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KAMIKITA HOUSEスタッフの甲斐さん「サッカーの仕事で世界のチームに入りたい」

みなさんこんにちは!KAMIKITA HOUSE住民のきどみ(@kdmin)です。

KAMIKITA HOUSEに暮らす個性豊かなメンバーの魅力を伝える住人インタビュー。第11回は番外編!なんと、KAMIKITA HOUSEのスタッフの甲斐さん(26)にお話を伺いました。挨拶したことはあるけど、実際どんな方なのか知らない人も多いのではないでしょうか?

ぜひ最後までお楽しみください!

甲斐さん(26)
カミキタハウスのスタッフ。主に館内清掃や設備管理を担当。東京都国立市出身。筋トレやキャンプが趣味。

カミキタハウスは、学生・社会人みんなで仲が良い印象

ーー現在の仕事はなんですか?

平日の朝7時から、カミキタハウスの共有スペースの清掃や設備の管理を行っています。カミキタハウスがオープンするタイミングから働いているので、全部屋分のWi-Fiチェックも担当していました。住人のみなさんとは、インキー(鍵を部屋の中に入れたまま外出してしまう行為)の時に、話すことが多いですよね(笑)

ーーカミキタハウスの住人の印象はどうですか?

入居者同士の輪が深いと感じています。学生とか社会人とか、バックグラウンドが違くてもみんなで集まって朝活やイベントを開催している様子を見ると、とても雰囲気がいいな、と思います。

ーーそもそも、カミキタハウスで働こうと思ったきっかけは?

自分はここに来る前からサッカー関連の仕事をしています。夕方からその仕事が始まるので、両立できる朝の時間帯の職を探していました。中でもカミキタハウスに応募しようと思ったのは、国際色が強そうだったためです。将来的に、サッカーの仕事で海外に行きたいと思っているので、その勉強も兼ねると良い環境だなと。

ーー働いてみて、実際どうですか?

スタッフ同士の人間関係がいいので、とても働きやすいです。入居者も落ち着いている方が多く、リラックスして働けています。あと、出勤時間が早いため生活リズムも朝型になっているので、そこもいいな、と思います。

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サッカーの分析官とコーチをしている複業ワーカー

ーーサッカー関連の仕事もしているんですね。

サッカー関連では主に3つの軸で仕事をしていて、1つ目は少年サッカーチームのコーチ、2つ目は個人の分析官、3つ目はチームの分析官です。

ーー「分析官」?

分析官を一言で表すと、コンサルティングに近いイメージです。個人の分析官は、一人の選手の練習や試合などの様子を動画にまとめて、良いところ、悪いところなどをアドバイスする仕事です。チームの分析官は、一つのチームに所属して、対戦相手の分析をします。相手の強みや弱みを過去の試合の映像を漁って分析してまとめ、監督やスタッフ、選手にプレゼンしていきます。

ーーそんな職業があるんですね。

自分も、「分析官」という職業があるなんて知りませんでした。もともとサッカー観戦が好きで、試合を分析した映像などを趣味で作って、Twitterに載せていました。半年くらい続けたところ、たまたまその映像を見つけたサッカー関連の方から声をかけてもらって、チームに入ることになったんです。チームの分析官として活動していく中で、個人でも見てほしいと頼まれ、個人の分析も始めた流れです。

ーーサッカーはもともとプレイヤーだったんですか?

はい。幼稚園のサッカークラブに入ったのが始まりで、中学、高校はサッカー部に所属していました。大学生になるとサッカーを続けながら、コーチとして小学生に教える仕事も始めるようになったんです。

ーー大学卒業後は、企業に就職しましたか?

卒業後は新卒で専門商社に入社し、副業でコーチを継続。働く中でやっぱりサッカーの仕事をメインにしたいと考え、専門商社は4ヶ月で退職することになりました。

ーーコーチでは小学生と関わると思いますが、何か意識していることはありますか?

少年サッカーチームとは言え、責任感を持ってサッカーをしてほしいと思っています。ただ楽しいサッカーをやるだけでは体にも記憶にも残らないので、教える際は大人と同じような厳しい内容を伝えています。ルールや規則がある中で、自分を出してもらいたいですね。自分の教え子たちが別のチームに行った時、他の子から上手だと思ってもらえたら嬉しいです。

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ここでしかできないことを存分に楽しんで

ーーサッカーの分析官は、どこが魅力ですか?

自分の分析内容がうまくマッチして、チームが勝利した時です。監督やスタッフに相手チームの分析結果をプレゼンしても、反応が微妙だったり、あっさり切られることもあります。そんな中で自分の分析通りに試合が進むと、嬉しいですし、やりがいに感じます。もちろん、相手も裏をかいてこれまでとは全然違う戦術で攻めてくることもあるので、毎回チャレンジ精神で臨んでいます。

ーーなかなか難しい仕事ですよね。

分析官は、サッカーの分析力はもちろん、監督や選手とのコミュニケーション能力も重要だと感じます。自分の分析結果を聞いてもらうためには、自分がどのくらいサッカーを知っている人間か伝え、信頼してもらうことが大切だからです。
また、監督によって求める情報が違います。例えば、相手の強みを知りたがる監督もいれば、弱みを知りたい監督もいる。その都度監督のニーズを汲み取り、適した分析結果を提供することが求められる仕事だと思います。

ーー先ほど、今は3つの軸(コーチ、個人の分析官、チームの分析官)をしていると仰ってましたが、今後も3つとも続けていきますか?

現時点でどれも楽しいと思っているので、3つとも続けるつもりです。ただ、将来的には3つの中でメインを1つ作って、極めていきたいですね。カミキタハウスでの仕事を含めて、20代は先を急がず、興味あることを幅広く学んでいきたいと思っています。あと、早起きも続けて、20代のうちに朝型を定着させたいです。

ーー毎朝7時から出勤って相当早起きですよね。早起きを続けられている理由はありますか?

出勤のため、毎日5時半に起床しています。早起きにこだわる理由は、障がいを持って生まれたり、事故で足を失ったことにより、サッカーをやりたくてもできない子供達を間近で見てきたからです。そういった子たちがいる中で寝てられないな。時間を無駄にできないなと思うようになったんですよね。

ーーサッカーの仕事で海外に行きたいとも仰っていましたね。

はい。ドイツやイギリスのチームに入って、分析官の仕事を学びたいと思っています。日本はそもそも分析官という職への認知がされてない状態で、ロールモデルがありません。一方、ドイツやイギリスなどはチームに複数人いるほど、重要視されてる仕事で、分析がとても進んでいるんです。
海外のチームに入ってしっかり学ぶためにも、まずは日本で実績を残して、自信を持って渡航したいと思っています。

ーー甲斐さんにとって、サッカーの魅力は?

球技の中で、唯一タッチ制限なしで360度ボールを動かせるところだと思います。例えば、ラグビーは後ろにパスしなければならないし、バレーは3回までしかタッチできません。サッカーは手を使わない以外は制限がなく、攻撃パターンがめちゃめちゃあるのが魅力だと感じます。

ーー最後に、カミキタハウスの住人に一言お願いします。

ここでしかできないことって、たくさんあると思います。例えば、みんなで24時間断食に挑戦してみる、とか(笑)。一人暮らしや友達2、3人じゃできないことに取り組んでみるのも面白いと思います。ルールや礼儀を守って、思い出を残してほしいです。
あと、自分はサッカーに限らずスポーツの話が大好きなので、興味ある方はぜひ話しましょう!

【取材後記】
早起きすると出会える、カミキタハウスのスタッフ甲斐さん。「おはようございます」の挨拶のみの関係だったので、どんな人か全く想像がつかなかった。だからこそ、より素顔に近づけると思うと取材前はワクワクしていた。

話を聞いて驚いたのは、カミキタハウス以外の時間はほとんどサッカーに費やしているということ。平日は朝5:30に起きて、7:00から15:00 はカミキタハウス勤務。その後、分析官やコーチの仕事をしている。休日も、どちらかの仕事をしていることが多いそう。思わず「休みが欲しいとか思わないんですか?」と聞いてしまった。すると、爽やかな笑顔で「サッカーは好きでやっているので、仕事だと思わないんですよね」と。これまでの自分の経験や実績を客観的に判断し、海外のチームに入るという目標に向かって真剣にサッカーと向き合っている。まさにカミキタハウスのコンセプト「やりたいが、加速」している人だと感じた。自分も同じくらい熱量が持てる夢が欲しいと羨ましくなった。とりあえず、何かスポーツを始めてみようかなと思ってみたり。

取材:きどみ、コージー
執筆、編集:きどみ


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