慶応義塾大学|清原楓子さん|可能性を信じて、果敢に挑戦。
univisit高校生広報部の池田です!
第三回目である今回は、慶應義塾大学法学部法律学科2年生の清原楓子さんにインタビューを行いました。
では、軽く自己紹介をお願いします。
清原楓子です。小学校から高校まで福岡の女子校に通っていました。進学を考えるうちに都会に出ることのメリットに気が付き、検察官になりたいという自分の夢と照らし合わせて、慶應義塾大学に入学しました。現在は都会で一人暮らしをしています。
大学について
では、慶應義塾大学入学を決めた経緯について教えて下さい。
私はもともと地元が大好きだったので、福岡に残るつもりでいました。しかし、良質な情報が地方よりも都会に流れていることや、大学時代に一人暮らしをすることに意味があると考えたことから、都会への進学を考えるようになりました。その上で、都会の大学の中でも慶應義塾大学の司法試験合格率が非常に高かったことを受けて入学を決意しました。
検察官になりたいと思ったきっかけはなんですか?
私の通っていた雙葉(ふたば)学園では、小さい頃からピアノやバイオリンを習っている人が大勢いました。私もその例に漏れずピアノを習っており、大きくなったらピアニストになりたいと考えていました。しかし、小2の頃に「自分より上手い人が自分の周囲だけでもこんなにいるのに、ましてや世界で活躍できるようなピアニストになるのは私には無理かも」と達観し、ピアニストの夢は諦めました。その後、自分の進路について父に相談したところ、父自身が法学部に通っていたため、法曹の道に進むのはどうかと勧められました。
法曹について調べると、世間は弁護士の方が被害者を守る正義の存在と捉えていました。それに対し、私は被害者や困っている人を救う検察官の方がかっこよくヒーローらしいと幼心ながらに感じました。そうして持った検察官への憧れが小2から高3まで一度も変わることなく今に至り、現在法学部にて勉強をしています。
その法学部ではどのようなことを学んでいますか?
法学部には法律学科と政治学科の2つがあり、私は前者の方に通っています。法律学科は政治をとことん専門的に学ぶのに対し、政治学科は政治を中心に他分野との連携も併せて学びます。一年時でも二年時でも必修で憲法や民法を習うので、かなり深いところまで踏み込んで学習することができます。
バイトの経験はありますか?
現在も継続して、ゴンチャというタピオカドリンクのお店で働いています。私はバイト先を選ぶとき、働くことが楽しい場所を選ぼうと考えていました。ゴンチャをバイト先に選んだのは、前述の理由に加えて、大学の先輩に気軽に話を聞けるからでもあります。
サークルには所属していますか?
今は所属していませんが、2年生からスカッシュという、壁で跳ね返るボールを打ち返すタイプの球技をしています。高校生の皆さんは聞いたことがない方も多いと思いますが、大学ではこういった一般的に名前をあまり聞かない、マイナーなスポーツをやっている人が意外と多いです。
一人暮らしをされているとのことでしたが、日常生活についてお話を聞かせてください。
一人暮らしは自分以外に家事などをやってくれる人が誰もいないので、洗濯物を溜め込んだりコンビニご飯で毎食済ませたりなど、生活の質をどこまでも落とすことができます。しかし、結局の所だらけた生活は自分の体にも悪影響を与えてしまいます。そうならないためにも、一人暮らしの家事は「義務」としてではなく「自分の意志」でやっているということを意識しましょう。例えば、「洗濯物は溜まる前に意識して回そう」、「時間を有効的に使うために朝に掃除をしてしまおう」といった具合です。自分で色々やってしまおう、という気持ちで家事をこなしていくと、いつの間にか自分の意志で家事をこなしていくことが当たり前になっていきます。その当たり前の感覚を楽しさに昇華できれば、少しの努力で自分の生活を少しずつ良くできます。
高校生に向けて
受験勉強の時期のことについてもお聞かせください。
私は指定校推薦で慶應義塾大学に受かったので、あまりガッツリと受験勉強をしていたわけではありませんでした。もともと私はAO入試を受けようと思っていたので、三年生になった時、先生に慶應義塾大学の指定校推薦を勧められてから準備をはじめました。そして、ばたばたと受験をしてそのまま受かってしまいました。「AO入試で受かる人は一般でも受かる」という言葉通り、受験のために努力をした人は目で見える成績以外が評価されるような場でも十分に戦うことができます。どの受験形態で受験をする人も、自分が目指す一段階上を目指して勉強をすることでその後の人生においてもきっと役に立ちます。
最後に大学生として高校生の皆さんに伝えたいことはありますか?
高校生は可能性が無限大です。大学生は授業に出席しなくとも課題を出さなくとも誰も手助けしてくれません。上がる人は本当にどこまでも上がりますし、落ちる人はとことん落ちていきます。
しかし、高校はいい意味で閉鎖的であり、周りの大人のおかげで失敗しにくい環境が形成されています。果敢に挑戦しても誰かが助けてくれますし、たとえ失敗しても原動力に変えられます。高校生に時間を割いてやったことは自分の将来の選択肢を広げたり、自身の知識や知見を増やすのに役立ちます。自分の興味関心を見出すためにも、あらゆることに果敢に挑戦していきましょう!
こんな大学生に話を聞いてみたい!
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この記事を書いた人
UniVisit広報部 池田翔良(IKEDA TORA)
秋田県立能代高等学校3年
秋田県立能代高等学校に通っている高校3年生で、吹奏楽部に所属しています。日本語の意味や語彙に非常に興味があり、大学も日本語学が学べるところを選びたいと考えています。
univisitのイベント参加をきっかけに、「人との対話は楽しいことだ」と改めて考えさせられました。イベントの直後にちょうどunivisit側から運営メンバーの募集があったことが重なり、話す言葉と書く言葉を同時に使うインタビューをしてみたいと言う理由でunivisitの運営部を志願して、今に至ります。