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就活対策!グルディスを突破するのは実は簡単?

〇はじめに

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■今回の記事の対象

就職活動を始めようと思っている大学2.3年生

■この記事を読み終わったら分かること

グルディスを突破するポイント・何をすべきか

もし就職活動の概観から理解したいと言う人がいたら、こちらの記事を読み進めてみて下さいね!

1. グループディスカッションの基本

広告業界やコンサルティング業界、メーカーのマーケティング職を志望している人の多くはES・webテストを突破した後に「グループディスカッション」の選考がある企業が多いと思います。他の志望者と一緒に行うこのディスカッションに苦手意識を持っている人も多いのではないでしょうか。「自分の意見をうまくまとめられない」「的確なアイデアが浮かんでこない」といった悩みがあるかと思います。

このような悩みを解消する前に、「グループディスカッションで何を企業の人が見ているのか」これについて考えたことはあるでしょうか。これを考えてみることで、一見自分が悩んでいたこととは違う部分で選考に落ちている可能性もあります。では、一つずつ見ていきましょう。昨年の経験をもとに、企業は以下の3点を見ていると感じます。

◯リーダーシップ
◯協調性
◯論理的思考力

 1-1. リーダーシップ

昨今、このリーダーシップという言葉がどの企業においても重要視されています。では、これはなんでしょうか。「リーダーシップは組織内のどんな人でも発揮することができる」「リーダーとリーダーシップは異なる」ということを聞いたことがあるでしょうか。これらを踏まえて考えると、「リーダーシップは能力である」と分かります。

つまり、

◯リーダー:組織を率いる立場(主に1人に決められる)
◯リーダーシップ:組織内1人1人が発揮できる能力

ということができます。

では、発揮する能力とは、グルディスに置き換えるとなんでしょうか。それは、「ディスカッションがよりよく進行できるように貢献すること」と言えます。

そして、ディスカッションにおいて重要なことはなんでしょうか。これはもちろん「とにかく発言すること」です。「間違えることを恐れて発言しない」「他の人に遠慮して発言しない」このような人を企業の人は評価することができません。少なくとも、この発言するということが非常に重要なのです。発言内容については、2. グループディスカッションの役割 で詳しく解説していきます。

 1-2. 協調性

グループディスカッションの特徴を考えてみれば、この協調性が重要な意味を持つことはわかります。「面接」では見ることができない素質を見たいのです。では、面接との違いは何か。最も大きな違いとして、「他の志望者と一緒に取り組むこと」が挙げられます。

先にあげた業界・職種の多くは、クライアントがいて、チームで一緒に仕事をすることが多い仕事です。つまり、「誰かと一緒に何かを成し遂げる力」=「協調性」が非常に重要になってくるのです。だからこそ、企業の人は「この人が議論を壊していないか」「他の人と一緒にワークを進めようとしているか」といった、全体でゴールに向かって進む様子を見ているのです。

 1-3. 論理的思考力

論理的思考力は、議論を進める上で、非常に重要な素養です。グループディスカッションは、基本的に次のような流れで進みます。

◯前提確認:与えられた課題に対する参加者の認識を揃える

◯現状分析:与えられた課題の現状について洗い出し、問題特定に繋げる

◯問題・課題特定:問題を分析し、原因を追求して課題を明確にする

◯打ち手立案:課題に対して、打ち手を幅広く考える

◯打ち手評価:最も良い打ち手を決定する

多くのグループディスカッションの構造はこうなっているのにも関わらず、これを知らずに、課題が与えられた途端に「このような解決策はどうでしょうか」であったり、打ち手について考えているときに「こんな問題もありますよね?」などと言ってしまう人がいます。

これは企業側の目線からすれば、全く論理的に考えられておらず、議論の足並みを見出す人になってしまっています。このような振る舞いをすると残念ながら落ちてしまいます。しっかりと自分たちが今何について議論しているのか、それを意識しながらディスカッションを進めるようにしましょう。

では、これらの能力をどのように発揮していくのか。それをグループディスカッションにおける様々な役割から見ていきましょう。

2. グループディスカッションにおける役割

グループディスカッションはただの議論ではなく、実は1人1人明確な役割に勝手に割り振り当てられています。それは以下に示す4つです。

◯ファシリテーター
◯ロガー
◯タイムキーパー
◯アイデアマン

多くの場合は、自然にこの4つに分かれていることが多いと思います。では、それぞれどのような振る舞いをする/できるのでしょうか。

 2-1. ファシリテーター

ファシリテーターは議論のフレームを抑え、自分の意見を述べつつも、他の人に話も振りながら、議論の進行を行う人です。

具体的には、「〇〇さんこれについてどのように考えますか?」であったり、「次は□□について話していきましょう」などの掛け声が行われます。単に自分の意見を述べるだけでなく、他の人の状況や議論の雰囲気など、考慮すべきことが増えるため、少しハイレベルな役割と言えるかもしれません。

一方で、筆者はこの役割が最もおすすめです。なぜなら、「どんなに言葉を発していても問題とならないから」です。他の役割に比べ、圧倒的にこの利点があります。また、自分の意見と議論全体をリードする掛け声をかけるため、必然的に発言量が増え、その結果、企業側からも目に止まりやすくなります。

最後のアウトプットに対して、しっかり貢献できる自信がついてきたら、積極的にこの役割に挑戦してみるようにしましょう!

 2-2. ロガー

ロガーは議論の議事録を取る人です。他の人の意見を聞きながら、それを綺麗にまとめる力が問われます。タイピングをしながら理解ができない人やそもそもタイピングが遅い人はこの役割には向いていないかもしれません。

ロガーはタイピングをしているため、議論の全体感を自然と捉えられるようになります。そのため、発言量はそこまで多くないかもしれませんが、「価値ある示唆」を提示しやすいです。みんなが気づいていなかった論点の抜け漏れやクリティカルなアイデアを示すことで、議論を大きく前進させることができる可能性があります。

この役割をやろうと思っている人はグルディスが始まる前にwordやgoogle documentを用意しておき、グルディスが始まったら共有できるようにしておきましょう!

 2-3. タイムキーパー

タイムキーパーはグルディスの時間を管理する人です。多くのグループディスカッションは20分など時間が決まっています。時間を管理していなければ、現状分析だけで終わってしまったり、打ち手立案の途中で終わってしまったなどの悲惨な結果を招く可能性があります。

タイムキーパーの役割は単純明快です。ファシリテーターが多くの場合、先に示したグルディスの流れに合わせて時間設定を行うので、その通りに時間を測り、それについて定期的に報告しましょう。具体的には、「あと◯分で〜〜の時間が終わりです」や「あと全体で◯分しか残っていないので、〜〜の議論を進めましょう」などといった声かけをしていきます。このような声かけをすることで、しっかりと時間内にアウトプットをすることができるようになります。

タイムキーパーをやろうと思っている人は、スマートフォンのストップウォッチ機能をグルディス前に用意しておくなどして、時間を測れるように準備をしておきましょう。

 2-4.アイデアマン

上記3つの役割につかなかった人が必然的にアイデアマンとなります。基本的にアイデアマンの役割はとにかく発言することです。先に示したそれぞれのパートを「早く」「正確に」進めることができる発言を繰り返しましょう。

他の役職が議論+αの役割を行って議論を進めるのに対し、アイデアマンは議論に集中して取り組むことになります。そのため、最後のアウトプットへの貢献度が非常に重要です。

グルディスに慣れていない最初の時期は特にこの役割になることが多いかもしれませんが、慣れてきたら、徐々に上述した他の役割にも挑戦していきましょう。1~3の役割を持っている人は、議論の大枠を掴みながら話しているので、必然的に非常に考えられていると見られるようになります。

では、これらの役割以外に抑えておくべきポイントはなんでしょうか。

3. グルディスのポイント3つ

ここまで、グループディスカッションの基本とその役割について説明してきましたが、とにかく重要な3つのポイントについて紹介します。

 3-1. 声はハキハキと明るく

コロナウイルスの感染拡大があった影響もあり、オンライン上でグループディスカッションが行われるということを多くなってきました。そのような中で最も重要なのが、「しっかりと明るい声でハキハキと話すこと」です。オンライン上では、リアル以上に声が聞き取りにくくなります。そのため、声のトーンについても少し意識して明るく話す程度がちょうどいいです。

このように話すことで、議論全体も明るくなり、活発に進めることができます。つまり、企業側の人への印象も非常に良くなります。

 3-2.ノンバーバルランゲージ

ノンバーバルランゲージとは「非言語の言葉」という意味です。これは、ある企業の面接が終わった後に実際に面接官の方からその重要性を伝えられました。特にオンラインなどでは、「聞こえているか/聞こえていないか」が非常にわかりにくくなります。

ビデオ上に映っていても、「本当に聞こえているか」「画面が止まっていないか」このような不安がありますよね。そのような中で、「相槌を打つ」や「ジェスチャーを用いる」などは、非常に重要です。これを多少オーバーなくらいやることで、議論全体に安心感が生まれ、効果的に進めることができるよになります。

 3-3.可能な限り笑顔で

1.2に通じる部分でもありますが、「笑顔」は本当に重要な要素です。誰かが話している時に「真顔」で聞かれるのと、少し「笑顔」で聞かれるのどっちがいいでしょうか。確実に後者であると思います。

「笑え」と言っているのではありません。「笑顔」を意識して行うことで、他の人も話しやすくなりますし、他の人からの自分への印象も良くなって話しやすくなります。

4. まとめ

いかがでしたでしょうか。グルディスを行う上で重要なことについて、企業側の観点、役割、そして、そのポイントについて詳しく解説してきました。とにかく重要なこととして、まずは「発言すること」があります。

グルディスの採点官をしたことがありますが、発言をしていない人は評価をしたくても、できないという状況が生まれます。採点官は全員を平等に、しっかりと議論に貢献しているかという部分を見ています。

自分の意見に自信を持って、しっかり発言し続ける、そして、余裕が出てきたら、役割を持って議論全体をリードしていく、そのようなことをしていくことで、確実にグルディスを突破することができるようになるでしょう。

☆その他

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