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ペット避難セミナーで聞いた大切な学び。衝撃的事実も

こんにちは🎵
今日職場でお昼を食べようとお弁当箱を開けると白米しかはいっていませんでした😱❗
可愛そうな私をみかね、院長がコンビニでサラダとチーズインハンバーグとグリルチキンを買ってくれ逆に得した清水ですw

実は先日の2020年2月8日 奈良県王寺市で日本動物看護学会に出席しました😊
(Uni+Linkの清水は現役動物看護師なんです)

今回のお目当てセミナーは、
大阪の大下動物病院院長で、大阪VMAT(獣医師&看護師で結成された災害時の動物救護チーム)副隊長
大下 勲先生の
「ペットと一緒に防災を乗り越える🐶😺」


災害対策委員として被災地で実際に被災地に入った先生だからこその情報が沢山❗
結構衝撃的な事実もあったので、箇条書きですが私が学んだことを記載しておきます。

   《今回ペット防災について学んだ事

・動物救護班は災害発生直後から、災害に関する情報収集を始めるが、被災地に入るなどの活動は72時間以上経ってからになることがある。(72時間ルール人命優先)

・避難所に一緒に避難出来てもほとんどが外でのゲージ飼育になる
室内避難は、避難施設の責任者の許可が必要(学校→校長など)

・ゲージで過ごせるように普段からトレーニング必須

・動物愛護団体を名乗る人が「うちの施設で保護します」と声をかけてくれるが、中には転売目的の業者が紛れこんでいる
(特に小型犬の純血種、猫の純血種)

・犬猫の盗難が2500件以上発生した❗

・預かり場所に引き取りに行っても、すでにオークションやインターネットで転売されたあとだったり、飼い主だという証明が出来ず返してもらえなかった。
避難時だけでなく、避難先でもペットを守る対策が必要

・スマホの中には、家族(人間)とペットが一緒に写った写真を撮っておく📸
(自分のコだという証明になる。ペット単体の写真では証明にならないので注意)

マイクロチップも飼い主証明に重要となる

・避難所ではフードが回ってくるのに数日かかる為ペット用のフードも3日〜5日程準備する。

・病気で特定のフードしか食べれないコは、長めの予備が必要。またフードのパッケージの写真もスマホで撮影しておく📸
フード名はなかなか覚えられない&咄嗟に出てこないので、被災後に必要なフードを探せなくなる

・薬の服用がある場合は、すべての薬と薬袋をスマホの写真に撮っておく📸
(被災先でも薬の支給がうけられる。薬を見れば獣医師も病気の予測が立てられる)
また予備で半月分ほど普段から多めに持っておく

・フードはどんなフードでも食べられるように普段からいろんな種類のフードを食べさせておく。
(こだわりが強すぎると、支給品のフードを食べない可能性がある)

完全手作り食しか食べれないコは注意が必要❗
人に支給された食べ物を犬猫に与えているとトラブルになることが多かった。
(人も満足にお腹が満たられない災害時に、犬猫に人間の支給食を分け与えることへ不満を感じる人も少なくない)

・普段からどんな器でも水やフードが食べられるようにしておく。
例えば、豆腐の容器やタッパーなど。
特定の容器でしか食べないコは災害時に食べなくなってしまう。
月に何度かは、いつもと違う器で食べれるかゲームをしておくとGOOD

・猫ちゃんはトイレの猫砂もいろんな形状のものを普段から試しておく。
基本被災地では、ダンボールにビニール袋を被せ、新聞紙を切って入れたものをトイレ代わりに使用することが多い。
特定の猫砂でしかトイレ出来ないと、排泄を我慢し膀胱炎などに繋がる。

・ガムテープ、油性マジック、ジップロックは防災グッツの必需品❗
ガムテープ・・・猫トイレやゲージの寒さ防止対策などダンボールで作る際に活躍する。(被災地はダンボールは有り余っていることが多い)
また、ガムテープに油性マジックで
「この子は怖がりです」「〇〇といった病気があります」など書いてゲージに貼っておけば、避難所の人にも情報を共有できる。

油性マジック・・・ガムテープやダンボールに必要な情報を書いておける

ジップロック・・・車での避難生活では、ペットの排泄物の匂いが車の中で充満しやすい(特に夏)
排泄物のついたペットシーツなどもジップロックに入れておけば匂い漏れがマシ。

避難所に行くことだけが避難ではない
特に台風など事前に経路がわかるものであれば、数日前から遠方の友人宅などで預かってもらっておく。遠方の実家に一緒に里帰りしておく。
災害時に預けられる場所を事前に決めておく。
自宅が無事なら在宅避難を。(災害の種類による)
ハザードマップは必ず目を通しておく❗

・ご近所でLINEやFacebookを活用したペットネットワークを作っておく。
もし、自宅に居ない時に災害にあった場合、ペットネットワークがあればご近所さんがペットの様子を見に行ってくれたり、一緒に犬猫を連れて避難してくれた事例が多数あった。
近所とのコミュニケーションが大切

・災害時は自衛隊や行政よりも、ご近所さんによって助けられた事例の方が多い。

避難経路は3パターンほど考えておく。
地震では、道が塞がっていることも多いので避難所までの経路は複数パターン必要。

・普段の犬の散歩では、避難所までの経路を散歩コースにいれて道に慣れさせておく。
知らない道は行きたがらない子が多いので

・逃げる時は両手があくリュックタイプのキャリーケースがおすすめ。
両手が塞がると避難時危険

避妊、去勢、ワクチン接種などの予防が出来ていないと、飼えなくなったときの里親探しに苦戦する。
避妊去勢が出来ていない子は、貰い手が見つかりにくく、新たな飼い主さんを見つけて上げることも難しくなる。

・もし、人は避難所、ペットは自宅で過ごす場合は、毎日自宅に通うことになるが決して一人で行動しないようにする❗
災害時は、性犯罪や盗難が多発するため自宅に帰った人が犯罪に巻き込まれる事件が多発した。

・どうしても数日間、ペットから離れなければならない場合、家の中にブルーシートを敷き詰め、ペットフードを大量にばらまく大量の器や桶などに水を入れて家の何箇所にも設置する。猫の場合ブルーシートの上に大量の猫砂をばらまいておく
(これで数日間は頑張って生きながらえてくれる)

他にも細かいお話はありましたが、絶対に知っておいてほしい知識を箇条書きではありますが共有しておきます。
ぜひ、愛する我が子の命は家族で守って上げてください❗
国や行政はまず人命救助優先なのは当たり前ですので、自ら守るすべを今から身につけておきましょう。

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