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フリースクール運営の財政事情

ここ1、2年
フリースクールやオルタナティブスクールなど
小さな居場所やさまざまな学び場が生まれている

たまに「自分も立ち上げたいので話を聞かせてください」と訪問されるかたがいらっしゃいます

男性のかたからよく聞かれます

「お金ってどうしてますか?」

「生活できますか?」

今日はそんなお金の話。



お金のことはみんな気になる?!


フリースクール・オルタナティブスクール・居場所といったものを始めようと思ったとき、財源のことは気にかかると思う。

会費(家庭からの受講料的なもの)を高く設定してスタッフにしっかり手当てを出せるようにするか、スタッフへの手当ては後回しにしたり助成金獲得に注力したりして会費は安くしているか、そんなところが多い印象。

一度、男性のフリースクール開設希望者のかたが「稼げますか?」と単刀直入に聞いてきたことがあった。

その質問をする時点で、学校があわない子どもたちのための場をビジネスチャンスとして捉えているのなら、本気でやめてほしいと心の中では思ったけれど、その方にとっては自分の生き方・働き方を模索しているという意味だったのだろうな。


居場所運営で生活できますか?


先の「稼げますか?」的な問いの答えは

「いえ!」と即答。

実際の答えでもあるし

最初からそんなことを考えてやってほしくないという気持ちもあいまって即答してしまうことになった。


実際に、自団体の運営でいただくお金は、私の場合、数万円。

他に、いくつかちょこちょこ仕事をしている。


ひとりの人間が最低限の生活をするお金には程遠い。


団体としてのの現状


先日、運営スタッフとお金のことについて、mtgをした。


団体としての収入源は、

・家庭に負担してもらっている会費(来ただけ方式・現在蔵の部)

・助成金

・寄付

・委託料

運営1年目は、会費と少しの寄付のみ。

2年目から助成金と寄付もいただけるようになり、3年目に委託を受けることができている。

この文言だけ見ると、うまく言ってるようにみえるけれども、次年度の運営はどうすればいいかは、毎年、どこから財源を持ってくればいいのか、頭を悩ませっぱなしで、絶賛そういったブレインさんを募集中(シリウスの理念に賛同してくれるひと)。


フリースクール運営だけではお金は回らない


・・・と、とある会で聞いた。


だから、

みんなフリースクールだけでなく

・学童

・塾

・放課後デイサービス

などの事業にも手を出すそう(言い方よくないですね^^;)


学童も放デイも補助金か何か財政措置があるんでしたっけね。

塾は教育ビジネスとしてお金を出す家庭がいるから成り立ちますものね。


それを聞いたとき、自分自身がそのような形で事業をあわせて運営したいかというと、そうじゃないんだよな〜という答えにしか、今はならない。


スクール運営は代表ひとりでやるわけではないので、有償スタッフに手当てを出すことになる。

その「人」にかかる費用は大きい。

その他「もの」「こと」である

家賃・水道光熱費・教材費・保険料・消耗品・・・

などなど、お金はかかるものだ。



はてさて、どうしたものか。

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ゆうこ、自由に生きる
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