、そこから申し込みを行うことができます。年3回(6 / 11 / 2月)のみの受験となり、その2ヶ月ほど前に申し込みがあるので、こちらの試験方式を希望する場合、申し込み時期には注意が必要です。
2つ目に「 テストセンター試験 」と呼ばれる形式です。こちらは就職活動でのwebテストやTOEFLなどのようにテストセンターと呼ばれる場所に行き、受験することとなります。PCを使い受験するため、回答の仕方はキーボードによる入力となります。
こちらの試験がコロナウイルスの感染拡大により、できるようになった試験方式で、自分が受験したいと思った3日後から席さえ空いていれば受験可能な他、試験終了直後に合否を確認できるため、非常に便利であると言えます。
※この2つの試験方式において、「 受験料 」や「 問題のレベル 」「 受験時間 」には違いはないので、ご安心ください!
ただ、筆者の結論としては、
このように受験するのがいいと思います。
このように受験申し込みを行うことで、試験範囲の勉強が十分に終わらなかったという事態を防ぐことができ、無駄にお金を支払わずに済むからです。
さて、ここからは簿記3級と2級の試験内容に入っていきます。
2. 簿記の試験内容
簿記3級と2級の試験内容の概観をまとめると次のようになります。
大きな違いとしては、「試験時間」と「出題範囲」になります。
試験時間は3級が60分であるのに対し、2級は90分と30分ほど長くなります。また、出題範囲については、商業簿記のみである3級に対し、2級は工業簿記まで含まれ、より実践的な素養まで身につけることができます。
3級については合格率が高く、45~60%でありますが、2級になると3割を下回る合格率となり、実際に簿記の資格を持っているとして、効力を持ち始めるのは2級以上となります。そのため、簿記の資格を就職活動などで使いたいと考えている人は2級以上の取得を目標にしましょう。
さて、それぞれの試験概要がわかったところで、更に深く3級と2級を見ていきましょう。
2-1. 簿記3級 攻略
3級を受験する上で最も重要なことは、「 仕訳を完璧にすること 」と「 会計の感覚を掴むこと 」です。この2つを行うことで、合格できる確率が格段に高くなります。
3級は基本的な問題が多く、教科書を理解し、過去問演習を行えば、十分合格点を取ることが可能です。筆者も2~3週間、2~3時間の勉強を行い、取得することができました。しっかりと勉強をして、望めば誰でも攻略可能な難易度と言えるでしょう。
参考までに、点数の取りやすい分野と時間配分を上記表に記載しています。どのように問題を解いていけば合格しやすいのか知る手がかりにしてみて下さい!
<簿記3級のおすすめの参考書① 〜スッキリわかるシリーズ〜>
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キャラクターが引っかかりやすいポイントについても解説してくれており、注意すべきポイントが分かりやすい。また、テキストと問題集が分かれており、演習が十分にできる。スラスラと理解し、進めたい方におすすめ。※過去問については別途購入が必要
<簿記3級のおすすめの参考書② 〜みんなが欲しかったシリーズ〜>
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こちらは解説がしっかりしており、非常に分かりやすい。説明の直後に標準的な確認問題があり、会計の感覚を掴みやすい。ただ、問題のレベルとしては本番より少し簡単になっているので、別途「みんなが欲しかった!簿記の問題集」と並行して利用するのが良い。じっくりしっかり勉強したい方におすすめ。
2-2. 簿記2級 攻略
2級は3級と異なり、工業簿記が試験範囲に増え、問題の難易度がかなり高くなります。その証拠に合格率が3割を切り、しっかり勉強をしなければ受からないレベルです。。
ここで重要なのが、きちんと戦略を練り受験をするということです。具体的に言うと、商業簿記の仕訳問題である大問1と工業簿記の大問4と5の3つの大問で50点以上を獲得できるようにしましょう。この理由は、この3つの大問は点数が稼ぎやすいというだけでなく、他の2つの大問では大量失点の可能性があるからです。
大問2では最近、連結財務諸表の精算表が出題されることが多く、この部分を完答することは簡単ではありません。そして、1つの数値を間違えた時に雪だるま式に大量失点をしてしまう可能性もあります。大問3についても財務諸表に関する問題が出ることが多く、同様のリスクを持っています。そのため、大問1.4.5の3つの問題で50点以上を獲得すると合格する可能性を高めることができるのです。
そのため、筆者の結論は、
ということになります。
大問1→4→5の順番で解くことで、比較的難易度の高い大問2.3に落ち着いて臨むことができますし、大問1.4.5を解く際に時間がなかったという事態を防ぐことができます。
このようにして簿記2級を攻略していきましょう。参考までにおすすめの参考書を紹介しておきます!
<簿記2級のおすすめの参考書① 〜スッキリわかるシリーズ〜>
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3級と同様にスッキリシリーズはおすすめの参考書です。テキストと問題集が分かれており、しっかりと勉強を進めることができます。注意が必要な点としては、これはあくまでも「商業簿記」に関する参考書なので、別途「工業簿記」に関する本については購入する必要があります。
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工業簿記についてはこちらの参考書となります。スッキリわかるシリーズを利用して簿記2級を攻略するためには、この2冊と過去問演習の本を購入して練習を積むのがいいでしょう。
<簿記2級のおすすめの参考書② 〜みんなが欲しかったシリーズ〜>
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こちらも3級と同様に「みんなが欲しかったシリーズ」はおすすめです。筆者はこれを使って勉強を進めました。おすすめの理由としては、教科書と問題集が別売りとなっており、十分な演習量を確保することができるからです。
こちらについても工業簿記は別売りとなるので、
もう1冊こちらを購入する必要があります。また、問題集についてもそれぞれ別売りとなっているので、そちらも合わせて購入するとじっくり学ぶことができると思います。過去問については問題集の方に全部で6回分ついているので、そちらを行えば十分となります。
さて、ここまで簿記3級と2級の試験内容および、その攻略法とおすすめの参考書について紹介して来ました。いかがでしたでしょうか。上記を行えば、間違いなく合格に近づくことができると思うので、是非是非頑張って下さいね。それでは、どのように勉強していくのかについてご紹介していきます。
3. おすすめの勉強方法
次におすすめの勉強方法について紹介していきます。
簿記を勉強していくにあたって重要なのは以下に示す3点です。これらを意識して勉強を進めていくようにしましょう。
3-1. 仕訳を完璧に理解する
仕訳は簿記試験において最も根本的な部分となります。これができなければ財務諸表を作ったり、伝票で会計を行ったりすることはできません。初めは貸方/借方のどちらに仕訳すればいいのか分かりにくいかもしれませんが、慣れてくれば、サクサクと進めることができます。そのような状態になるまで、繰り返し行うようにしましょう。
3-2. 問題演習を重視して行う
簿記の勉強を進めていく中で、絶対にやってはいけないことは手を動かさずに教科書を読んだだけでわかった気になることです。仕訳や財務諸表を実際に作るとなったときに初めて分からない部分が発生してきます。きちんと自分で問題を解いていきましょう。また、教科書レベルの問題を解くのと、問題集・過去問レベルの問題を解くのではレベルが大きく異なります。しっかりと問題集で演習を行うようにしていきましょう。
3-3. 継続して毎日少しでも行う
簿記試験は一朝一夕で攻略できるほど簡単な試験ではありません。また、今までの学校教育ではあまり使ってこなかった電卓を利用してテストを行います。そのため、会計を行う感覚を掴むことが重要です。1日10分や1問でもいいので、継続して勉強を進め、そのような会計の感覚を身につけられるようにしていきましょう。
4. 合格の秘訣
最後に合格の秘訣について紹介していきます。
合格の秘訣についても上記に示す3点です。これは特に2級合格の秘訣について示しています。
まず最初に電卓には拘りましょう。電卓は簿記試験を一緒に乗り越えていくパートナーのような存在です。普段の勉強からiPhoneなどについている電卓ではなく、自分の電卓を使って勉強するようにしましょう。
<おすすめの電卓>
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筆者が実際に使っていたおすすめの電卓は上記のものです。とても使いやすく、安いので、ぜひ購入することがおすすめです。
2つ目に「工業簿記で点数を落とさない」ことです。工業簿記は商業簿記に比べオーソドックスな問題が出ることが多く、勉強したことをそのままテストでテストで活かす事ができます。配点が40点分あるので、この部分で35点以上を取ることで、楽に合格を目指す事ができます。
3つ目に「受験申し込みは合格点を取れるようになってから行う」事です。CBT形式での受験ができるようになり、申し込み3日後から受験が可能となりました。そのため、焦って申し込みを行って試験範囲の勉強が終わらなかったや過去問演習が十分に行えなかったなどの事態を防ぐために、全ての勉強が終わった後に受験申し込みを行いましょう。
5. 終わりに...
いかがでしたでしょうか?
本記事は簿記についての紹介と攻略法、そして意識して行うべき勉強方法について紹介して来ました。少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
今後も資格について紹介していくので、是非是非参考にして下さいね!
これからもよろしくお願いいたします!!
※どんな人が書いているのか気になる方はこちらも参考にしてください!
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