筑波大学|若月采玖也さんインタビュー|文系から理系へ進学。文理選択に悩む高校生に伝えたいこと
univisit高校生広報部の池田です!
記念すべき第一回! 今回は、筑波大学二年生生物学類の若月采玖也さんにインタビューを行いました。
若月さんのプロフィール
若月さんからの一言
僕は現在筑波大学の総合学域群という学群に所属しており、この総合学域群は入試時の文理を問わずどこの分野にでも進むことのできる特殊な学群です。僕のように文系から理系の学部に行きたい、もしくは理系から文系の学部に行きたいという人がいれば力になれると思います!
まず、軽く自己紹介をお願いします。
若月采玖也です。中学受験を行って市川中学校、市川高校と進みました。その後、大学に進学することを決めて、千葉大などと迷いながらも、最終的に筑波大学に総合学域群の枠で合格しました。
どのような活動をしてきたかについて教えて下さい。
中学では水泳部、高校では生物部に入っていました。特に生物部では昆虫の標本を作ったり、記録をつけたりなど面白い活動ができました。しかし、部活動以外での課外活動は特にしてきませんでした。先日univisitで開催された高校生と大学生の交流イベントに参加したのが初めての課外活動です。今後、自分の忙しさと相談しながらもっと様々な課外活動ができたらなと考えています。
バイトの経験はありますか?
特にありませんが、ちょうど今日(インタビュー実施日)、葛西臨海公園の観覧車スタッフのバイトの面接に行ってきました。
大学生活の話
現在、大学ではどんな勉強をしていますか?
二年生になって生物学類へ進んだため、微生物学や系統学など生物に関する様々な勉強をしています。もともと生物に興味があったこともあり楽しく勉強しています。
一年時に総合学域群で筑波大学に合格したとおっしゃっていましたが、印象に残っている講義はありますか?
生物学の講義はもちろんなんですけれど、社会工学類で開講されていた科目も面白かったです。「会計と経営」や「経済学の数理」など経済学系の授業に興味を持って聞いていました。
サークルには所属していますか?
現在は弓道同好会に所属しています。筑波大学の部活は実績を伴うものが多いですが、その分きついです。バスケットボールや剣道などがその一例です。私は以前アーチェリー部に所属していたのですが、そこも例に漏れずきつい部活だったため、少し前にやめてしまいました。筑波大学は体育専門学類もあるのでそれが運動部の厳しさと実績に影響しているのかもしれません。そう考えると、文武両道を体現できている大学とも言えそうですね。
大学での日常生活で高校生に何かアドバイスするとしたら何を言いますか?
「課題を溜めないで」と伝えたいですね。大学では課題がオンラインでよく出されます。というよりも、逆に言えば、たとえ対面授業でも紙媒体で課題が渡ることが非常に少ないです。ですので、目に見えないからと言って課題を溜め込んでしまうのは厳禁です。少しづつ確実に終わらせるようにしましょう。
また、オンラインの提出物が増えるのに併せて、高校のうちから電子媒体やタイピングに慣れておくことも大切です。慣れておくと単純に能率が上がるので便利です。ただ、私は大学に来て課題をこなしていくうちにタイピングができるようになっていたので、そこまで気負うこともないかもしれません。
大学に入る前のこと
受験勉強ではどんなことをしていましたか?
苦手科目を中心にたくさん勉強していました。勉強をする際には勉強時間を可視化するアプリを使っていました。そうすることで、後で見直した際に「自分、勉強時間足りてないな」と自覚し、モチベーションを上げることににつなげることができました。
もともと文系だったというお話でしたが、理系に進むのに躊躇はありませんでしたか?
そこまでためらいはありませんでした。生物が好きだったのもありますが、環境が整っていたのも大きな理由です。一年時に、高校生物の復習をしたり、大学で習う内容の基礎を大づかみできたりなど、内容を理解するための講義が開かれていました。また、生物では数学を多用しませんでした。それらのおかげで二年生になって生物学類に進んでからも特に苦労することがありませんでした。
最後に、この記事を見ている高校生へメッセージをお願いします。
自分が本当に進みたい方向を見据えて、文理選択をしてください。
私自身も将来などを考えてたいへん悩んだので、特に高校一年生の皆さんは、「数学が嫌いだから」といった消極的な理由ではなく、「工学を学びたい」といった積極性を持った理由で文理を選んでほしいです。
この記事を書いた人
UniVisit広報部
池田翔良(IKEDA TORA)
秋田県立能代高等学校3年
秋田県立能代高等学校に通っている高校3年生で、吹奏楽部に所属しています。日本語の意味や語彙に非常に興味があり、大学も日本語学が学べるところを選びたいと考えています。
univisitのイベント参加をきっかけに、「人との対話は楽しいことだ」と改めて考えさせられました。イベントの直後にちょうどunivisit側から運営メンバーの募集があったことが重なり、話す言葉と書く言葉を同時に使うインタビューをしてみたいと言う理由でunivisitの運営部を志願して、今に至ります。