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コロナ禍、そしてこれからの新しい挑戦のために ~共同代表インタビュー 後編~

「#深堀り!unicul」シリーズも今回でついに最終回!
・Uniculのメンバーがどのような想いで活動しているのか
・コロナ渦でどのように活動を進めていきたいと考えているのか
その想いを深掘りして、じっくりとお伝えしてきた「#深堀り!unicul」シリーズ。
これらのnoteを通じて、Uniculの活動やメンバーの想いをより深く知っていただき、一人でも多くの方に活動を応援していただくきっかけとなればと考えています。

第1弾では新理事の鈴木、第2弾では大学生メンバー齋藤の活動に込める思いを深堀りしてきました。
「#深堀り!unicul」の第3弾は後編も引き続き「共同代表インタビュー」

前編の記事では「社会を良くできそうな新しい事に挑戦する」という団体創設当時のビジョンから、進路選択に特化した活動をするきっかけとなった2人の進路に関するエピソードなどをお話ししました。

今回のnoteはUnicul共同代表の永野、丸谷と一緒に団体へのコロナの影響やこれからの活動、そして皆様からのご支援の大切さについてお話ししていきたいと思います。

全国津々浦々にUniculのキャリア教育プログラムを届けたい

ーーUniculにいるメンバーにとって自分ゴトだった「ハイスペック・ノービジョン」な生徒たちに向けたキャリア教育プログラム<Queque>は、当初都内の高校生に向けて実施されていましたが、そのあと未来人財育成塾で地方へと拡大していますよね。どのようなきっかけだったのですか?

丸谷:
きっかけは知人の紹介でした。会津若松市とプラチナ構想ネットワークが共催で2013年から実施していたのが「プラチナ未来人財育成塾@会津」でしたが、2015年に運営を担う大学生の団体を探していらして、それを知った私の知人が「Uniculで運営を担当できないか」と繋いで下さいました。これがきっかけですね。

特にはっきりした戦略があって、地方で活動を始めたというわけでもなく…
当時は学生団体だったので、行政から予算をつけて頂いて活動するチャンスが来るとは思ってもいなくて、「私たちで良ければ是非!」と引き受けさせていただきました。

ーー素敵なご縁だったんですね!
  そのあと他の地域でも活動をはじめていますよね。どうして他の場所でも活動を?

丸谷:
一つ目の理由は全国津々浦々にUniculのキャリア教育プログラムを届けたいという目標があることですね。
私たちの団体のビジョンは「誰もが、自分の人生に納得感とオーナーシップを持って、それぞれの未来を歩んでいける社会」。「誰もが」というビジョンを掲げている以上は、首都圏や会津若松だけでなく、もっとたくさんの地域の、一人でも多くの中高生にこのプログラムを届けることが不可欠だと考えていました。
ただ、当時はまだ地域でプロジェクトを行っていくための知見も全くない状況でした。そのために、まずはいろいろな地域の取組を学びたいと思い、たまたま新聞で「伊那市キャリアフェス」という長野県の伊那市で行われていたキャリア教育のイベント記事を見かけて、自分たちからアポを取って運営されている方々に会いに行きました。
そうしていろいろな人にお会いする中で、2018年初めに箕輪町でぜひプロジェクトを開催したいというお話を頂き、それが今の「伊那谷サマースクール」に繋がっています。

※ちなみに、伊那谷サマースクールのきっかけとなった「伊那市キャリアフェス」には、2019年にメンバーの上山が登壇させていただく機会をいただきました。中学生に向けたスピーチをnoteに掲載しているので、是非ご覧ください。

加えて、収入源が単一の事業に依存している状況を変えたかったというのも理由です。
行政の事業は、次の年に予算がなくなってしまったり、事業が終了になってしまう可能性も大いにあります。これは持続的な団体運営を考えると理想的な状態とは言えません。
こういった背景から、複数の収入源となる事業をつくり、持続的に団体を運営していける状況にしたいと考えたこと、これが他の地域での活動を始めた二つ目の理由ですね。

皆様からのご支援は新しい挑戦にこそ使いたい

ーーなるほど、やはり収入の不安定さは団体の目標達成や存続にとって大きな不安要素ですね。事業を行う箇所が増えたことで、改善されたのでしょうか?

永野:
実はそういうわけでもなくてですね…
おかげさまで、事業は3つに増えたのですが、次年度に継続されるか分からないという持続性の問題は解決できていません。
実際、今年はコロナの影響で3つある事業のうち2つが中止になってしまい、文字通り収入も三分の一になっています。
Uniculの目標は全国でプログラムを実施し、全国の中高生に「未来を描き、切り拓くチカラ」を届けること。これを考えると、団体として活動を持続的に続けていくための収入源が必要になってきます。

ーー事業をする先が増えたからといって資金の問題が解決するわけではないんですね。
  現在、Uniculではこうした危機感からマンスリーサポーター制度を用意していますが、コロナ禍で役立ったりしたんでしょうか?

永野:
はい、コロナで活動制限されてから大変役に立ちました!
例えば、Uniculのプログラムはコロナ以前は完全に対面のみで実施していて、オンラインでの開催については準備がありませんでした。
なので、まずはツールを準備して環境を整えて、というところからはじめなくてはならなくて…
マンスリーサポーターの皆様からの寄付があったおかげで、Zoomライセンスやオンラインツールのライセンスの購入などの準備にかかる費用なども賄うことができました。
「寄付」という、私たちの活動に賛同して預けて頂いたお金だからこそ、オンラインでのプログラム開催というUniculの新しい挑戦に使わせて頂くことができるのです。

実際に、5月にはオンラインで福岡県の中学校・高校に進路の授業を届けたり、7月からはオンラインで埼玉県の大宮国際中等教育学校で新たなキャリア教育を創るプロジェクトを行ったりしています。他にも、複数の地域での企画の準備が進んでいるところです。

皆様からのご支援はこうした「新しい挑戦」にこそ使わせていただきたいというのが私たちの考えです。新たな学校や地域に展開していく際には、最初は自分たちで費用を負担し、どのように持続的に実施していくか一から考えていくことになります。
Uniculの目標は全国津々浦々でのプロジェクト実施を達成すること。
なので、新しい場所に飛び込んでいくこととそれを支える資金は目標達成のために必要不可欠です。
Uniculの理念や活動に賛同して頂けている方には、私たちの活動に参加していただくのはもちろん、寄付という形で私たちにそのお気持ちを預けて頂ければ有難いと思っています。

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ここまで読んでいただきありがとうございました!

今回は共同代表の永野と丸谷の2名から、Unicul Laboratoryとコロナの影響、そしてコロナ禍でも「新しい挑戦」を続けられる原資となった皆様からのご支援について話していただきました。

3回シリーズでお届けした「#深堀りunicul」ですが、少しでもUniculのことを深く知っていただくきっかけになればと思います。
これからもUnicul Laboratoryをよろしくお願い致します!

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