東京ディズニーシーにも作りこみが残念なところがある件
先日こんな投稿をしているのに何でこんなことを書くんだという感じもしますが、接合部品を見ていたら微妙に気になってしまったので許してください。
作りこみが凄いのは間違いないが……
さて、ディズニーパークといえばご存じのように作りこみが素晴らしいことで有名です。
特に東京ディズニーシー(以下TDS)は、異国情緒あふれる雰囲気を演出していることもあり、海外の建物を実際に持ってきたかのような作りこみが目を引きます。
そしてその作りこみはかなり細かいところにも見られます(前回書いた接合部品とかね)。
しかし、良く見るとおかしい部分が実はあったりします。
何が残念なのか
本題です。
何が残念なのかというと「筋交い縛り」がおかしいのです。
What is 筋交い縛り ?
ほとんどの方はご存じないかもしれないのでご説明します。
筋交い縛りとは交差した2本の木材などを縛り合わせる際に用いる縛り方です。
ボーイスカウトの方が挙げてる動画を貼らせていただきました。
ちなみに私も昔ボーイスカウトで習いました(結構長いことやっていたので、そのうちこの話もします)。
筋交い縛り in TDS
筋交い縛りはTDSのテーマポートのうちロストリバーデルタとアラビアンコーストで見ることができます。
(他にもあるかもしれないのでご存じの方教えてください。)
ただ、別にTDSの筋交い縛りが全ておかしいと言っている訳ではありません。
例えばレイジングスピリッツのQラインの縛り方は本来の用途で正しい縛り方がなされています(まあ少し緩そうだなと思う箇所はありますが...…)。
それではおかしい筋交い縛りを見てみましょう。
例1:何故か3本
先述の通り、筋交い縛りは2本の木材に対して用いる縛り方なのですが、どういう訳か1本のロープで3本を縛っています。
これではすぐに緩んでしまい、固定をすることができません。
ただこれに関しては場所がロストリバーデルタなので、
持ってきたロープが足りなくなった。
柵を作るだけなので別に緩くても良い。
パコが適当に縛った。
みたいな物語があるのかな~とも思うので別にそこまで残念だとは思いません。
例2:もはや縛る気が無い
一見するとおかしなところは無さそうなのですが、明らかにおかしな点があります。
それは木材が交差していないということです。
木材が交差していないので筋交い縛りがそもそも成立しません。
これはもはや筋交い縛りのような何かなのです。
例3:クリスタルスカルの魔宮でも縛る気が無い
実はシンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジのQラインだけではなく、インディ・ジョーンズ®・アドベンチャー: クリスタルスカルの魔宮のQラインにもあります(写真がブレブレかつピンボケしているのはご容赦ください)。
写真奥の筋交い縛りは正しいのですが、手前の筋交い縛りはロープで縛っているとは言えないような恰好になっています。やはりパコが手抜きをしたのか……?
というかこれでは木材にロープを巻き付けているだけなのですが、なぜか木材が接合されているのです。
不思議ですね笑。
そもそも論
さて、ここまで筋交い縛りについて色々言ってきましたが、個人的には少し納得がいっていない部分がまだあります。
それは、直角に縛っているのに何で角縛りでは無いのかということです。
What is 角縛り
角縛りは2本の木材などを直角に縛る際に用いる結び方です。
先ほどの方々の動画に載っていたので再掲させていただきます。
TDSの筋交い縛りを見ていると大半が直角に縛っているので、直角に結ぶなら角縛りの方が適しているのでは?と思ってしまったわけです。
とはいえちゃんと強度が必要な部分には角縛りが使われているので角縛りを知らないということではないようです。
まぁ角縛り、そこそこ面倒なので筋交い縛りにしている説もあるかもです。
まとめ
今回の内容をまとめると
TDSには筋交い縛りで縛られた木材が存在する。
しかし一部の筋交い縛りがおかしなことになっている。
というかそもそも筋交い縛りである必要があるのか?
といったところです。
だいぶピンポイントに難癖をつけた形になりましたが、ちょっと気になってしまったので許してください笑。
でもこれらに全て理由付けすることが出来るんですよ。
「「「 たぶんパコのせい 」」」