道草を食って帰ろうVol.010【クサイあいつに夢中】
とうとうドクダミの季節がやってきましたね。
十薬と呼ばれているくらい効能がたくさんある薬草だと昔から言われています。
身近な利用方法はドクダミ茶として飲んだり、お風呂に入れて入浴剤にするなどでしょう。
からだの汚れを排出してくれるのでお肌がつるつるになったり髪の毛がつやつやになったりとイイことづくし。
しつこい水虫や皮膚疾患、アトピーにもオススメできる薬草の中の女王様です。
生理不順や生理痛などの婦人科トラブルには特にドクダミは作用するとされていますのでお困りの女子はドクダミ生活をはじめてみませんか??
さて、そんなドクダミですが良い事ばかりではありませんよね。
そう、あの匂いです。独特の芳香で一度嗅いだら絶対に忘れないタイプの匂いです。
乾燥させると匂いは気にならないのですが生葉の香りは強烈に鼻腔にアタックしてきます。やけどとか虫さされには生汁がめっちゃオススメなんですけれども普段使いには乾燥葉を使いましょう♪
まぁ雑草グルメの上級者の方は生葉を天麩羅にして食すらしいですが…
え?僕ですか?そりゃ食べましたよ、もちろん。
ドクダミ特有の爽やかな香りがサクッとした衣を噛んだ後に口の中に広がり何とも言えないすがすがしさが味わえる、との事でしたが…まぁ、気になる方は一度試してみてください。
僕は多分2回目は無いと思います(笑)
最後に、ドクダミのチンキの作り方をご紹介。
ドクダミの白くて可愛い花が綺麗に咲きそろった頃に花の部分だけを採集して綺麗に消毒した瓶に詰めてホワイトリカーで浸します。
花じゃなく生葉でもいけます。
冷暗所で2週間以上放置すればいい感じにエキスが出てきます。虫刺されの薬や皮膚炎の薬に使ってみたりオイルやグリセリンと混ぜて化粧水として使うこともできます。お肌が弱い方はパッチテストで試してから使ってみてください。あまりにも濃すぎると肌が負ける事もありますので~
文章: パン長=柏原 修(日本仏教徒協会会友・パンダ整体院院長)