N山展 大阪巡回展にて
『西山宏太朗写真展 N』の大阪巡回展を観に行きました。
感想をまとめるとき、論文形式でないとうまく組み立てられないおかしな癖があります。これを辞めるため、架空の記者を作り出しインタビューしてもらうという方法で自分の感想をまとめたことがあります。
前者も後者も気持ち悪いので、なんとか克服したい次第でここにまとめます。
西山宏太朗写真展 N、通称N山展は10月30日〜11月7日まで渋谷で開催されていました。現在12月4日〜12月31日まで、札幌・仙台・心斎橋・博多で巡回展が開催されています。
hmv museumという店舗に初めて行きましたが、名前そのまま本屋さんの中に展示スペースがあります。でっかい西山宏太朗の壁、もといN山展の看板があり、そこが入り口になっていました。
でっかい推しの顔は最高です。
ここで写真を撮ることで入場料の1000円を回収しました。
発見済みのチケットを渡すと、入場特典のチェキ風フォトカードを選ばせてくれます。
これには1000円の価値があるので、入場時にすでに1000円儲かることになります。
余談ですが、同行してくれた友人がもう1枚特典を譲ってくれたので私は2000円得しています。
入場して1歩目から見える西山さんのメッセージ映像からこのN山展はスタートします。写真展をやるにあたってのちょっとした感想、楽しみにやってきたファンに向けての言葉、最後にはお馴染みのNポーズ。馴染みが無くても大丈夫でした。会場内どこにいても大概この映像の音が聞こえるのでいずれ馴染みます。
Nポーズといい、こういうちょっとした茶目っ気が好きなんだ。(隙推語)
Nポーズを覚えたので+500円くらいになりました。
会場内には、テーマごとに撮影された西山さんのエヌい写真がたくさん飾られています。1枚1枚が大きいので、イベントに来たなぁというか、オタクがブロマイドを集めて自室の壁に貼りつけているのとは格段に違って(それはそう)ものすごい高揚感がありました。小さいものでもB4サイズくらいはあったかな?“Neo 12 Sign”あたりはA4くらいかもしれません。
大きい写真がどかんと飾られているのも夢の外壁という感じで最高だし、程よいサイズの写真がぎゅっと並べられているのも夢のインテリアという感じで最高なわけです。
みんな大好き“夏の小袖と夕立”は実際に会場で見ると、目が離せないけど目を逸らしたくなるというか恥ずかしいというかガチ照れというかこんなの見せてもらっちゃって良いんですか!?こんな顔もするんですか!?こんな表情見せちゃだめでしょ!?というか、オタク狂わせゾーンでした。
各巡回展で作りが若干違うかもしれませんが、L字の壁にでっかいボードとでっかいボードが飾ってあって、間に立つとオタクが死ぬ大興奮空間がありました。おかしくなっちゃいそうでした。心臓が破裂しそうでした。(韓国のキムタクファンの画像)
このL字空間には5000円の価値があります。私は二度ここに立ち没入したので、ここだけで1万円の体験をしました。
振り向くと一面に桜の木が見えて、橋の上に西山さんがいます。
ここから右を向くと、この“November Cherry”の写真と、進んだ先にある“Neo 12 Sign”の写真が一緒に見られるポイントがあって、これがお気に入りでした。
「西山宏太朗くん」に今どんなイメージを持つ人が多いのか分かりませんが、個人的に「西山さんちの宏太朗くん」と「たろりにすと」で大きく分かれると思っています。
「西山さんち〜」は優しくてふわふわで可愛いお兄ちゃんって感じ。末っ子だけど。
「たろりにすと」は洗練されたオシャレなシティボーイ。西山宏太朗のセンスが光ってる感じ。
どっちも西山さんで、どっちのときもある。もっと言えば2冊の間に出版された「たろりずむ」はそのハイブリッドみたいなフォトエッセイなんですが。
そんな2つのカラーの西山さんを同時に見られる位置がそこでした。ここに立った瞬間5000円払った気分になりました。
“November Cherry”の正面を向いた写真に対する友人の感想が「ファンモンのジャケット?」だったんですが、これが言い得て妙で、西山宏太朗くんは、なんだか身近にいそうなフランクさを持っているけどちゃんと主役になれる人なんですよ。
この世に何かしら誤差が生まれて、今がファンモン全盛期だとしたら、西山さんがジャケットになってたでしょうね。おそらくドラマ仕立てのPVに出てたはずです。
でもその奥には、目元がキラキラに輝いて、ネオンカラーと共に写る“Neo 12 Sign”の西山さんがいます。赤い爪とピンクのジャケットが西山さんの笑顔をよりキュートに魅せてます。垢抜け方がヤバいのです。ちょっと寂しくなるくらいに都会的です。でもどちらも最高の西山さんです。
前述しましたが、N山展の写真はさまざまなテーマで撮り下ろされています。
それはモノクロであったり、イラストが追加されていたり、「写真」そのものも大きな違いがあるのですが、被写体の西山さんの七変化がすごいのです。
メイクで、ネイルで、衣装で、ポーズで、どんな表情か?どこを見ているのか?
全部に染まれて、全部をモノにしています。
手とか足とか背中で空気を作っています。
そして何度も言ってしまいますが、どれも最高の西山さんです。
撮影OKの通称「ストーカー部屋」は、メイキングを含めた全テーマの写真が壁を埋め尽くしています。舐め回すように見た。ていうか写真撮りまくった。カメラマンさんと面白い話をしたのか大爆笑してる写真があって、そんな瞬間を垣間見れて幸せすぎて全力オタクスマイルが決まりました。ここにきて100万ドルの笑顔をいただいてしまいました。
たくさんの写真を見てきて、あ…推しのこの最強の笑顔がいちばん好きだ…と気付きました。(隙自語)
余談2ですが、このコーナーで撮ってもらった写真を確認しながら(大量の宏ちゃんに囲まれる私、マスクでも顔が冴えないな…宏ちゃんは全部可愛いのに…かっこいいのに…)と真顔になっていたら、写真展の隣でやってた(と思われる)アイドルのライブから『私はブスだけど〜旦那はイケメン〜♪』とかいうとんでもない歌詞が聴こえてきて、自分の歌!?!?!?となりました。
東京会場に引き続き、巡回展でも衣装展示が行われていますが、大阪会場では“Necessary”のために作られた白い衣装と靴、撮影時に使用された椅子の展示がありました。
こちらの衣装について西山さんはかなり長文でコメントを書かれていたので、その文量だけでも写真展の制作に対する想いや責任が伝わってきました。展示したあとどこにしまわれてしまうのかなとちょっとかわいそうになってしまうくらい、フワフワで可愛い衣装でした。そして西山宏太朗サイズのため思ってたよりでっかい。オタクはそういう「推しのサイズ感」を実際に感じる場面にめっぽう弱いです。推しの背の高さと足の大きさを実感した瞬間、その価値は5億円でした。
履いてた靴を見ると「ワァ!靴…!」とついつい声が出てしまいます。防衛部ファイナルでバトラヴァスーツを見た時も服見るっていうレベルじゃねー人波に飲まれながら靴だけは絶対に見逃さないと粘った記憶があります。
入場回がたまたまバラけていたのか数人が徐々に動いていくくらいの人入りで、写真も撮りやすかったです。退場したとき、次の時間帯の回の方々が結構列を作っていたので偏りもありそうです。
特別お客さんを見ていたわけではありませんが、大きなピンクのフォトスポットで写真を撮っている皆さんを見ているとほっこりしますね。
すごく嬉しそうで、ポーズとか写り方も悩んだりして、推しを楽しんでいるオタクは見ているこっちも楽しくなります。
そして多分私も同じように楽しんでいたと思います。しっかり宏ちゃんのオタクなので。
これからどんどん埋まっていくのだと思われるメッセージボードも、皆さん綺麗に並べて貼っていて、偉いね…オタクくん、偉いよ…。(誰?)私も「手術前の友達への寄せ書き?」との評価をいただいたふせんを貼り付けてきました。西山くん、元気になったらまたみんなでサッカーしようね!
さて、そろそろ西山宏太朗に満たされる空間も終わりを迎えます。無限ループしていたメッセージ映像ともこれでさよならかと思うと無性に寂しくなります。一生ここに住んでいたい。大量の宏ちゃんに見守られながら眠りにつくとかやってみたい。
そんなオタクの戯言をも黙らせる西山さんの手書きメッセージでN山展は終幕します。
西山宏太朗さんはとてもあたたかい方です。
そのあたたかさは、考えずとも自然と生み出しているのか、あたたかい人になろうと行動した結果身についたものなのか、どちらかは分かりません。
どちらでも素晴らしいことです。
どちらにせよ、西山さんがたくさんの人に愛される力を持っていることに変わりはありません。
西山さんを応援していると、何倍にもなってありがとうと次の楽しみが返ってきます。
もっとささやかなものでも嬉しいのにな。
もっと私もありがとうと頑張ってを言いたいし。
メッセージに添えられた謎のたこ焼きくん(名称不明)を見ながら目頭が熱くなっていました。
泣きそ〜と言いながら泣いていました、オタクなので。
さて、こちらのN山展、改めてになりますが入場料は1000円です。
でっかい推しとの写真 1000円
チェキ風フォトカード(2枚) 2000円
Nポーズレクチャー 500円
L字空間(2回分) 10000円
“November Cherry”からの眺め 5000円
ストーカー部屋の笑顔(円換算) 113,000,000円
推しのサイズ感 500,000,000円
合計価値は613,018,500円です。
ちなみに西山さんへの感謝はプライスレスです。
通販で買ったグッズ代を引いても600,000,000円以上ありました。ZINEが届くの待ち遠しいな。
最後に「私はブスだけど旦那はイケメン」で検索したら一瞬で出てきたこちらの動画を貼ります。
終始アイドルのライブと共に写真展を楽しむというなんともレアな体験も面白かったです。
MCもがっつり聴こえてたので無銭イベであってほしい、これでチケ代しっかりあるタイプのイベントだったら申し訳ない。
おわり