防衛部 伊香保温泉コラボにて
近畿日本ツーリスト×渋川・伊香保温泉×美男高校地球防衛部 『LOVE湯♡HAPPY湯☆何度でも愛して幸せ伊香保温泉』
なる旅行企画が2021年6月から1年間開催されています。
伊香保温泉の石段街といえば眉難高校へと続く長い階段の聖地。
黒玉湯があるのも石段街の途中です。
アニメの放送以降、大江戸温泉物語コラボ、伊香保コラボ、箱根コラボとなんやかんや温泉絡みの企画を続けてくれていた防衛部。
コロナで延期となっていましたが、再び伊香保に戻ってきた今ついに人生初・伊香保温泉に向かうこととなりました。
1月中旬、冬真っ只中の温泉街をナメていたオタクの旅行記です。
またいつか真冬の伊香保に行くことがあれば、これを読み返して反省点を思い出すことでしょう。
伊香保温泉観光の流れ
①「伊香保温泉」に辿り着く
②旅館に辿り着く
③グラスを手作りしたい
④温泉旅館を楽しむ
⑤改めて石段街へ行く
⑥伊香保ロープウェイに乗りたい
⑦懐かしの聖地を巡りたい
⑧伊香保温泉から渋川駅へ
①「伊香保温泉」に辿り着く
東京駅から伊香保温泉に向かうには、
新幹線→在来線→バス が基本だと思います。
思いのほか本数が少なく、乗り継ぎ時間を計算するとあまり選択肢は無いと思います。
新幹線→在来線までは良いとして問題はバスです。
在来線の降車駅「渋川駅」から伊香保へ向かうバスと、伊香保温泉街をぐるぐる回ってくれるバスは別物で、どれに乗ったらどこに着くのか、目的地に近いバス停はどこなのか、未だによく分からないままです。
おすすめは「渋川駅」発→「伊香保温泉」着の関越交通バスです(理由:わかりやすい)
ていうかこれしか無いかもしれませんが。
終点の「伊香保温泉」の直前にそれっぽいバス停(伊香保バスターミナル)がありますが、これは降りても降りなくてもほぼ変わらないくらいの距離でした。無難に終点で降りれば良いです。大荷物の乗客は大体みんな黙って終点まで乗っています。
バス停留所は、渋川駅の改札を出た目の前にあります。伊香保温泉方面に行くバスは出て左手側に向かってすぐです。立て看板もあるので初見でも間違える心配はありません。トイレもそっち側。
東京・高崎方面からの電車であれば降りてすぐ改札ですが、逆方向の電車で降りると線路地下を通って来なければならないので、バス出発が1、2分後みたいな計画はやめたほうが良いです。
バスは山に近づいていくと信じられないレベルのカーブゾーンにはいるため、乗り物酔いしやすい方はちょっと気を付けてください。
②旅館に辿り着く
さてバス停に着きました。
道路端に雪が積もりアスファルトはところどころ凍っています。完全に1月の伊香保をナメていました。
靴擦れしないことだけを考えてど平面靴底のスニーカーを履いてきてしまいました。
バス停「伊香保温泉」は山の上にあります。引くほど傾斜がすごいです。宿泊する旅館「塚越屋七兵衛」はくだった先にあることだけは分かっていましたが、まさかこんなに坂道がすごいとは……。
若干絶望するほどの坂道です。傾斜角度に関する感想が急に増えていますが、本当にすごいのです。
そしてオタクはスーツケースを転がしたいですが、雪の積もったこの坂道では転がせません。
ああ、一緒にバスを降りた人たちが続々とバス停付近の宿へと入っていく……。
その間にも身体は冷えていく……。
とにかく旅館に行かねばなりません。なんとか一歩一歩進みます。間違えたら死んでたレベルの凍結路面で転びかけました。雪道用シューズの友人も滑りかけてました。スーツケースから手を離すと猛スピードで勝手に走っていくので気が抜けません。前述通り道路端に雪が積もっており、特に側溝は見るからに滑るぞ危険ゾーンなので避けて通りますが、背後から時たま来る車に注意しつつ……。
15分ほどで旅館に着きました。
さて、のちに判明しますが、お願いすれば伊香保温泉街の主要スポットまで車で送り迎えをしてもらえます。
旅行によく行く方には初歩的な常識かもしれません。
バス停「伊香保温泉」はさまざまなバスが必ず通るバス停なので、お迎えをお願いしましょう。恐らく旅館の方もバス停から歩いて来る想定をしていない気がします。
防衛部コラボで伊香保に初めて来る人がこれを読んでいたら、まずこれだけは気をつけた方が良いです。ちなみに塚越屋七兵衛さん以外のコラボプラン付きお宿は、バス停から荷物を転がして歩いて着ける距離です。
③グラスを手作りしたい
……けど、ガラス工房へ向かう前に一度石段街に寄りました。
というのも、旅館のチェックインをナメていて予約時間を変更してもらったからです。格安ビジホしか知らないオタク、チェックインなんて5分で終わるし荷物置いてすぐ出発!とシミュレーションしていましたが、同じことを考えている人はやめましょう。
ロビーで温かいお茶をいただき、夕食や大浴場の説明を受けてからお部屋に案内してもらえます。
さて、1時間弱の時間で石段を登ってみます。
伊香保×防衛部のコラボ期間中は、伊香保温泉のこの石段に貼ってあるQRコードを集めて限定ブロマイドを貰う企画が開催されています。
コロナ禍に加えてこの季節ということもあり、観光客は少なめです。それでも階段を登るとすれ違う人や後から登ってくる人ももちろんいるので、立ち止まってQRコードを撮影するのはちょっと周りへの配慮が必要です。
階段に突然貼ってあるパターン、手すりの下などにあるパターン、雪が積もってるパターンなど、ただ登っているだけだと見逃してしまうので注意して探していました。
20分ほどでゴールの伊香保神社に着きました。
強羅あんちゃんを撮り逃したまま登ってきてしまいました。別にいいし。元々明日登る予定だったし(キレる若者)
こちらの企画は、「舞台めぐり」というアプリが必要です。このアプリを使い、全てのQRコードを集めて神社に辿り着いたあと→位置情報をオンにして登り切ったことを証明し→17時までに不如帰駅(伊香保ロープウェイ乗り場)でブロマイドを交換、という流れでした。
今日のところは間に合いそうにないので、石段街の雰囲気を楽しみつつガラス工房へ向かいます。
向かっている写真がありませんでしたが、無事「伊香保ガラス工房 吹々」さんに辿り着きました。
先生が付きっきりで一緒に作ってくれるのですが、「教えてもらった通りに自分で作業」していきます。ちょっと色を選んでちょっと息を吹くだけではなく、がっつりグラスを丸々作らせてもらえます。難しいですがとても楽しい体験だったので、おすすめです。
1人30分ほどでしっかり時間を取って作れます。
こちらのお店では、ガラス細工・グラスなども購入できます。一点ものでとても可愛いです。
グラス作りの体験のあとに見ると、こんな値段で販売してもらって良いの……!?となります。手間と技の実感を抜きにしても、手作りのお土産としてはかなりお手頃な価格です。
④温泉旅館を楽しむ
・オタク遠征あるある
飯なしのビジホに泊まる
しかしこれは温泉旅行のため、食事が付くのである!
今回のプランの中で塚越屋七兵衛さんを選んだ理由は、牛肉の鉄板焼きが選べるからでした。せっかくお肉が食べられるならやっぱり豪勢に牛いきたいやろ!ということで、とても美味しいお肉をいただきました。
食事はかなりボリュームがあります。
老若男女同じコースになるのだからそれはそうなのですが、普通の人ってこんなに食べられるんかとちょっとビビりました。
食べ歩きで小腹を満たしてから、のルートは危険です。お腹ぐーぺこにして準備万端で夕食へ挑んでください。どれもとても美味しいです。
お部屋に戻ると、冷蔵庫にこんにゃく大福を用意しておいてくれます。1月は抹茶でした。しっかり苦味があってお茶の香りがして美味しいです。
ここでオタクくんポイント(OP)、旅館は布団を敷いておいてくれる!!!!!
満腹のまま倒れ込めます。やったね。
こちらの宿で入れるのは、いわゆる黄金の湯です。かなりオレンジ色で、浸かってお湯を汲むとふわふわ鉄分が浮いているのが分かります。
露天風呂もあったので入ってみましたが、寒すぎて狂いました。夕食後と早朝に温泉に入りましたが、大浴場にオタク1人のみという状況でなんだか贅沢でした。
冬って本当に寒い!CANMAKE TOKYO
また、塚越屋七兵衛さんのロビー横には、漫画が自由に読めるコーナーがあり、そこの一部に防衛部のグッズやボードが飾ってあります。渋川市と眉難市の姉妹都市協定書や、前回コラボでお部屋に用意されていたお手紙などが楽しめます。夜の静まったロビーでグッズを眺めながら日直ノートをめくっていると、やっと伊香保に来れたなぁという喜びと当時の懐かしさで感傷に浸ってしまいました。
⑤改めて石段街へ行く
さて、朝がきました。(人狼?)
前述しましたが、フロントでのチェックアウト時にお願いすると伊香保温泉街の主要スポットまで車で送迎してもらえます。他のお客さんを送っていて車が出ている時でも少し待てば戻ってきてくれます。どうしてもある時間ぴったりに到着したい事情がある場合は前日にお願いしておくと良いかもしれません。
石段街を登りたい、その他徒歩で巡りたいけれどキャリーケースがどうにもならないというときは、石段のスタート地点にあるコインロッカーが便利です。100円玉を入れて使用後返ってくる良心システム。土曜の朝10時の時点でキャリーケースサイズは4箇所ほど空いていました。
昨日撮り逃した強羅あんちゃんQRを探し出し、無事にコンプリートして伊香保神社に到着しました。
特典を交換してもらえる不如帰ロープウェイ駅までは、一旦降りて石段の途中を曲がって行きます。温泉むすめの自販機がある通りです。車もよく通る道なので分かりやすいと思います。
⑥伊香保ロープウェイに乗りたい
石段街からバス停「伊香保温泉」方面へと歩きます。バス停を越えたところに不如帰(ほととぎす)駅がありました。ロープウェイと大きく書かれているので初見でも見逃しません。
ちなみにここまでの道もかなり下ります。山と建物に囲まれているので歩道の雪が氷になってしまい、さらに車通りも多めなので車道に出るのも危険です。ちまちま気をつけて進みます。
1階に入ると右手すぐにカウンター、その隣にぬいぐるみが座っています。ここで最後に引き換えQRコードを読みとって、受付の方に画面を提示すればブロマイドが貰えます。ついでにクジを引かせてもらえて、当たれば防衛部コラボ手ぬぐいが貰えます。まぁそう簡単に当たるもんじゃないんでね!いいんですよ楽しいから、雰囲気が……。
エレベーターで3階に登ります。
防衛部の原画展の会場はここです。新作映像はかなり短いですが、数年ぶりにみんなの声が聴けて感動しました。伊香保温泉特別映像という感じです。そうそう……好きなんだよなぁ防衛部が……。
ロープウェイの発着所は4階です。
旅館のロビーにあったパンフレット「伊香保旅手帖」にクーポンが付いていたのでオトクに乗れました。見つけたらぜひ貰って行ってください。
往復共に15分おきに出発します。
⑦懐かしの聖地を巡りたい
温泉を堪能し、コラボ企画も楽しみました。
しかしこれを諦めては帰れません。
聖地巡礼です。
2016年9月に伊香保温泉で防衛部のトークショーが開催されました。出演されたのは山本さん、西山さん、白井さんの3人だけですが、石段街を眉難高校の制服姿の皆さんが楽しむ様子はとてもハートフルでした。
というわけで、当時みなさんが撮影した画角で写真を撮りました。
⑧伊香保温泉から渋川駅へ
行きよりも帰りの方が楽でした。というのも、復路は「石段街口」乗車のバスが増えるため「伊香保温泉」「伊香保バスターミナル」以外の場所から乗り込めます。「石段街口」は名前の通り石段のスタート地点ですので、コインロッカーから荷物を取り出してすぐに乗車できます。
また、観光情報コーナーにバスの時刻表が用意してあるので「石段街口」の発車時刻がすぐに分かります。
正直事前にバスの時刻を調べるのは大変でした。
そもそもバス停の位置がよく分からないし(歩いてどのくらいの距離かとかどっち側の車線なのかとか)、バスの種類も多いし、PDFで出てきてる時刻表がどれなのか混乱してきたり。
渋川駅発の在来線の時間を決めておけば、帰りのバスは観光しつつ時間を見て決めても良さそうです。
とはいえ、やはり本数はそれほどないので時間に余裕を持っていくが吉です。
また、「石段街口」発のバスは時間によって「伊香保温泉」「伊香保バスターミナル」から乗車できない(バス停スルー)ものもあります。
渋川駅に到着すると、駅を正面にして左側(駅のトイレとは逆側)に「渋川駅前プラザ」があります。又の名をしぶさん。
温泉街でもお買い物ができましたが、ここでお土産を追加購入しました。店内はそれほど広くないですが、お菓子からうどん、ジャム、お酒、オリーブオイルなどいろいろ揃っています。
防衛部のコラボグッズも購入できます。
ただどうしても欲しいものがある場合はここに辿り着く前に伊香保温泉でしっかり探しておいた方がいいです。
伊香保温泉、渋川市、楽しい旅をありがとうございました。
冬の旅行は予定を組んでいても頓挫することがあります。この日滅多に雪の降らない地元に数センチ積もり、東京駅に向かうまでにも少々予定がずれました。
これに関しては遠征も同じなわけで……どちらかというと、夜行バスなんかが遅れた場合旅行以上に死活問題になりますが。
ただ荷物が大きかったりお土産が増えたり行動が制限されやすいです。出発から帰宅まで丸々旅行です。
オタク1人でイベントに行くときはチケット・財布・スマホさえあればなんとかなるし前後にとんでもないやらかしが起きてもイベントにさえ参加できればオールオッケー。無事に終われば帰路はボロボロでも良いです。
以下は旅行のためのちょっとしたリストです。
◎持って行って助かったもの
・足に貼るカイロ(指先を包んだ)
・貼らないカイロ(を入れるポケットのある上着も)
・スウェットとTシャツ(浴衣だけだと館内で寒い)
・ふわふわ靴下(これも寒さ対策)
・ヘアミスト(大浴場に顔用のオールインワンはあります)
・耳当て(体質のせいですが必須でした)
・充電バッテリー(寒さでスマホが落ちます。残り40%とかでも落ちる時は落ちます。函館でもなりました)
⚪︎持って行っても使わなかったもの
・貼るカイロ
・エコバッグ
・手袋(スマホ片手に移動したので大体外してた)
●確実に必要だったのに無かったもの
・雪道用の靴(安全第一)
次は箱根か鬼怒川でのロケ聖地巡りが目標です。
また伊香保温泉とのコラボもあるといいですね。
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